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番外編

秘湯にまつわるエトセトラ 4

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私の期待に応えられればいいが。と言ったレジナスさんはまだ私の手首に口付けながら、もう片方の手は横たわる私の胸を下から掬い上げるようにぐっと持ち上げた。

痛くないように柔らかく触れ優しく揉みしだき、乳首とその周りも指でくるくると触れてくる。

あの大きくて太い指からは想像もつかない、まるで鳥の羽根でくすぐられているような優しく繊細な動きにお腹の奥がきゅっと引き攣れるような快感が湧き上がってきた。

たまらず身体を震わせて内腿を締めれば、私達の繋がっている部分をちらりと見たレジナスさんが

「・・・今はもう触れていないのに皮がめくれて隠れていたのが見えるほど腫れ上がっているようだ。触れない方がむしろ辛いか?」

と言うと手首を取っていた手を離すとおもむろにクリトリスに触れた。

「ひぁん・・・っ‼︎」

くっ、と僅かにクリトリスを隠していた皮を剥かれて硬く敏感になっていたそこをちゅくちゅくと優しく撫でられる。

その刺激に自分の意思とは関係なくまたぷしゃぷしゃと潮を吹き身悶えた。

確かに、触れられれば気持ちはいいけども!そこを刺激される度にレジナスさんと繋がったまま、その部分や裸を晒しながら身体をくねらせて身悶える恥ずかしさと言ったらない。

「うぅ・・・恥ずかしいよぉ・・・」

上気して気持ち良さに涙の滲んだ顔を見せるのが恥ずかしくてレジナスさんの背中から外した両手で思わず顔を覆えば、

「ユーリ、顔を見せてくれ。大丈夫だ。恥ずかしくない、かわいいだけだ」

とレジナスさんは私の胸やクリトリスを刺激していたのをやめて顔を覆う両手を取られた。

そのままもう一度背中に手を回すように促され、覆い被さるように私の上にいるレジナスさんと互いの胸が重なる。

がっしりしたレジナスさんの胸筋と私の胸が触れ合い、いつも温かなその胸の体温がやけに熱い。

それと同時にやっぱりいつもより早く脈打ちトクトクと鳴っているレジナスさんの鼓動も感じた。

角度を変えて何度も口付けられれば、その度にお互いの胸が触れ合いレジナスさんの胸に触れている私の硬く敏感になっている乳首の先も擦れて思わず声が出る。

するとレジナスさんはその声を上げさせるためなのか、何度もわざと自分の胸と私の胸の先を微かに触れるか触れないかの微妙な力加減で擦り上げてきた。

小さな刺激が降り積もり、それがもどかしくなって意識せずに私の腰が揺れてたらしい。

それを合図に私の中に埋まったまま馴染ませるように動いていなかったレジナスさん自身のモノが僅かに動いた。

ぐりっ、と腰を回されてレジナスさんのモノで少しの隙間もないほど密着している私の中を360度刺激される。

だけどほんの僅かでも自分自身のモノをもっと奥まで入り込む隙間を作ろうとするようなその動きはただ私の中を掻き回しただけだった。

むしろ隙間を作るどころかレジナスさん自身をきつく締め上げ、初めて感じるお腹の中全体を掻き乱す未知の快感に声を上げてしがみついていた背中に爪を立てた。

「・・・狭いがこのまま動くしかないか」

という苦しげな呟きが聞こえて、私の髪が撫でられた。ぎゅっと強く目を瞑って抱きついている私の額に優しい口付けが落とされたのを感じる。

「いいか?ユーリの中に全部埋めるぞ」

いいも何も・・・え?全部?それってさっきレジナスさんが恥ずかしそうに「あともう少しだけある」って言ってたアレ?

そう思っているうちに、ずずず・・・とひどくゆっくりと、私のお腹を押し上げてくる圧迫感を感じた。

私の一番奥にぴったりとくっ付いていたレジナスさんのモノの先端がその行き止まりにじわじわと強く押し付けられてゾクゾクッと快感が背中を這い上がる。

「ふ、ぁっ・・・!レジナスさん、それダメぇ・・・ッ」

ぐぐ、と押し付けられてお腹の奥がきゅんきゅんする。

「痛かったか⁉︎」

私の上げた声にレジナスさんが僅かに腰を引いて私の頬を撫でた。

「あふっ・・・!」

そのせいで奥に押し付けられていたものが口付けていた唇を離すようにくちゅっ、と音を立てて離されたような気がした。そんなお腹の奥の音なんて聞こえるはずもないのに。

「き、気持ち良すぎて辛いです・・・」

レジナスさんのモノの、張り詰めているエラの部分が腰を引いた拍子にまた私の中を逆撫でした。それがひどく気持ちいい。

その快感が止まらず震えながら感じ入り、私を傷付けたのかと慌てたレジナスさんに息も絶え絶えに正直にそうじゃないと伝える。

するとほっと息をついて

「それなら良かった、あと少しだったからそこの圧迫感さえ耐えてくれれば大丈夫だ」

とレジナスさんに抱き締められた。いや、良くないよ、気持ち良すぎるのも辛いんだってば!

その、奥にゆっくりぎゅっと押し付けられる動きをされると何がなんだか分からなくなる。無意識に変なことを口走りそうで怖い。

ふるふると首を左右に振ってちょっとストップ、と伝えたつもりがなぜかうまく伝わらない。

むしろその仕草はレジナスさんを煽ってしまったみたいで

「くっ・・・」

と小さく呟いたレジナスさんがごくりと唾を飲み喉が上下した。と思ったらぐんと私の中に今までになく一気にレジナスさんのモノが入って来た。

「あうっ、やっ・・・強いの・・・‼︎」

ごちゅん、と私の奥の行き止まりにもう一度レジナスさんのモノの先端が押し付けられた・・・というよりも今までになく強いその刺激は叩きつけられたと言った方がいいかも知れない。あまりの刺激に目の奥にチカチカと火花が散る。

ぐうっと私の中が押し上げられて、熱い火の棒が自分の中をいっぱいに満たしている。

「・・・一応全部入ったから動いてみるぞ」

はくはくと息をつき快感を逃がそうとしている私の耳にレジナスさんのそんな声が遠く聞こえた。

「う、動・・・?あ、待ってまだ・・・‼︎」

中が痺れてるみたいで、と言う間もなくレジナスさんはゆっくりと腰をグラインドさせ始めた。

ゆったりとした海の大波が寄せては返すようなひどくゆっくりした動きは、私が痛くないようにとの気遣いなんだろうけども。

ゆっくりとしているだけにレジナスさんのモノが私の中をどう動いているのかありありと分かる。

私の中のあのお腹側の弱い部分をごりごりと擦り上げ、奥に達し、行き止まりに強く押し当てながらそこをその熱い切先で円を描くようにぐりぐりと刺激する。

ひくひく震えるそこが離れないでとでも言うように吸い付いているところからレジナスさんが腰を引いて離れれば、その大きく張り出したエラが私の中を逆撫でして引っ掻くようにしながら外へと出ていくその快感に繋がっているところはずっと痺れたようになっている。

そして最初はゆっくりと大きな動きだったそれが、私が慣れて自分のモノに馴染んで来たと感じたのかレジナスさんは次第にその動きを早めていった。

身体をがくがくと揺さぶられ、繋がっている部分からはぐちゅぐちゅという卑猥な音が止まらない。

その音が大きくなってくるばかりなところを見ると多分ずっと潮を吹くのも止まらないでいるんだろう。

「やぅ・・・っ!なか、痺れて・・・めくれりゅ、の・・・‼︎」

頭の中がぼうっとして、嬌声の合間に感じるがままのことが口をついて出てしまうと、それを聞いたレジナスさんのモノが私の中でまた大きく膨らんだような気がした。

「あぅ、ウソ・・・またおっきくなった・・・⁉︎」

「あんまり可愛いことを言わないでくれ・・・!」

ぐぷん、と私の中の行き止まりにはまり込むように一際強く切先を押し付けたレジナスさんが大きくはあっ、と息をついた。

「ダメ、それ、気持ち良過ぎて怖い・・・!」

ぶるりと身を震わせてそう訴えたら、これか?とちょっとだけ意地悪そうに笑ったレジナスさんに更にぐりぐりと押し当てられた。

「そっ、それ以上は入らにゃい・・・からぁ‼︎」

行き止まりなのに、その先までこじ開けて入って来そうな刺激に頭の中が痺れてあまりの気持ち良さに呂律も回らなくなる。

「・・・ああ、そうだな。その先は俺の放つモノを受け止めてくれるところだな」

ちゅ、ちゅ、とあやすように私の頬や瞼に口付けを落としながらレジナスさんはきわどい事を言った。

「な、なっ・・・‼︎」

真っ赤になっていたらレジナスさんが先端を押し当てているその部分を、ぎゅうっと収縮して無意識に締め付けてしまった。

レジナスさんもそう感じたのか、ウッと短く声を漏らして眉を顰めた後に

「興奮したのか?それともユーリも俺の子種を欲しいと思ってくれたのか?・・・そうなら嬉しい」

そう言って私の下腹部の、恐らく自分のモノが埋め込まれて押し当てているだろう部分をそっと撫で下ろした。

「ふあぁぁん・・・っ‼︎」

ザラついてふしくれだった指がお腹を撫でるその感触にゾクゾクッとまた快感が背中を這い上がる。

その拍子にきゅうきゅうとまたきつくレジナスさんのモノを締め上げてしまったらしい。

「本当に、もう限界だ。ユーリ、俺の全てを受け入れてくれ」

苦しげに言うレジナスさんの言葉はやっぱり遠くに聞こえて、それよりも私のお腹の中で脈打ちぶるりと大きく震えるレジナスさん自身のものの方をよりハッキリと感じる。

私の奥へぴたりと付けられた先端の熱くぬるぬると濡れている感触、太く大きなモノの張り出したエラ、その下のくびれ、裏側の筋・・・全部をはっきりと感じる。

それから・・・どくどくと脈打つそれにグッと力がこもってその精を放とうとしている瞬間。そんなものまで分かってしまい、私の身体もまた大きく震えた。

そしてそれまでばちゅばちゅと私の腰に打ち付けられていたレジナスさんの動きが止まり、その熱いものがついに私の中へと放たれた。

私の最奥の入り口にぴたりと口付けられているレジナスさんの先端から放たれたものが直接子宮の中へと注がれている。

そのなんて言えばいいのか分からない直接注がれている感触はそのまま強い快感に変換された。

ドクドクと強い拍動を持って注がれる濃く熱いモノと、それを受け止める私のナカ。

だけどその大量なものの全てを受け止めるには私の中は小さ過ぎたらしい。

子宮に入り切らなかったレジナスさんの精液が、その切先からこぷこぷとレジナスさん自身を伝って私の中から外へとこぼれ落ちていくのを感じた。

そしてそんなぬるぬるとした感触にすら気持ち良さを感じてしまう。

本当に、このイリューディアさんの加護って敏感過ぎるにもほどがある。普通そんなことまで分かるわけないし気持ちいいとかないよね⁉︎

快感に押し流されないよう必死に別のことを考えようとそんなことも思ってみたけど、そんな私の理性が快楽に負けたように

「んぅ、溢れてりゅ・・・」

あられもない言葉が口をついて出た。するとレジナスさんは私をぎゅっと抱き締めた。

「ユーリのここは狭いから、俺のモノで栓をしたみたいになっていて今はまだそれほど漏れていないぞ。でも参ったな、そんな煽るような事を言われると・・・」

ドクドクと私の中に放って少しだけお腹の中の圧迫感が消えたと思ったのに、レジナスさんのモノがまたグンと硬度を取り戻した。

「え・・・?」

「すまないユーリ、このままもう一度・・・」

ぼんやりとした頭で呆然とした私にそう言ったレジナスさんが、今度は割り開かれていた私の両足を膝を揃えて自分の前にひと抱えにした。

ユーリは体が固いから足を開いたままよりもこの方が楽じゃないか?とか何とか言われたような気がするけど、気遣うところはそこじゃない。

そしてそのまま、まだ私の中に自分のモノを埋め込んだままでレジナスさんが腰をぐっと上の方へ突き上げるように押し込んできた。

たくさんのものを注がれて、ずっとイキっぱなしで痺れたようになっている私の体にまた新しい刺激が加えられた。

しかもこの体位、さっきよりもずっと深く奥まで入り込むような感じがする。

「だ、だめ、まだ奥、痺れて・・・またイッちゃう、あの、その・・・これ以上はおしっこまで漏れちゃう・・・‼︎」

混乱してバカみたいに饒舌になって、言わなくていいことまで言ってしまった。

ホントに、このままだとイキ過ぎてそのうち潮なのかそうじゃないものを噴き出すのか分からなくて怖い。

それなのに、そんな私の言葉を聞いたレジナスさんは一瞬だけぴたりと動きを止めると

「大丈夫だ、俺はユーリならそれがどんな姿だろうとも全て受け入れる。それほど俺に感じてくれているということだろう?むしろそんなかわいい姿は見てみたい、見せてくれ」

まさかの変態じみた発言をされた。しかも男らしいいい笑顔付きで。

え、ウソ、ドSなリオン様や意地悪なシグウェルさんシェラさん達と違って一番の常識人だと思っていたレジナスさんがそんな事言うの・・・?

さすがのリオン様でも私が快楽に負けておしっこを漏らすところをみたいとは言わなかった。

「や、ヤです‼︎」

断固拒否だ。ふるふると首を振れば

「冗談だ、だが別にしたくなったら我慢しなくてもいいからな」

と甘い口付けを落とされて、腰をゆるゆると揺さぶられた。

その甘やかな腰の動きに二人の繋がっている部分がぐちゅぐちゅと音を立ててかき混ぜられる。

「あふ・・・っ」

それだけでまた私の中は痺れたようになり、レジナスさんと繋がったままその白く濃い精液と私の愛液が混ざったものがたらたらとお尻をつたって溢れていった。

















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