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冒険の始まり
白い部屋での邂逅
しおりを挟む耀の頭の中に声が響く。その声は、男の声なのだが、なんというかこう、神秘的だった。神はいないと思っている耀でさえ、こいつは神だっと思ってしまうほどである。
━この声の主は、俺のことを面白いとおもったのか?
耀は不思議で仕方なかった。なんたって、学園での生活では、絶対に目立つようなことはしていないのだから…
いや、最後の最後にやらかしていたな、そーいえば。
そう、耀は最後でやらかしている。なんたって、地球ではありえない魔法陣が現れても、弁当を食べていたのだ。
この転移先の神が俺たちのことをみていないわけがない。だって、異なる世界から人がくるのだ。決して無視できるものではない。
「かなり考えておるようだから、話しかけまいとおもっていたのだが、かなり待ったのでよかろう?」
いや、こいつ、短気にもほどがあるぞ?! まだ、三十秒もたってないしな(マジ)
「お、おう。ありがとうな。それであんたは誰なんだ?」
「ウワハハハ!魔神王である我を『あんた』と呼ぶか。そうかそうか。我の目に狂いはなかったか」
こいつは、魔神王なのか。確かに体の輪郭は見えないが、黒い深い深い闇、いや、深淵のオーラを感じる。
あれ、なんでオーラなんてわかるんだ?
「おい、魔神王よ。なんで俺はあんたのオーラみたいのが分かるんだ?地球では確かに体は鍛えまくったが、オーラなんてものはわかんなかったぞ?」
「ほう、我のオーラ受けて、恐怖しないとはな。面白いだけでなく、かなりの強者でもあったか…」
「話が変わって申し訳ないが、おれは、こういう転移するときは女神からなにか祝福かギフトを貰うと思っていたのだが、あんたは魔神王なんだろ? どーなってやがる?」
「それについてはちゃんと答えよう。女神共は基本的になにもしない。ただ、勇者になる可能性があるものや、興味を持ったものには、今の我のように干渉をしている。つまり、異世界人のほとんどが、ステータスが少し高い程度で収まっている」
なるほど、異世界人はステータスが少し高いくらいのアドバンテージしかないのか。これは困ったな。ん?何か引っかかる… あっ!!
「ステータスってなんだ」
「おう、すまん。忘れておった。ステータスとは、どの位パフォーマンスできるかを数値化したものだ。単純に、高ければ高いほど強いということじゃな。しかし、スキルというものもあるので、一概にステータスで決まるというものではない」
スキルについてはいいや。なんとなくだが、分かると思うからな。
「さて、もうそろそろ時間が迫ってきておる。そこで我からのお願いをきいてもらいたい」
「おう、いいぞ」
「もっともっと強くなり、我の後、つまり、二代目魔神王になってもらいたい」
こいつのお願いを簡単に聞くんじゃなかった…
「はぁ、いいといった以上目指してやるよ」
「本当か!断られるかと思っていたそ!!」
いや、断ってもよかったんかーいっ!!!!!
「では、我からささやかな祝福とスキルを与えよう。 すまん、選定に時間がかかった。祝福は、そのまま『魔神王の祝福』である
効果は後で確認せい。そしてスキルは『武神』と『憤怒の化身』だ。こちらも下界に降りたときに確認してほしい」
祝福と武神はひとまずおいておこう。 憤怒の化身はだめだろ!絶対魔王候補になってるだろ!!っと思ったけど、魔神王目指すんだから、いいかと思ってしまった耀である。
「我は魔界〈終焉〉におる。がんばるのだぞ。そこで会うまでは、会えんからな」
「ああ。って、もうあんたの姿がブレ始めているな。もう、時間か。 覚悟を決めていくかっ!!」
「うむ、待っておるぞ。さ、もうこの空間からはじかれるな。一応言っておくと今回の転移者のなかに、一人勇者がおる。きをつけるのだぞ」
それ、大事なことじゃねーか…
「む、もう15秒もたてば、この時間は終わりじゃな」
「行ってくる」
そこで白い部屋の空間が歪み、耀の意識は一度途切れる…
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しろくまです。
いやー、文章をかくのは難しいですね・・・間違いない。まだ2000字もいけてません
他の書いておられる方の凄さが分かります。
書き溜めはしておりません。なのでとりあえず、しばらくは書いたら投稿する、というスタイルでいきます。
できれば、感想のほどをお願い致します。
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