【完結】悪役令息⁈異世界転生?したらいきなり婚約破棄されました。あれこれあったけど、こんな俺が元騎士団団長に執着&溺愛されるお話

さつき

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6、家出準備と出発

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家を出ると決めて色々自分なりに頑張った。
なるべく質素な服を鞄に詰め込んだ。
ある意味王妃のおかげで貴族らしい高級な服が少なかった。
庶民より少し高級な服、商人のお坊ちゃんや男爵や子爵の子どもが着るような飾り気のないシンプルな服装が多かった。
それらを鞄に詰め、数日分の食料として小ぶりなパン、日持ちするクッキー、水筒がわりの皮袋、幼い頃にお父様にもらった短剣も準備し、必要最低限の物を鞄に入れた。
鞄は重く持ち歩くには少しきついと思ったら、アイテムボックスの存在を思い出した。
試しに紙クズをアイテムボックスに入れ、何度か出し入れの練習をした。
鞄では入りきらなかった筆記用具、図書室で冒険者に必要そうなメモ書きも入れた。
鞄に入れたはずの洋服も不思議なことに、すんなり取り出せた。
アイテムボックスに入ってるのは、"鞄一つ"と羊皮紙とインク壺と羽ペン、ガラスペンの表示になっていた。
適当な布に筆記用具を包みアイテムボックスに入れると"筆記用具一式の包み"という表示になった。
鞄を思いながらアイテムボックスに手を入れると鞄ごと出るし、ガラスペンを思いながら手を入れるとガラスペンだけ取り出せたし、包みごとももちろん出し入れ出来た。
トリプルSSSの説明には、実質無限と書いてあった。
神様ありがとう。超便利なチートです。
腐ェニックス神という神様の名前は初めてだったけど、なんとなくそっとしといた方がいい名前っぽいので、考えないようにした。
まあ、なんだかんだで準備万端。
置き手紙もし、手ぶらでそぉーと部屋を出た。

シエルの父親、公爵様にお小遣いをもらった数日後、チャンスが回ってきた。
兄と弟たちはお父様に付いて領地(馬車で3日)の見回り、お母様は妹のミーユの勉強の為、王都巡りをするらしい。
夜明け前の早朝に、ほぼ毎日出入りする食材を取り扱う商人の荷馬車にこっそり潜り込んだ。
荷下ろし終わったばかりで、あとは空っぽになった木箱などを回収し、積み込みを待つだけ。
荷馬車の中にあった粗い目の麻布を被り、隠れた。
なんだか生臭い。
創造魔法で消臭スプレーをイメージし、生臭い麻布にシュッシュッした。
一瞬、ラベンダーやムスク系の香りもつけようかとしたが、こっそり潜んでるのがバレそうなのでやめた。
無臭スプレー?消臭スプレー?まぁどっちでもいいか。
使用人たちの話では、毎日出入りする商人は、食堂の貯蔵庫に荷物を入れた後は、王都などで色々買い付けをし、お店に行くらしい。
一日がかりなのか半日なのかはわからないけど、お母様と妹と王都でバッタリは嫌だから、この荷馬車に昼過ぎか夕方まで潜んでいた方がいいかもしれない。
王都の冒険者ギルドは、建物も大きく教会の横だからわかりやすいらしい。
18年間シエルは王宮にほぼ閉じ込められている状態だったから、地図でしか村や町の名前以上の事がわからないんだよな。
二人で一つ、一人の身体に二人の……。
シエル、一緒に冒険しよう。
お互い知らない事がたくさんあるから、楽しみながら冒険しよう。

鞄に詰め込めなかったズボンを重ね履きしてるおかげで、荷馬車の揺れにあまりお尻や腰を痛めずにすんだ。
暗くて適度に揺られる荷馬車、夜明け前の早朝、シエルはいつのまにか眠ってしまっていた。
気づいた頃には、空が薄暗くなっていた。
夜明け間近?と思ったが、違った。
こっそり荷馬車から顔を出すと、のどかな風景が広がっていた。

いや、その前に手足を伸ばし重ねた麻布の布団っぽいのに寝ていた。
そして、荷馬車内の荷物の位置も微妙に変わっていた。一番変わっている所は、自分を避けるように置かれた野菜の木箱だった。
おかしい?
麻布を被ってこっそりしていたはずが、大の字と言ってもいいほど堂々と寝ていた。
「おう、坊主!どこまで乗るんだ?乗る前にちゃんと声をかけてくれたら良いのに、もう、ロー村(そん)あたりだぞ。今日はここで一晩泊まるからな」
「……。」
「どうした坊主?まだ寝ぼけてるのか?」
「…あっ、すみません。勝手に乗り込んでしまって…」
「おぅ!これからは、声をかけてくれ。ど、どこまで乗るか言ってから寝れや」
「はい、すみません」
「ほら、もうすぐロー村だ。坊主はどこまで行くんだ?あと、金はちゃんとあるのか?一応乗せてくれって言う奴らには一律、大銅貨5枚もらってるんだが……。」
「えっ?あっ、すみません。お金あります。行き先は、冒険者ギルドがあるとこに……」
「冒険者ギルド?坊主、依頼かなんかするのか?成人前だと14歳からじゃないと依頼も冒険者登録も出来ないぞ。それともなんか困り事か?手ぶらだから、荷物とられたのか?」
その後も40代位の大柄なおじさんは、一方的に話していた。私…僕?は未成年14歳にもなっていない子どもだと思われていたようだ。
もう18歳なのに、おじさん…元おじさんで30代だったけど泣いていい?
シエルは童顔なのか?
美少年に見えないこともないが、平均よりは小さいのが原因か?栄養足りなくて低身長でガリガリだからなのか?
シエルの父親も兄たちも体格がよく、背も高かった。
悲しい事に弟にまで……。
色々ショックで年齢は伝えていないが、今日はロー村に泊まり、明日は早朝に出発しファミ町とセブン町、そしてイバド町に行き一泊するらしい。
イバド町の後はまた、王都に戻るそうだ。
公爵家には、4日毎に品物を収めてるらしい。
貴族は、おじさんのような商人を数件契約し、食品関連の商人と取引をしているらしい。
商人ギルドに登録しており、価格もほぼ同じくらいで公平に取引をしていると教えてくれた。
貴族の家の食材を賄うのに、確かに一件だけはありえないよな?
多いところなら食品関連だけで10件を超える取引をしている貴族もいるそうだ。

町とつくところならギルドはあるそうで、一番大きな町であるイバド町で冒険者登録しようと決めた。
イバド町は大きな市場がありおじさんの支店もあるそうだ。高級な宿屋などがあるし王都から馬車で1日の距離(約50km)程度の良い距離感なのも良いかもしれないと思った。
おじさんのような商人はギルドに認められた商人であり、荷馬車というか幌馬車?馬と御者(ぎょしゃ)側の幌(ほろ)の左右の上の方に10cm位の丸くて青く光る何かが付けられていた。
毎年1cmほどの小粒サイズの優良印があるそうだ。
5年毎の更新で5cmの優良印に変更出来、10年だと10cmの大きさの優良印を付けられるそうだ。
4年なら小粒サイズが4個、7年なら5年印と小粒2個取り付けられるそうだ。
小粒が10個とかだと、ちゃんと更新出来ずなんらかのトラブルがあったとか、4個だから4年とは限らない。
5~6年荷馬車持ちの商人を続けていても、何らかのトラブルがあり一年更新出来てない可能性もあるらしい。
おじさんの馬車持ち、大きな優良印はなかなかないらしい。
おじさん、わりと……大商人ってやつなのか?
公爵邸に出入りしてる商人だからただ者ではないよね?!

*馬車持ちの商人
馬を飼育でき、馬車の車体も定期的に手入れしなければならない為、ある程度の資金が必要。
1年に3回以上のトラブル(馬車の事故等)は1年間更新出来ない。
無償で10回以上のギルドの仕事を引き受ければ更新可能。
(悪質な契約違反や、不正取り引きは商人ギルド剥奪)
あちこちを周り契約した農家や個人の職人と取り引きをしている。
商人たちの荷馬車は、辻馬車業も兼ねており稀(まれ)に病人や怪我人、そして妊婦などを町の教会や医師の家などに運ぶ救急車のような仕事もしている。
何枚もの布があったのは病人や怪我人などに使用したりするため。
(シエルが使用した麻布は、食材を保護する為の麻布と麻袋だった)
村や町を10件以内2泊3日以内で大銅貨5枚~6枚
1泊2日以内は大銅貨3枚~4枚の乗車賃だそうだ。
それぞれの商人の規模によるが、3泊以上の距離でも銀貨1枚以内だそうだ。
銅貨  10円
大銅貨  100円
銀貨   千円
金貨   1万円
白金貨 10万円

大銅貨5枚だから2泊3日以内で500円の乗車賃?!
安すぎないか?
おじさん大丈夫か?!
3泊4日でも約千円以内?
ついついバスや電車と比べてしまった。
素泊まりする宿は自腹、お金がない人は宿の馬車留め(駐車場)で荷馬車で荷物番がわりに泊まっても良いらしい。
ちゃんと大銅貨5枚を手渡し、イバド町まで乗せて欲しい事を伝えた。
なぜか、なかなか受け取ってくれなかったおじさん。
最初に荷馬車で泊まると言ったからお金ない客だと思われたのかもしれない。
馬車に泊まるのは危ないとおじさん言われ、仕方なく一緒の宿に泊まる事になった。
ダブルで大銅貨15枚、約1500円
ツインは大銅貨18枚、約1800円
食事一人大銅貨3枚~5枚、安っ!!
宿屋も大丈夫なのか?!
まさか、不衛生で虫さんが盛りだくさんとか、寝床が臭いとかなのか?
寝具はあるのか?
布団は別料金とか?
宿に入るまで不安で仕方なかった。
宿に入ると、半分寝かけて……いやほとんど寝てるよね?白髪の好々爺っぽいおじいさんが受け付けにいた。
いつも泊まる宿屋なのかおじいちゃんが
「グリーコかぁ。んっ?こげな可愛い子をどうする気じゃ?」
さっきまで好々爺っぽかったのに、なぜか冷やりとした。
「フェオーレさん、ちがう。ちゃんとしたお客さんだ。イバド町まで乗っけていくんだよ」
商人であるおじさんの名前はグリーコ。
宿屋のおじいちゃんはフェオーレ。
「……。」
お腹が空いた時、職場の売店コンビニでたまにグリ○のカフェ・オ・レ甘いやーつ買ったなあ。
また、飲みたい。
まぁ、無理か。
この世界、コーヒーってあるのかな?
そんな事考えてるうちに、宿屋に泊まる手続きは終わっていた。
いつもはシングルで泊まるグリーコさん。
今日は、夜遅かったのとシングルの空きは一つしかなく、2人で泊まれる部屋がダブルしか空いてなかった。
おじさんと2人でダブルの部屋、大銅貨15枚。
一人分の値段かと思ったら一室の値段だった。
つまり一人約750円と食事は約300円~500円だった。
激安!!
宿屋、本当大丈夫なのか?
この世界、物価安すぎ?!
部屋は、シングルベッド2台をくっ付けた状態で、小さな机と椅子が一つずつある感じ。
寝具もちゃんと洗濯済みの清潔なシーツだ。
古いながらも落ち着く雰囲気の綺麗な部屋だった。
トイレは宿の一階のみ、お風呂はなし。
身体の汚れが気になる場合は、銅貨5枚(約50円)追加で、水が入った洗面器の様な木桶に布が入ったもので、身体を拭くそうだ。
貴族の家には、お風呂があるがあっても浅い浴槽か猫足っぽい浴槽しかない。
前世は安アパートでも風呂とシャワー付きが当たり前だったけど、お風呂の湯をためる時間でさえ睡眠にあてたかったからか、シャワー浴が圧倒的に多かった。
もっとゆっくり風呂に入ればよかった。
いざ、風呂がないとなればなぜか入りたくなる。

庶民は井戸水や川などで身を綺麗にしたり、この宿の様に桶に水を入れ濡れた布で身体を拭く程度。
頭は、井戸水か川で洗うのが当たり前。
季節は、一応四季はあるらしいが一年を通して春の様な気候らしい。夏は少し暑く、冬は肌寒いって程度。
一年は360日
光、闇、火、水、木、風、土(の日)
ひと月30日
1の月、2の月、3の月~12の月の12ヶ月で1年
ほぼ一緒だからわかりやすいと思った。
広くて深めのお風呂作ってアイテムボックス入れとこうかな?
レンガのお風呂なら創造魔法で出来そうだし、水というかお風呂のお湯とかも自分で出せそうだ。
レンガと言いながらなぜか大きな土鍋の様なお風呂を想像してしまうった。
具材は私よってやーつか?!
豚汁?いや、痩せすぎてるから鶏ガラ?
グゥぅ~となるお腹を押さえると、おじさん…グリーコさんは笑いながら食事をしようかと誘ってくれた。
いつもは一人だから君みたいに可愛い子と食べるのは嬉しいねぇ。
さすが商人、人を褒めるのが美味い。
「少食ですが、どんな料理があるかたのしみです」
と言ったら、グリーコさんは大食いだから1人でいつも2人前頼むらしい。
せっかくだからとおすすめを2人前と次におすすめの料理も2人前頼んだグリーコさん。
だ、大丈夫なのか?
そんなに食べれないと伝えたからな?!
何の魔物かはわからないけど、おすすめ料理は魔物肉のワイン煮込みシチューとパン、そして温野菜のサラダだった。
「今日は当たりだ。美味いぞ」
一番高い値段設定の食事、大銅貨5枚(約500円)の食事は本当に美味しかった。
次のおすすめが、これも何の魔物かわからないけどミートパイと具沢山のスープ、パンとサラダもあったけど5分の1ほどでおなかがいっぱいになってしまい、残りはおじさんが平らげてしまった。
すっごい胃袋だ。
決して太ってるわけでもないが、自分より頭1個半?いや2個分ほどデカい。
2mもないだろうけど、筋肉も程よくあるうらやましい体格をしているグリーコさん。
体重と身長が欲しい。

お払うと言ったのに、なぜか宿代も食事代も受け取らないグリーコさん。
挙げ句の果てには「子どもが遠慮するんじゃない!」とまで言われてしまった。
商人なのに見知らぬ18歳をこんなに甘やかしていいのか?お人よしって言われてないか?
こう見えてもう成人してるし18歳だし、前世は30代ですよと心の中でそっと呟いた。
「ありがとうございます。ご馳走様です!」
お礼を言って部屋に戻り、早々に寝たのだが……。

グワァァァ、ゴゴッ、グゴォォォー
グリーコさんのイビキがヤバかった。
寝れない。
うるさすぎて無理!!
寝れない。
ベッドを離せるスペースもない。
魔物に出会った事はないが、魔物のうなり声はこんな感じなのかもしれない。
隣室から苦情来ないか心配だ。
わりと部屋の壁は薄い。
一丁試してみよう!!
早朝と言っていたから、いまが何時かはわからないけど6時間は寝れるかな?
6時間の部屋の
ピシッ

念のため防音前にうるさいイビキの部屋の前にいたが、やはり廊下まで響いていた。
そして隣からも、何か小言が聞こえてきた。
やばい。
部屋に戻り魔物の様なイビキはどうしようもないので、と音楽室やカラオケルームのをイメージした。
結果はほぼ成功。
ちょっと魔物のようなイビキが、小さなおならの連続の様な感じになった。
初めてにしては、上出来かもしれない。
自画自賛。
あとは、自分自身に6時間の安眠魔法とついでに耳栓魔法をした。
かけた途端、成功かどうかも確かめる前に気絶した。
たぶん成功……。

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