セレブ嫌いとセレブ ~君の中に俺の居場所ある?~

光海 流星

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19 新しいドアの先

 亮「いい天気だな、引っ越しにぴったりだな」

  雲ひとつない青空
  新しいスタートに合わせてくれたような
  さわやかな日差し

 竜「あー、ほんと、傷があるから
   いっぱい口だけ動かすからね~」

 亮「なんだよ、まだそんなこと言って
   病院行かねーんだから
   たいした傷じゃねーだろ」

 また始まったと聖斗と慎二は
 見合わせて苦笑いをする

 竜「あー、痛いー」

 亮「棒読み
   あ、それじゃ荷物として
   抱っこしてやろうか?」

 竜「ふんっ!」

 聖斗がわざと嫌な笑顔で

 聖「あれ?恋人入れ替わった?」
 慎「あ、俺聖斗くんとか」

 竜「はぁ?」

 聖「本気でびっくりしちゃって」

 朝から子供みたいな会話して
 こんなこと言ってる時間も好きだったりする

 大きな荷物は業者に任せて
 軽い荷物は4人で分担して
 竜哉の新居へと向かうことにした

 マンションに着くとさらにもう1台トラックがいた
 そして7階に着くと
 隣の701号室も引っ越しのようで
 あわただしく業者が出入りしていた

 聖「俺701号室だから竜哉よろしくね」
 竜「えっ!? 隣?」
 聖「一緒に出勤、一緒に帰れるね
   隣人トラブルなんてナシだからね~」

 あまりの展開におどろきつつも
 すぐ近くに聖斗がいる
 そう思うと安心感で竜哉は微笑む

  ーそして翌日ー

 出勤しようとマンションの部屋のドアを開けると
 そこには聖斗が待っていた

 聖「おはよっ」
 竜「お、おはよー」

 いつもと違うピシッと決めたスーツ姿
 
 聖「そんなにガン見って
   もしかして惚れてくれてるの?」
 竜「なっ、そんな…
   会社では立場をわきまえますから」

 聖「気にしないで」
 竜「職場では社長と社員」
 聖「マジメだな~」

 竜「平社員は社長と変に仲良かったらおかしいでしょ?」
 
 そう言ってドキドキしながらも
 聖斗に案内されて社長室まで来た

 緊張する…

 社長室の中には2人の社員がいた
 部屋の奥にはクリアガラスの部屋がもう1つあった
 どうやらそこが社長のデスクになっているような感じだ

 1人があいさつをしてくる
 
 (ここの会社ってイケメンしかいないのか?
  整った顔と身長)

 もう1人は秘書の妙音寺 要みょうおんじ かなめ

 要「はじめまして、秘書の妙音寺 要です
   本日よりご一緒に
   仕事よろしくお願いいたします」

 こちらも笑顔がさわやかでイケメン
 顔で採用決めてるのかってぐらい
 イケメン集団

 竜「こちらこそ何もわからないので
   よろしくお願いいたします」

 要はとてもさわやかイケメンであるが
 ただ、仕事に関してはものすごく厳しい

 要「川野さん、ここはこうでこれを見ながらやってください」

 竜哉がメモしたノートまでもチェックが入る
 そして12時のおひる休憩

 聖「ハハハッ、要にやられたな」

 疲れていそうな竜哉を見て
 聖斗は笑って声をかけた
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