歪の中のTrust

光海 流星

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4 健の中の防衛

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幹「健、こいつのことマジで知らない?
ジョークならやめろよ」

仕事が終わってみんな早かったから
4人がそろうことになり声をかけた

健「知らない」

一「昨日のこともマジで覚えてない?」

健「昨日って家にいただけだし」

京「じゃ、一緒に来てほしいとこある」

そう言って4人はあの場所へ来た
健が彼氏に捨てられた嫌な場所
だが健は顔色1つ変わらない
本当にここは覚えがない場所のように

京「昨日ここに俺達4人いたんだよ」

健は首を傾げて本当にわかっていない
考えてはいるようだけど

幹「健、彼氏って今いる?」

健「ずっといないの知ってるくせに」

本当のことを言っているのだろうか
ウソついてる感じはしないけど
芝居しているかもしれないのもある

でも芝居していてもメリットは特にない
フェチは隠したいだろうけど
もう知ってしまったんだから
それなら俺達を口止めすればいいのに

3人とも他人にするならわかるけど
京吾だけを他人にするってなんでだ?
何か意味があるんだろうか

京「健、これ見てどう思う?」

京吾はスマホを取り出し動画を再生した
SMでSがМを踏んでいる動画

健「痛そう、こんなことされたくない」

京「これマジかもしれない」

一「記憶がないってことだよな?」

ショックを受ける3人だが
どうすればいいのかがわからず困惑する
なんで京吾のことだけわからないのか
記憶がなくなるならなんで部分的な…
もしかして危険な状態じゃないよな

京「あっ、俺の友達にメンタル医がいる
確認したいことがあるから
健、俺を信じて協力してくれないか?」

健「なんでメンタル?
俺、何も普通にやってるだけなんだけど」

京「俺、今のままじゃ嫌なんだよ
お前とは仲良くしてきた友達だから」

1時間も頼み込まれ協力することにした健
健の家で集まることに決めた

「初めまして山岸 雅敏やまぎし まさとしです
精神科医をしています
京吾とは高校からの友達です
来田さん、色々とお話させてください

嫌なことも聞くと思いますけど
ヒントになることもありますので
どうかよろしくお願いします」

健「よろしくお願いします」

山「ここにいる3人はお友達ですか?」

健「幹と一樹は友達なんですけど
京吾くん?は友達らしいんですけど
僕にはわからないんです」

山「いつからわからなくなりましたか?」

健「いつからって…
ずっとだと思うんですけど」

山「では昨日の夜は何を食べましたか?」

健「夜はパスタを食べて家にいて」

少し何かを考えるような健
でも何か特別なことは思い浮かばない

山「昨日3人と会いましたか?」

健「誰とも会っていません」

山「昨日の昼間は3人とは?」

健「幹と一樹は飲みに行くとか
なんとか言っていたような気がします」

山「では嫌なことに触れますね
足、踏まれるそういうワードを聞いて
何か思うことはありますか?」

健「とくに何も」

あっさりと健は即答してしまった

山「ここ最近強いストレスを
感じたような出来事はありましたか?」

ここで健は深く考えこんでいる
ウソをついているような気配はない

山「質問を変えますね
知られたくないことを予期せぬ形で
知られたということはありませんか?」

健「特に思い当たりません」

山「私は京吾とは友達です
来田さんの手助けをしたいと思っています
信頼関係を作りたいと思います
もう一度嫌なことを言わせてもらいます
来田さん足は好きですか?」

健「何も思いません」

山「これは…」
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