1 / 2
1話
しおりを挟む現実は小説より奇なり、なんて言葉はあるけれども、これはそんな次元の話じゃなかった。
気づいたら見知らぬ場所いました。
「ここ何処ーーーーーーー?! 」
叫ぶ事、数時間前
その日、私は念願の最新スマホに機種変し、浮かれながら帰宅を急いでいた。
「早く家に帰って、触りたいー」
スマホ片手にまた笑みを浮かべる雫がほんの少し怖かったのか、行き交う人が若干避けていくの姿に、顔を真っ赤にしながらその場から逃げ出した。
「恥ずかしいー」
ブツブツ言いながら、早足で歩いていた瞬間
「……えっ、何?! 眩しいーー!!」
眩しさを感じなくなり、恐る恐る目を開けると。
一面真っ白な世界に、土下座する二人組がいる、変な場所に変わっていた。
「ここ何処ーーーーーー?!」
と叫ぶしか出来なかった。
叫び声に驚くも未だ、土下座し続ける二人に気づき。
「なんなのーーーー?! 意味わからんーーーーー」
と、また心からの叫びをあげるのだった。
散々叫び、声も枯れてきた事で多少、落ち着いてきたのか、ようやく土下座する二人に声をかけた。
さすがにずっと土下座のままも、居心地悪いと言う思いもあって。
「意味わかりませんが、まずその土下座はやめてください!なんなんですか、貴方達は? ドッキリか何かですか? 」
「……ありがとうこざいます、申し訳ありません、いろいろとお聞きしたい事があるとは思いますが、まずこの状況は現実であり、貴女は異世界に召喚されているのです」
「はあ、異世界?! 」
土下座していた金髪の男が、真っ青な表情で、また頭を下げてきた。
横に立っている、もう一人の銀髪の男は頭痛がするのか始終頭を抑えている。
「この状況で、混乱するなと言うのも無理だと思うが、まずは話を聞いて欲しい」
「……あー、わかりました、さすがに私も状況をきちんと知りたいです」
二人はホッとした様な表情を浮かべ、銀髪の男が言葉を紡ぐと、何もない空間にテーブルに椅子、そして美味しそうなお菓子にお茶が出てきた。
「さあ、座ってくれ。 お菓子もお茶も君の世界の物を用意したよ、慣れしたしんだ味の方が安心出来るだろう」
「うわーすごい、ありがとうこざいます、あっ、でもゆっくり話してて大丈夫なんですか?」
「心配はもっともだ、だが問題はない、この空間は時間の流れが違う故、ゆっくり説明しても問題はないのだ」
銀髪の男性の言葉に安心して、テーブルの上にあるお菓子に手だした。
(状況もわからないし、お腹もすいてるし、遠慮なくいただきます!)
「食べながらでいいから、聞いて欲しい」
「モグモグ(コクコク)」
遠慮なく食べる姿に安心したような表情を浮かべながら、金髪の男が横に座った、銀髪の男に目配せする。
それに答えるように、頷くと話始めた。
「この状況の全ての原因は、うちの配下の馬鹿の仕業で起きた事なんだ」(グシャ)
「その馬鹿達が貴方達を召喚する手助けをしたのです」(グシャ)
言いながら、持っていたカップがひしゃげた。
(よほど、迷惑かけられてるんだろうな、普段から)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
魔法筆職人の俺が居なくなったら、お前ら魔法使えないけど良いんだよな?!
川井田ナツナ
ファンタジー
俺は慈悲深い人間だ。
だから、魔法の『ま』の字も理解していない住民たちに俺の作った魔法筆を使わせてあげていた。
だが、国の総意は『国家転覆罪で国外追放』だとよ。
馬鹿だとは思っていたが、俺の想像を絶する馬鹿だったとはな……。
俺が居なくなったら、お前ら魔法使えなくて生活困るだろうけど良いってことだよな??
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる