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4話:近づく影
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~4話:近づく影~
何でこうなったんだろう。
「「「いつからなの?」」」
「「「どっちが告ったの?」」」
「「「てか、里奈って隼人様のこと嫌いじゃなかったっけ?」」」
里奈は、クラスの人たちに囲まれていた。
事の始まりは、教室に入る瞬間。
隼人の一言で始まった。
アイツ、本当にありえない。
「あ、はは。ちょっと、いろいろあってねー」
里奈は、笑ってごまかす。
「「「教えてー!」」」
隼人の情報だけあって、みんな引き下がらない。
顔がガチだ…。
「あー、うーん。今度ね!!」
今度なんて来るはずないけど。
「「「絶対だよー!!」」」
「分かったよー」
やっと、みんながいなくなった。
里奈は、疲れきっていた。
でも、一番問題なのはあの子達だよなぁ。
そう、一番問題なのは隼人ファンクラブの人たち。
今でも、鋭い視線を感じる。
視線の方を見てみると。
やっぱり……
やっぱり、隼人ファンクラブがこっちを見ている。
怖いなぁ……
「「「あの子が、隼人様の彼女?」」」
「「「うわ、似合わな」」」
「「「どうせすぐ捨てられるでしょ」」」
隼人ファンクラブが、悪口を言っている。
え、嘘でしょ?
その中心にいたのは、優しくて美人で完璧と言われた〈姫華様〉だった。
なんで……。
里奈が、怖がっていると…
「りーなっ、大変そうだねー!大丈夫?」
「せ、せなぁー!!」
瀬奈が、里奈のところにやってきた。
でも、私には瀬奈がいるから大丈夫!!
瀬奈だけがいれば、私は何言われても怖くない!!
「大丈夫?」
瀬奈が心配そうに見ている。
瀬奈に心配をかけるわけにはいかない。
「大丈夫だよー!」
里奈は、笑顔でそう答えた。
「ならよかった。何かあったらすぐ言ってね?」
「うん!ありがとー!!」
やっぱり、瀬奈は優しすぎる!
「あ、そういえばさー、明日ってあいてる?」
「あいてるよー」
「一緒に、メロンランドに行こうよー」
「行きたい!久しぶりだなーメロンランド!」
こんな感じで、瀬奈とメロンランドに行くことが決まった。
↓
↓
↓
↓
●~:*:●~:*:●~:*:●~:*:●~:*::●~:*:●~:*:●~:*:●~:*
「瀬奈と、明日メロンランド行くことになったんだよー!!」
レアメロンパンを、頬張りながら隼人に嬉しそうに語る。
「ふーん。よかったねー。てかさ、明日は俺とメロンランド行くって約束してなかったっけ?」
「あ……!!」
レアメロンパンの欲しさに、ついOKしてしまったメロンランドデートのこと忘れてた!
「え、でも。瀬奈にOKしちゃったし……」
「俺があげたレアメロンパン今どこにあるの?」
少し不機嫌な顔でそういった。
「私の胃の中です……瀬奈に断っておきます……」
最低だ。久しぶりに瀬奈と遊びたかったのに。
「よろしい」
そう言って笑う隼人は、やっぱりかっこよかった。
まぁ、私は騙されないけど。
↓
↓
↓
↓
●~:*:●~:*:●~:*:●~:*:●~:*::●~:*:●~:*:●~:*:●~:*
「って言うわけで、メロンランド行けなくなっちゃった!!ごめん!!」
「まぁ、家庭の事情じゃ仕方ないよねー。また今度遊ぼ!」
瀬奈に、また嘘をついてしまった。
瀬奈より、隼人を選んだって思われたくなかったからだ。
「う、うん。そうなの。家庭の事情だから!!」
「……っ……そ……てる。」
瀬奈がつぶやいた。
「ん?なんかいった?」
「あ、なんも!じゃ、私この後用事あるから!」
「了解!またねー」
瀬奈は走っていってしまった。
「なんか、焦ってた…?そんなことないか」
瀬奈に異変があらわれた!?
デートで起こるハプニング!?
また1歩。里奈に近づく影……。
何でこうなったんだろう。
「「「いつからなの?」」」
「「「どっちが告ったの?」」」
「「「てか、里奈って隼人様のこと嫌いじゃなかったっけ?」」」
里奈は、クラスの人たちに囲まれていた。
事の始まりは、教室に入る瞬間。
隼人の一言で始まった。
アイツ、本当にありえない。
「あ、はは。ちょっと、いろいろあってねー」
里奈は、笑ってごまかす。
「「「教えてー!」」」
隼人の情報だけあって、みんな引き下がらない。
顔がガチだ…。
「あー、うーん。今度ね!!」
今度なんて来るはずないけど。
「「「絶対だよー!!」」」
「分かったよー」
やっと、みんながいなくなった。
里奈は、疲れきっていた。
でも、一番問題なのはあの子達だよなぁ。
そう、一番問題なのは隼人ファンクラブの人たち。
今でも、鋭い視線を感じる。
視線の方を見てみると。
やっぱり……
やっぱり、隼人ファンクラブがこっちを見ている。
怖いなぁ……
「「「あの子が、隼人様の彼女?」」」
「「「うわ、似合わな」」」
「「「どうせすぐ捨てられるでしょ」」」
隼人ファンクラブが、悪口を言っている。
え、嘘でしょ?
その中心にいたのは、優しくて美人で完璧と言われた〈姫華様〉だった。
なんで……。
里奈が、怖がっていると…
「りーなっ、大変そうだねー!大丈夫?」
「せ、せなぁー!!」
瀬奈が、里奈のところにやってきた。
でも、私には瀬奈がいるから大丈夫!!
瀬奈だけがいれば、私は何言われても怖くない!!
「大丈夫?」
瀬奈が心配そうに見ている。
瀬奈に心配をかけるわけにはいかない。
「大丈夫だよー!」
里奈は、笑顔でそう答えた。
「ならよかった。何かあったらすぐ言ってね?」
「うん!ありがとー!!」
やっぱり、瀬奈は優しすぎる!
「あ、そういえばさー、明日ってあいてる?」
「あいてるよー」
「一緒に、メロンランドに行こうよー」
「行きたい!久しぶりだなーメロンランド!」
こんな感じで、瀬奈とメロンランドに行くことが決まった。
↓
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●~:*:●~:*:●~:*:●~:*:●~:*::●~:*:●~:*:●~:*:●~:*
「瀬奈と、明日メロンランド行くことになったんだよー!!」
レアメロンパンを、頬張りながら隼人に嬉しそうに語る。
「ふーん。よかったねー。てかさ、明日は俺とメロンランド行くって約束してなかったっけ?」
「あ……!!」
レアメロンパンの欲しさに、ついOKしてしまったメロンランドデートのこと忘れてた!
「え、でも。瀬奈にOKしちゃったし……」
「俺があげたレアメロンパン今どこにあるの?」
少し不機嫌な顔でそういった。
「私の胃の中です……瀬奈に断っておきます……」
最低だ。久しぶりに瀬奈と遊びたかったのに。
「よろしい」
そう言って笑う隼人は、やっぱりかっこよかった。
まぁ、私は騙されないけど。
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「って言うわけで、メロンランド行けなくなっちゃった!!ごめん!!」
「まぁ、家庭の事情じゃ仕方ないよねー。また今度遊ぼ!」
瀬奈に、また嘘をついてしまった。
瀬奈より、隼人を選んだって思われたくなかったからだ。
「う、うん。そうなの。家庭の事情だから!!」
「……っ……そ……てる。」
瀬奈がつぶやいた。
「ん?なんかいった?」
「あ、なんも!じゃ、私この後用事あるから!」
「了解!またねー」
瀬奈は走っていってしまった。
「なんか、焦ってた…?そんなことないか」
瀬奈に異変があらわれた!?
デートで起こるハプニング!?
また1歩。里奈に近づく影……。
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