セレブ嫌いとセレブ ~君の中に俺の居場所ある?~

光海 流星

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17 一部R15 竜哉の本気

 そして聖斗は洋平に近づいた
 本当は何でもやりそうな今の心境
 グッと堪えて抑える

 洋平は少し怯えた表情を浮かべている

 聖「なんだその顔、さっきまでの勢いないな
   これは俺からのキスマークだ
   受け取ってくれよな」

 そう言って聖斗はダーツの矢で
 洋平の手の平を引っ掻いた

 車に向かっている3人に追いつくように
 聖斗は走って竜哉のそばに行く

 聖「竜哉…、こんなになって…
   ごめんな…
   守ってあげられなくて」

 聖斗は泣き崩れて竜哉の前で
 謝り続けている

 慎「竜哉くん、病院に行こ」
 竜「みんな今から時間ある?」
 慎「大丈夫、一緒に行くからね」
 竜「僕の家でパーティーしよ
   約束してたからまだ今からでもいいよね」

 3人とも目を丸くして
 竜哉の言った言葉を疑った

 亮「お前バカか!」
 竜「バカだよ、だから今しかないの
   次にしたらまた勇気なくなって
   今までと何も変わることなくいきそうだから」

 こんな真剣な目をしている竜哉を
 3人は初めて見た
 キリッとしていて、それでいてどことなくせつない目
 とてもシャイな人がする目つきではない
 
 3人は傷が心配でたまらないのに
 竜哉の言う通り竜哉の家に来た

 引っ越すため部屋の中は必要最低限のものしかなかった
 ベッド、テーブル、ソファー
 それ以外はきれいに整頓されていた

 テーブルを挟んで
 ベッドとソファーにそれぞれ2人ずつ座った

 竜「みんな、今日は来てくれてありがとう
   ほんと何したって迷惑ばっかりかけるね
   でも、来てくれなかったらたぶんーー」

 聖「当たり前!」

 竜哉の言葉より上からかぶせて聖斗は言った

 聖「あそこで助けないとかないよ
   そんな軽い奴じゃない…俺」

 竜「あんな場所であんな言い方が嫌で
   ちゃんと言いたくて…」

 竜哉は聖斗の前に正座して話し始める

 竜「金持ちが嫌いって理由つけて
   また同じことになるって決めつけて
   自分を守ることしか考えてなかった
   でも…」

 竜哉は言葉に詰まってしまった
 グッと手に力を入れてこぶしを作ったのを聖斗は見て
 竜哉の肩にそっと手を置いた

 少し深呼吸をして竜哉は続けた

 竜「聖斗君のこと… あ… あのっ… 信じてみたい
   か、か、か、彼氏になれる… かな…?」

 竜哉は言ってしまった勢いはなくなり
 うつむいて真っ赤な顔をしている

 聖「ありがとう」

 竜哉はパッと明るい顔になった

 聖「でもね、1つだけ約束がある
   それを守ってくれたらOKだよ」

 えっ!?
 不安になる竜哉

 まさかダメとか…
 そんなの耐えられない…
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