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番外編
秘湯にまつわるエトセトラ 3
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レジナスさんに腰の両側を支えられてお湯からざぁっと引き上げられるとそのまま板張りの浴槽の床に私はころりと横たえられた。
ここは露天風呂なので程よくひんやりとした山の外気に全身がさらされると、それが上気した体に心地良い。
あの、あまりにも薄くて着ているんだか着ていないんだかよく分からない湯浴み着はいつの間にかとうの昔に脱がされている。
そんな真っ裸で寝そべっているところをレジナスさんに見つめられるのが恥ずかしくて、両腕で自分の体を隠した。
だけどそんな私をなおも見つめながらレジナスさんは、そっと頭を撫でて
「なるべく痛くないようにするが力を抜いてくれ」
と耳元で囁いた。いつもの落ち着いた低音の声が甘さと熱を帯びていて、それだけで自分の体がぞくりと震える。
ついさっきまでも、これ以上はないってくらい優しく丁寧に触れてくれていた。
あのふしくれだったゴツゴツとした太い指で身体の内側を優しくまさぐられると、それが逆に身悶えそうなほどもどかしい刺激になっていたので一度それから解放されたのは良かったけど・・・。
だけど私の髪を撫でながら口付けているレジナスさんの、あの大きなモノの先端は私の下半身にまだゆっくりと擦り付けられている。
あの指の刺激で自分でも恥ずかしくなるくらいに濡れたそこは、あまりにも濡れすぎていて中へ入ろうとするレジナスさんのモノがぬるん、と滑り侵入を許さない。
だから自分のモノに手を添えながらレジナスさんはピタリとその切先が逸れないように私の中心へとくっつけた。
そのままゆっくりと腰を進められれば、ぷちゅぷちゅ、くぷ、と湿った音と共に自分の下半身に重くて圧のある刺激を感じる。
痛くはないけどゆっくりと進められることで背中を這い上がるぞくぞくした刺激が増す。
自分の中を割り開かれて入ってくるその感覚が少し苦しいけど気持ちいい。
だけどやっぱりレジナスさんのモノは大きくて、多分まだそんなに先に進んでいないはずなのにお腹を圧迫される苦しさに思わず声が漏れてしまった。
苦しさとなんとも言えない気持ち良さを耐えるために、さっきまで身体を隠していた自分の両手はいつの間にか身体の脇においていて、背中の下に敷いていたタオルを掴んでいる。
するとそれを見たレジナスさんが、タオルごと床板にも爪を立てそうな私の手を取ると、その手を自分の背中に回させた。
大丈夫か、と気遣い手を痛めるから爪を立ててもいいので床ではなく自分の背中を掴めと言う。
ほんとに、こんな時まで人を気遣ってくれるなんて。
その目を見れば、今までに見たことのないぎらぎらとした欲情の色が見て取れる。
いつもの優しい目の色に浮かぶ、まるで知らない男の人みたいな私の知らないレジナスさんの野生的で男性的な一面だ。
それなのにそんな欲望の色とはまるで真逆の気遣いが嬉しくて愛しくなり、自然と微笑みが浮かんで頷いた。
大丈夫、ちょっと苦しいけど私にはあのありがた迷惑なイリューディアさんの謎の加護の力がある。
だからこのまま進めてもらっても痛くはないはずだ。そう思って
「ん・・・大丈夫です、続けて欲しいです・・・もっと・・・」
そう言ったらレジナスさんの顔がさっと赤く染まった。
「この状況でねだるのは頼むからやめてくれ」
奥歯を噛み締めてぐっと何かに耐えながら唸るようにそう言ったレジナスさんだったけど、私の言葉通りそのまま更にぐっと腰を進めた。
ぐちゅっ、とさっきよりも一際大きく湿った音がして私のお腹の中に熱くて太いモノがグッと入ってくる。
「ふぁっ・・・!」
自分で大丈夫って言ったのにお腹の中を擦り上げてくるその刺激が気持ち良くて、思わず声が上がった。
私の中の全部を擦り上げ、みちみちと中いっぱいを満たしているそれを全身で感じると、それだけでちょっとイッてしまう。
すると私のその声を苦しさのあまり上げたものだと勘違いしたレジナスさんが、一度抜いた方がいいのかと慌てて少し腰を引いた。
さっきまでのゆっくりと侵入してくる動きとは真逆の、突然の性急な腰の引きでレジナスさんのモノに私の中を逆撫でされ、そのカリの部分に自分の中を引っ張られるようなあまりの刺激の強さに瞑った目の奥に星が飛んだ。
「あっ・・・やっ・・・!」
そのままぷしゃ、と潮を吹いてレジナスさんの背中を掴みながらひくひく身体を震わせる私に、やっとレジナスさんも気付いたらしい。
「・・・気持ち良かったのか?」
ホントのことだけど、恥ずかしいからあんまりそういうことは言わないで欲しい。
ていうか、急に動き方を変えたりするから。
うう、と恨めしげに涙を滲ませて見つめながらコクリと頷けば
「可愛すぎるだろう」
と、やっぱり何かを耐えるように苦しげな表情をしたレジナスさんにぎゅっと抱きしめられた。
「ユーリには悪いが余裕がなくなりそうだ」
そんなことも呟かれたと思ったら、僅かに引かれたまま止まっていた腰をぐっと動かされた。
力強く大きな動きで突然グッと深く腰を突き入れられてまた私の中がレジナスさんのモノでいっぱいになる。
さっきよりももっと深く、奥へと入ってきている。そう感じた時、私の腰を抱えていたレジナスさんが僅かに自分の腰を浮かせて私のおへそ側・・・お腹の上の方に自分のモノを押し当てるように突き上げた。
あっ、そこは。ついさっきまでレジナスさんの指でこれでもかと押し上げられ擦られて刺激されていた場所だ。
そこを突かれた。
「きゃ・・・‼︎」
挿入されて感じるのとはまた違う別の気持ち良さを感じてまた声が出る。
しかもその部分をぐんと突き上げたレジナスさんのモノはそこをぬるりと撫で上げその滑りのまま私の最奥まで一気に達してしまった。
「あぅ・・・っ」
ごつん、と行き止まりを叩きつけるような気持ち良すぎる強い刺激にお腹の中も、背中にもビリビリと電気が走る。
だけどレジナスさんはそうするつもりではなかったらしく、
「すまないユーリ、あまりにもナカの滑りが良過ぎて」
とか何とか慌てて謝られた。いやだから、私の中の滑りがどうとかそういう恥ずかしいこと、教えてくれなくてもいいから・・・!
天然?こんな時まで天然で言葉責めなの?
恥ずかしいと思いながらも、奥の行き止まりにぴったりとくっ付いたままのレジナスさんの先端に感じ入って、私の中はきゅうきゅうとそれを締め付けている。
でも一番奥まで届いたってことは、これであのレジナスさんの大きなモノを全て受け入れられたってことだろうか。すごい。
思わず無意識で自分のお腹に手を当てて、そこをそっと撫でてしまった。
まあやっぱりちょっと苦しいし、ずっしりした重さ?圧迫感みたいなものは感じるけど痛くはない。さすがイリューディアさんの加護。
「ん・・・。私のお腹の中、レジナスさんでいっぱいみたいです・・・」
全部入ったんですか?ついそんな事まで聞いてしまった。あまりの刺激と気持ち良さに頭がバカになってしまったみたいだ。
するとレジナスさんが
「いや・・・全部じゃない」
恐ろしいことを言った。
「ふぇ・・・?」
え?今なんて言った?撫でていた自分の下腹部に落としていた視線を上げてレジナスさんを見上げれば、耳まで赤く染めて
「あともう少しある。その、動いても大丈夫か?」
気遣うようにそう言われた。だけど気遣うようなその言葉とは裏腹に、私の中に収まっているレジナスさんのモノは更にぐんと質量を増した。
そして大きくなったせいで私の最奥に口付けるように当てられているその先端が更に強く押し当てられてぞくぞくする。
「・・・え?うそ、まだ大きくなった・・・?」
呆然として呟いたら、レジナスさんにお腹に当てていた手を取られた。
「そんな風に俺を煽り立てるような仕草や言葉はやめてくれ。刺激が強過ぎる」
「そっ、そんなつもりは・・・!」
あれ?私も天然の言葉責めでもしてた?そう思っていたら、取られた手の内側・・・手首をまるで獣のようにべろりと舐め上げられ、そこへ吸い付くように口付けられて赤い跡を付けられた。
「ふわっ・・・」
ただ手首を舐められただけなのに内腿が痺れる。そのままレジナスさんのモノをきゅうと締め付けてしまったらしく、
「きついな」
レジナスさんは僅かに眉を顰めたけど、そのまま手首から上にも口付け、手のひらや指の間も舐め上げた。
肉厚の温かい舌が手を這うように舐める刺激にその度にひくひくと身体が震えてレジナスさん自身を締め上げる。
「あっ、や・・・それ、んぅっ⁉︎」
手を舐められているうちに快楽が降り積もり、きゅうっと一際強くレジナスさん自身を締め付けるとすぐに身体が強く痺れるように震えた。
信じられないことに、私の中にあるレジナスさん自身は動いてないのに、手首や手を舐められているだけでイッてしまった。
「あ・・・うそ?」
いくら刺激に弱いからってここまでとは。
呆然としていたら、
「まさか手への刺激だけでイッたのか?可愛すぎるだろう」
まだ私の指先に口付けたりしていたレジナスさんにそう言われた。
さっきからずっとかわいいかわいいと言ってくれるのは、普段そんな事を面と向かってなかなか言わないレジナスさんだから嬉しいけど。
だけどかわいいと思っているそれが私のこの無駄に敏感な反応なのはちょっと・・・。
と思っていたら、指の股を舐められてまた背中がゾクゾクした。
「ふぁっ・・・んぅ・・・」
キュッと私の下腹部の繋がっている入り口部分が収縮してまたレジナスさんのモノを締め上げた。
「指や手への愛撫だけでこれだけ感じるなら、動いたらどうなるんだ?」
私の手首に口付けながら流し目で見つめられそう聞かれた。
それは純粋な好奇心?それとも意地悪をしようとしている?
どちらにしても、私の中いっぱいのこの大きなモノで今動かれたら大変なことになるのは明白だ。しかも全部収まりきっていないって言っていた。
「や、あの・・・」
なんて返せばいいのか分からない。この大きなモノで私の中を動かされ擦り上げられて、奥へと押し当てられる。
それを想像したら少し怖いと思う反面どれだけ気持ち良いのだろうかとも考えてしまい、またきゅうとレジナスさんを締め付けた。
レジナスさんはそんな私の反応に
「期待に応えられればいいんだが」
と獲物を目の前にした猛獣のように凄みのある色気を放ってうっそりと微笑んだ。
ここは露天風呂なので程よくひんやりとした山の外気に全身がさらされると、それが上気した体に心地良い。
あの、あまりにも薄くて着ているんだか着ていないんだかよく分からない湯浴み着はいつの間にかとうの昔に脱がされている。
そんな真っ裸で寝そべっているところをレジナスさんに見つめられるのが恥ずかしくて、両腕で自分の体を隠した。
だけどそんな私をなおも見つめながらレジナスさんは、そっと頭を撫でて
「なるべく痛くないようにするが力を抜いてくれ」
と耳元で囁いた。いつもの落ち着いた低音の声が甘さと熱を帯びていて、それだけで自分の体がぞくりと震える。
ついさっきまでも、これ以上はないってくらい優しく丁寧に触れてくれていた。
あのふしくれだったゴツゴツとした太い指で身体の内側を優しくまさぐられると、それが逆に身悶えそうなほどもどかしい刺激になっていたので一度それから解放されたのは良かったけど・・・。
だけど私の髪を撫でながら口付けているレジナスさんの、あの大きなモノの先端は私の下半身にまだゆっくりと擦り付けられている。
あの指の刺激で自分でも恥ずかしくなるくらいに濡れたそこは、あまりにも濡れすぎていて中へ入ろうとするレジナスさんのモノがぬるん、と滑り侵入を許さない。
だから自分のモノに手を添えながらレジナスさんはピタリとその切先が逸れないように私の中心へとくっつけた。
そのままゆっくりと腰を進められれば、ぷちゅぷちゅ、くぷ、と湿った音と共に自分の下半身に重くて圧のある刺激を感じる。
痛くはないけどゆっくりと進められることで背中を這い上がるぞくぞくした刺激が増す。
自分の中を割り開かれて入ってくるその感覚が少し苦しいけど気持ちいい。
だけどやっぱりレジナスさんのモノは大きくて、多分まだそんなに先に進んでいないはずなのにお腹を圧迫される苦しさに思わず声が漏れてしまった。
苦しさとなんとも言えない気持ち良さを耐えるために、さっきまで身体を隠していた自分の両手はいつの間にか身体の脇においていて、背中の下に敷いていたタオルを掴んでいる。
するとそれを見たレジナスさんが、タオルごと床板にも爪を立てそうな私の手を取ると、その手を自分の背中に回させた。
大丈夫か、と気遣い手を痛めるから爪を立ててもいいので床ではなく自分の背中を掴めと言う。
ほんとに、こんな時まで人を気遣ってくれるなんて。
その目を見れば、今までに見たことのないぎらぎらとした欲情の色が見て取れる。
いつもの優しい目の色に浮かぶ、まるで知らない男の人みたいな私の知らないレジナスさんの野生的で男性的な一面だ。
それなのにそんな欲望の色とはまるで真逆の気遣いが嬉しくて愛しくなり、自然と微笑みが浮かんで頷いた。
大丈夫、ちょっと苦しいけど私にはあのありがた迷惑なイリューディアさんの謎の加護の力がある。
だからこのまま進めてもらっても痛くはないはずだ。そう思って
「ん・・・大丈夫です、続けて欲しいです・・・もっと・・・」
そう言ったらレジナスさんの顔がさっと赤く染まった。
「この状況でねだるのは頼むからやめてくれ」
奥歯を噛み締めてぐっと何かに耐えながら唸るようにそう言ったレジナスさんだったけど、私の言葉通りそのまま更にぐっと腰を進めた。
ぐちゅっ、とさっきよりも一際大きく湿った音がして私のお腹の中に熱くて太いモノがグッと入ってくる。
「ふぁっ・・・!」
自分で大丈夫って言ったのにお腹の中を擦り上げてくるその刺激が気持ち良くて、思わず声が上がった。
私の中の全部を擦り上げ、みちみちと中いっぱいを満たしているそれを全身で感じると、それだけでちょっとイッてしまう。
すると私のその声を苦しさのあまり上げたものだと勘違いしたレジナスさんが、一度抜いた方がいいのかと慌てて少し腰を引いた。
さっきまでのゆっくりと侵入してくる動きとは真逆の、突然の性急な腰の引きでレジナスさんのモノに私の中を逆撫でされ、そのカリの部分に自分の中を引っ張られるようなあまりの刺激の強さに瞑った目の奥に星が飛んだ。
「あっ・・・やっ・・・!」
そのままぷしゃ、と潮を吹いてレジナスさんの背中を掴みながらひくひく身体を震わせる私に、やっとレジナスさんも気付いたらしい。
「・・・気持ち良かったのか?」
ホントのことだけど、恥ずかしいからあんまりそういうことは言わないで欲しい。
ていうか、急に動き方を変えたりするから。
うう、と恨めしげに涙を滲ませて見つめながらコクリと頷けば
「可愛すぎるだろう」
と、やっぱり何かを耐えるように苦しげな表情をしたレジナスさんにぎゅっと抱きしめられた。
「ユーリには悪いが余裕がなくなりそうだ」
そんなことも呟かれたと思ったら、僅かに引かれたまま止まっていた腰をぐっと動かされた。
力強く大きな動きで突然グッと深く腰を突き入れられてまた私の中がレジナスさんのモノでいっぱいになる。
さっきよりももっと深く、奥へと入ってきている。そう感じた時、私の腰を抱えていたレジナスさんが僅かに自分の腰を浮かせて私のおへそ側・・・お腹の上の方に自分のモノを押し当てるように突き上げた。
あっ、そこは。ついさっきまでレジナスさんの指でこれでもかと押し上げられ擦られて刺激されていた場所だ。
そこを突かれた。
「きゃ・・・‼︎」
挿入されて感じるのとはまた違う別の気持ち良さを感じてまた声が出る。
しかもその部分をぐんと突き上げたレジナスさんのモノはそこをぬるりと撫で上げその滑りのまま私の最奥まで一気に達してしまった。
「あぅ・・・っ」
ごつん、と行き止まりを叩きつけるような気持ち良すぎる強い刺激にお腹の中も、背中にもビリビリと電気が走る。
だけどレジナスさんはそうするつもりではなかったらしく、
「すまないユーリ、あまりにもナカの滑りが良過ぎて」
とか何とか慌てて謝られた。いやだから、私の中の滑りがどうとかそういう恥ずかしいこと、教えてくれなくてもいいから・・・!
天然?こんな時まで天然で言葉責めなの?
恥ずかしいと思いながらも、奥の行き止まりにぴったりとくっ付いたままのレジナスさんの先端に感じ入って、私の中はきゅうきゅうとそれを締め付けている。
でも一番奥まで届いたってことは、これであのレジナスさんの大きなモノを全て受け入れられたってことだろうか。すごい。
思わず無意識で自分のお腹に手を当てて、そこをそっと撫でてしまった。
まあやっぱりちょっと苦しいし、ずっしりした重さ?圧迫感みたいなものは感じるけど痛くはない。さすがイリューディアさんの加護。
「ん・・・。私のお腹の中、レジナスさんでいっぱいみたいです・・・」
全部入ったんですか?ついそんな事まで聞いてしまった。あまりの刺激と気持ち良さに頭がバカになってしまったみたいだ。
するとレジナスさんが
「いや・・・全部じゃない」
恐ろしいことを言った。
「ふぇ・・・?」
え?今なんて言った?撫でていた自分の下腹部に落としていた視線を上げてレジナスさんを見上げれば、耳まで赤く染めて
「あともう少しある。その、動いても大丈夫か?」
気遣うようにそう言われた。だけど気遣うようなその言葉とは裏腹に、私の中に収まっているレジナスさんのモノは更にぐんと質量を増した。
そして大きくなったせいで私の最奥に口付けるように当てられているその先端が更に強く押し当てられてぞくぞくする。
「・・・え?うそ、まだ大きくなった・・・?」
呆然として呟いたら、レジナスさんにお腹に当てていた手を取られた。
「そんな風に俺を煽り立てるような仕草や言葉はやめてくれ。刺激が強過ぎる」
「そっ、そんなつもりは・・・!」
あれ?私も天然の言葉責めでもしてた?そう思っていたら、取られた手の内側・・・手首をまるで獣のようにべろりと舐め上げられ、そこへ吸い付くように口付けられて赤い跡を付けられた。
「ふわっ・・・」
ただ手首を舐められただけなのに内腿が痺れる。そのままレジナスさんのモノをきゅうと締め付けてしまったらしく、
「きついな」
レジナスさんは僅かに眉を顰めたけど、そのまま手首から上にも口付け、手のひらや指の間も舐め上げた。
肉厚の温かい舌が手を這うように舐める刺激にその度にひくひくと身体が震えてレジナスさん自身を締め上げる。
「あっ、や・・・それ、んぅっ⁉︎」
手を舐められているうちに快楽が降り積もり、きゅうっと一際強くレジナスさん自身を締め付けるとすぐに身体が強く痺れるように震えた。
信じられないことに、私の中にあるレジナスさん自身は動いてないのに、手首や手を舐められているだけでイッてしまった。
「あ・・・うそ?」
いくら刺激に弱いからってここまでとは。
呆然としていたら、
「まさか手への刺激だけでイッたのか?可愛すぎるだろう」
まだ私の指先に口付けたりしていたレジナスさんにそう言われた。
さっきからずっとかわいいかわいいと言ってくれるのは、普段そんな事を面と向かってなかなか言わないレジナスさんだから嬉しいけど。
だけどかわいいと思っているそれが私のこの無駄に敏感な反応なのはちょっと・・・。
と思っていたら、指の股を舐められてまた背中がゾクゾクした。
「ふぁっ・・・んぅ・・・」
キュッと私の下腹部の繋がっている入り口部分が収縮してまたレジナスさんのモノを締め上げた。
「指や手への愛撫だけでこれだけ感じるなら、動いたらどうなるんだ?」
私の手首に口付けながら流し目で見つめられそう聞かれた。
それは純粋な好奇心?それとも意地悪をしようとしている?
どちらにしても、私の中いっぱいのこの大きなモノで今動かれたら大変なことになるのは明白だ。しかも全部収まりきっていないって言っていた。
「や、あの・・・」
なんて返せばいいのか分からない。この大きなモノで私の中を動かされ擦り上げられて、奥へと押し当てられる。
それを想像したら少し怖いと思う反面どれだけ気持ち良いのだろうかとも考えてしまい、またきゅうとレジナスさんを締め付けた。
レジナスさんはそんな私の反応に
「期待に応えられればいいんだが」
と獲物を目の前にした猛獣のように凄みのある色気を放ってうっそりと微笑んだ。
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