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ウエスト大陸編
24話 結界を張ってみよう
しおりを挟む「し、しかし、あの結界は神のご加護を持つハイエルフが7人がかりで3日3晩不眠で張ったものなのですぞ?いかに破壊できたとしても作るというのはすこしばかり、いや、大変難しいことです」
「いや、その点については問題ないと思っている。ただ、結界をはる間は誰も俺に近づいてほしくはない。見られると困るのでな」
俺は『魔神化』をしようし、膨大すぎる魔力をアビーに共有させ結界をはってもらおうと考えている。従魔という存在は主の任意で魔力や力などを借り受けることができる。その力を使おうということだ。俺が結界を張ることができるならば、アビーに苦労をかけさせないのだが俺にはその才能はないのでな。
(いえ、マスター。私はマスターとの魔力共有をしてみたいと思っていたのですよ。マスターと1つになる感覚をもう一度味わうことができるかもしれないし…)
(俺と1つになるっというのはそんなに心地よいものなのか?)
(私とマスターは魔力属性が完全に一致しています。そのため、心地良さもその分上昇するのですよ)
(へぇー)
「分かりました。そのような手配は私が請け負いましょう。しかし、本当に大丈夫なのでしょうか?魔力枯渇で精神が消えてしまう可能性も…」
おい、魔力枯渇で精神が消えるなんてきいてないぞ?それはつまり、自我が無くなってしまうということだろう。地球でいうところの植物状態というやつだな。
(安心してください。マスターの魔力が尽きるなんてことはほぼありませんので)
(分かってるよ。あのステータスはおかしいしな…)
「全く問題ない。じゃぁ、早速結界を張りに行きたいのだがどこから張ればいいんだ?」
「この街の中心。あの精霊樹がある場所の地下です。ご案内致します」
「精霊樹」と呼ばれる大木の地下には1つの小さい部屋があった。魔力の残滓を感じるところから、ここはかつて『大結界』を張ったときに使用された小部屋だと推測できる。
ここまで移動してくるときに、俺たちに怪訝な目を向けてくるものや好奇心の塊のような目を向けてくる者がいるなどまさに十人十色だった。いや、十エルフ十色か…。うん、響きが悪い…。
「ここが街の中心になります。ここまで移動してくる際に近づかないよう注意を呼びかけましたので大丈夫かと思いますが、一応私が入り口で見張っておきます。結界が張れ次第、声をおかけください」
「あぁ、分かった。では終わったら連絡しよう」
こうして、耀はエルフの民と深く関わっていくことになるのだが、今はまだ、誰も知らないことである。
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しろくまです。
二作品同時更新はなかなかにキツイですね…。頑張ります。
これからも精進して参ります。
こちらの作品もぜひ、お読みください
「無能勇者の成り上がり」
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