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ウエスト大陸編
15話 迷宮『白亜の塔』3
しおりを挟む「おはよう」
「えぇ、おはよう」
「朝、早いんだな」
俺は、貴族っていうものは、グータラ暮らしているものだと思っていたのだ。が、
「貴族の朝は意外と早いのよ?」
と、教えてくれた。ちょっと意外だった。
「今日から、迷宮『白亜の塔』の攻略開始だな。そこで1つ、シェリーに聞きたいことがあるんだが…」
「なにかしら?」
「シェリーの目的である、『精霊の涙』は手に入った。それでも、迷宮に来るのか?俺としては、帰ったほうがいいt「いや、ついていくわ」…なんでだ?」
「はぁ…。それを聞くのね。まぁ、その、なんていうのかしら、ついていきたいからよ」
「また、軽い内容だな…」
「(なんで気付かないのかしら)」
「とりあえず、朝食だな」
「えぇ」
この『金の眠り亭』のご飯はあいかわらず美味しかった。いやー、10万も払ったかいがあったかな?
「さて、迷宮へ行こうと思うんだが、なにか許可証みたいのはいるのか?」
「えーっと、たしか、迷宮探索者登録をする必要があるときいたことがあるわ」
「そうか…」
少々めんどくさいな。武器をもっていない俺と、か弱いシェリー。絶対にパーティーとして問題がある。どうすればよいのだろうか…。
(別に大丈夫だ、といえば普通に通れると思います)
(なぜだ?)
(探索者になったからといって、死んだときの責任は自分自身だからです)
なるほど。確かに、一人一人の責任をもっていたら、お金がいくらああっても足りないな…。
「すまん、少し考え事をしていた。そろそろ行くか」
「分かったわ」
そして、俺たちは、迷宮探索者の登録を行った。案の定、大丈夫か?と聞かれたが、死ぬときは俺たち自身の責任だっと言ったら、いい心構えだっと笑って登録してくれた。あのおっちゃんはいい人だな、と思った。
そして、登録から1時間くらいたち、今、俺たちは第5層にいる。もちろん普通だと来れないらしい。が、俺の圧倒的な強さとアビーの『叡智之王』によるマップで、驚異的な速さで5層までこれたというわけだ。
シェリーはあまり驚いてはいなかった。まだこの辺だとCランク程度の魔物しかでないらしいのだ。まぁ、A+ランクを瞬殺してからだと、この反応になるか~、とどうでもよい知識を手に入れた。
なぜ、5層止まっているかというと、この第5層が『ボス層』だからだ。この迷宮は5層ずつにボスがいるらしい。ついでに一度に入れるのは、4パーティーのみ。まぁ、レイド戦ってところだな。そして、次がようやく俺たちの番というわけだ。ちなみに、俺たちはもちろん1パーティーで挑む。
っと、こんなことを考えている間に終わったっぽい。気になるのは結果だが…。
今回のレイドパーティーも負けてかえってきた。今回は死者はいないが瀕死の大怪我を負った人が4人くらいうかがえる。このボスは相当強いらしい。まぁ、俺たちの敵ではないだろうが。
よし、ボス部屋に入ろうとしたところで、シェリーに歩み寄る、金髪イケメンがいた。
「そこの麗しいお嬢さん。どうだい?そこの弱そうな男とではなく、Cランクの僕と組むというにはっ!」
「おい、うるせぇぞ。雑魚が」
俺は覇気を合わせて、言い放った。すると、周りにいた冒険者は…。言うまでもあるまい。
「いくぞ、シェリー」
「えぇ」
そうして、俺たちは重々しい獣のような唸り声をあげながら開く扉を開け、中に入った。
中にいたのは、ミノタウロス(仮定)だった。
「こいつはミノタウロスね。A+ランク魔物よ」
…。この世界の創造神は地球にでてくるものが好きなのだろうか?まぁ、それはいい。しかし、Cランクの魔物だけだったのに、いきなりA+ランクの魔物が出てくるのはひどいと思う。だが、俺たちにはとってはどちらも瞬殺なのだから、関係ないが。
「ウモォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」
うん、牛だな。それに咆哮をしたが、俺たちには…いや、俺とアビーには、だな。シェリーが腰を抜かしてしまっている。
「シェリーが怖がっているからお前は秒で始末だな」
「分かりました、マスター」
「モッ?!ウモモッ?!」
可哀そうなのは、シェリーより、ミノタウロスでした。
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しろくまです。
迷宮といえばっ!!ということで、ミノタウロスを出してみました。
耀たちが強すぎるので、一気に階層を飛ばそうと考えています…。
はぁ、強すぎるのは、少し「難あり」かもしれません…。
これからも精進して参ります。
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