冒険者ギルド説話集

kkzaki

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時を駆ける少女

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「これが異世界人がもたらした、かっぷらうめんとかいうものかの」
弟子が差し出すものを受け取って繁々と眺めるおばさん。
このおばさんはこの世界稀代の大魔導士であった。
「蓋を開けて、中の小袋を取り出して、小袋の中身をめんというもの上にのせてお湯を入れて蓋をして200数えると出来上がるそうです」

魔導士は蓋を開けてかやくとスープの素を入れて水魔法の上級魔法でお湯を指先からそそぐ。
弟子に200数えさせて蓋を開ける。いい匂いがした。
「異世界人は、はしという2本の棒で食するそうですが、これをお使いください」
そう言って師匠に木のフォークを差し出した。
「食する前によくかき混ぜるようです」
師匠は小さな風魔法でカップラーメンをかき混ぜる。
そして一口麺を食べた。
「美味しい。これは今まで食べたことのない美味しさよ」
あっという間に食べた。
「また食べた。買ってきておくれ」
「それは無理です。これ一つで金貨が10枚します」

魔導士は考えました。女神は勇者を召喚している。召喚魔法の反作用で異世界に行けるのではないか?研究した結果、地球に行けるようになった。しかしそこは平安時代でラーメンなるものはなかった。そこで時間を進める魔法を作り未来にジャンプすること5回、遂に現代の日本にたどり着いた。
魔導士は日本でカップラーメンを大量に購入して異世界に帰っていった。
魔導士の執念でできた魔法の成果はその後引き継がれ現代に至っている。


教訓:現在個人での時空魔法の使用は禁止されており、犯罪者は死刑に処せられます。
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