歪の中のTrust

光海 流星

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幹「おい京吾!何やってんだよ!」

京吾は健を殴っていた
感情的になっていたわけではない
京吾の本心とかけ離れたから…

京「なんで俺とはそうなんの?
幹と一樹とはあからさまに違う」

京吾は泣きながらも真剣な顔をしている

京「俺のこと嫌いなら無理しなくていい」

一「何言ってんだよ」

京「お前らにはわかんねーだろ?
普通に健と話してニコニコしてて
俺は何かあるとすぐケンカになってさ
そんなんだったら記憶なくなったまま
俺なんかいないままでよかった」

幹「お前こそ本気で言ってんのか」

京「そうだよ、俺がいるからだろ
みんなの前にいるのがもうツライ」

健「じゃ、俺がいなくなればいい
3人で仲良くしてくれたらいいじゃん」

京「俺のこと知らないくせに
そんな勝手なことばっか言うな」

そう言って京吾は帰って行ってしまった
3人は最悪な空気の中にとり残される
ここまでこじれたことは今までなかった

一「なぁ健、京吾が言ってたこと
あのまま受け取ると少し矛盾ある」

健「どういうこと?」

一「俺達とはニコニコって京吾もしかして
健に嫉妬してないか?」

幹「そもそも健は何でキレたんだ?」

健「なんでって…」

そんなこと恥ずかしくて言えない
好きだから書き込みしてほしくないって

一「京吾と他人になって平気か?」

健「嫌…」

一「だったらちゃんと向き合えよ」

次の日健は京吾に謝ろうとするが
京吾が3人を避けてしまっていた
視界に入ると会わないようにして
引き返したり違う方へ行ったりする

すれ違いの日々が1週間続いた

ある日京吾はとある人と会う約束をしていた
確認MAILERを送っていたけど
間違って4人のグループに送信していた

「19:00に公園ですね
踏む気持ち踏まれる気持ちどっちも
ちゃんと知りたいからお願いします」

3人はたまたま一緒に帰ろうとしていた
そんな時にこんなMAILER

幹「何だこれ」

一「これって誰かと会うってことだろ?
俺達へのMAILERじゃねーよ」

健は複雑な思いで苦しくなってくる
踏むとか踏まれるとか
もうそんなこと言われると惨めになる

幹「公園行ってみようか?」

健「俺は行かない」

一「何かあるのかもしれないしさ」

健「なんでここまでこだわってくんの?
変態なんだしバカにでもしたい?
マジでもう無理!」

健は感情的になってしまって
そのまま走り出していた
気にしてくれるのはうれしいんだけど
どうせ理解はしてもらえない
その気持ちが強くある

勢いのまま4人のグループMAILER
その中からグループを抜けてしまった
このままだと辛いのは自分

新しくリセットすれば変わるかもしれない
楽しく毎日過ごした方がいい
だったらみんなの前から消えた方がいい
俺に気をつかわなくていいんだから

そして数日間みんなから距離をとって
1人で過ごす日々が続いて
淋しさを感じるようになってきた
また書き込みをしてしまっていた

そしてとある人物とプレイの約束をして
待ち合わせ場所に行ってみると…
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