【完結】悪役令息⁈異世界転生?したらいきなり婚約破棄されました。あれこれあったけど、こんな俺が元騎士団団長に執着&溺愛されるお話

さつき

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24、シエルパパは過保護

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シエルは気がつけばボゥーッとする時が多くなっていた。
「どうしたんだ?」
「大丈夫?」
「あいつに…んんっ。まだ体調が悪いんじゃないのか?」
『……』
くまの獣人族であるコリラックさんを初め、グリーコさん、商業ギルドのギルド長であるレオさんたちが心配そうに話しかけてくれるが、自分ではボゥーッとしてる自覚はない。
冒険者ギルドのアロンさん。
恥ずかしくて、忘れたいようで忘れたくないあの出来事。
忘れるどころか、あの場所の違和感もとれたはずなのに、今までの記憶を鮮明に塗り替えるかの様にこびり付いた記憶から、妄想?してしまうのだった。
ふとしたきっかけで、抱きしめられた感触、お腹の筋肉、触り心地のいい温かな肌。
また、触りたいし抱きしめ……ごふっ!!
ホントッ、"オレ"は異性が好きだったハズなのに、なぜかアロンさんとのアレコレを思い出し妄想してしまうんだろう?
おかげで、アロンさんに逢ってしまうとぎこちなくなるし、まともに顔を見れなくなってしまった。
他の人たちとは、それなりに会話はできるのに、なぜだろう?
アロンさんは、男同士する事に抵抗はないのかな?とかシエルの身体に中身がオレの中途半端な状態でしかも、あの魔物の媚薬成分でヤってしまった、解毒ポーションを口で飲ませてくれたらしいし、色々ねだってしまった"オレ"、もう、恥ずかしいどころじゃない!!
"オレ"普通のセックスできるのか?
他の人に、自分のアレを突っ込む想像出来ないんだけどどうしよう?!
色々考えていると
『アイツと交尾したいなら、誘えばいいし、他の奴でいいならこの町のはずれに、そんな匂いを出す奴らの秘密のアレドコロ・ショウカンとかいう店が何軒かあるぞ』
「!!!」
秘密のあれどころ?しょうかん?
召喚のショウカンじゃないよね?
こ、交尾ってことは、あのショウカンだよね?
そこって女の人…
『いないぞ。男ばかりだ』
でしょうね。
シエルは、このイバド町に男同士がいちいちゃするための娼館が数件ある事を知ってしまった。
アレドコロ?
荒れてる所じゃないよね?
『……』
無反応のくろは目を閉じて寝てしまった。

あんな事があってからしばらく動けなかったけど、今では体力作りをメインに、イドバ町で依頼を受けたりしていた。
ボクのギルドランクは、なんとCランクになった。
ヌルヌルのアレとか、クサイあの泥とか、薬草、あと、くろと契約した事が一番大きい。
くろのおかげでギルドランクを上げたと言っても過言ではないらしい。
魔物をや薬草、クサイ泥も含め、ギルドにストックし小出しにする為、大量にある事は内緒らしい。
その代わりギルド併用の部屋、一泊二日で銀貨1枚(約千円・ギルド併設の部屋で一番高価な部屋)それを6ヶ月無料貸し出し、その後は格安で借りれる事になった。
最初は、なぜか永久無料とか言われたけど、それはダメだとが反対した。
そこから数十年→数年→数ヶ月→6ヶ月無料となった。
ギルド提携の食堂もなぜか無料にしてくれた。
なぜ?
この町の人たち、お人好し過ぎない?
皆、騙されるよ?
悪い人がきたら、オレが守ってやらないと!!
謎の使命感を持ち、シエルは何かにがんばろうとしていた。

もふもふのくろと一緒に寝れるセミダブル位の広さのベッド、書き物が出来る小さめな机と椅子、前世でも泊まった事はないけどちょっと広めのビジネスホテルっぽいのかなぁと思った。
過去といえば、過去を見ることが出来る魔道具、過去視枕(青系)は一度しか使っていない。
同調しすぎたら戻れないとか、怖いから。
過去の自分がどうだったとか、名前は何とか"オレ"が死んだ後は住んでたとこや職場はどうなったとか、気になると言えば気になるけど、気になったとこで今更どうする事も出来ないから、なるべく気にしない様にした。
シエルの過去は、悲惨で残酷、可哀想とか言葉には言い表しにくい感じだ。
滅多にいないけど、女性に対して身体がこわばったり男性だけど女性寄りの人や、紅い何かに反応してしまう自分がいた。
紅や赤、それらの色は王族に多い。
紺色と言えばウォード公爵…家を出てから約1ヶ月。
シエルのお父様やお母様は心配してるのかな?
兄弟は?末っ子の妹、ミーユは女の子だから狙われてないかな?
女性は生まれた瞬間、婚約者が殺到し将来の道筋がすでに決まったも同然になるそうだ。
少ないから貴重で、大切に過保護に育てられ少しわがままになりやすいらしい。
ミーユはどうなんだろうか?
公爵邸に戻ってきたシエルは、あの時動きにくい身体だったからお母様と一緒にボクにやたらと物を食べさせたがっていたなぁという、印象しかない。
お母様が言うとちゃんと引き下がっていたし、可愛いし、兄であるボクになぜか絵本の読み聞かせとかしてくれたり、可愛い妹だと思った。
まだひと月も経ってないのに、家出をして心配してくれてるかもしれないと思ったら、帰った方がいいのかなぁとチラッと思ってしまった。
ダメだ!!
なぜ、ボク…オレが家を出たのか、初心を思い出した。
シエルは第一王子に婚約破棄された。
あの王子は男爵令嬢と今頃、イチャイチャしてるかもしれない。
王族とはもう関わりたくない。
公爵という高い身分だから、公爵であるシエルのお父様はそれなりの付き合いがあるから仕方がないだろうけど、シエルは三男だし婚約破棄された不名誉な肩書を持つ三男。いずれ家から離れ、自立した道を選ばなければならない立場。
書き置きには、婚約破棄された事についての謝罪と平民として生きるので貴族としての息子は辞めますという事、今まで育てていただいたお礼も書いた。
前の記憶があるから、庶民暮らしは平気だと思っていたけど、飲み物一つとっても不便だと思ってしまった。
喉が渇いたら、井戸水を汲み上げそれを飲む。
前世の記憶から、生水はちょっと抵抗感があり煮沸消毒を兼ねて沸かしたお水が欲しいと思った。
火を使う事になるので、泊まってる部屋にはキッチンもない。トイレは共同、お風呂なし。
身体や頭を洗いたい時は、水浴び程度のスペースが井戸近くにあった。
お風呂には、肩までつかりたいな。
髪の毛や身体の汚れも、やはりシャワーとかで洗いたい。
火魔法と水魔法、あと消毒?と思ったら、くろが
『浄化やクリーンを使えばいいんじゃないのか?』
と教えてくれた。
忘れてた?というか思いつかなかった。
試しにクリーンを自分なかけたら、少し汗ばんでいた身体がスッキリした気がした。
身体がさらさらしてる!!
服も汗臭くない。
お礼も兼ねて、くろにもクリーンをかけたら
『クリーンより、回復や治癒魔法の方がいい』
そう、言ったので何度か回復や治癒をかけたらくろの毛はツヤツヤのもっふもふになった。
体力作り?の為の町歩き中に見つけた、テイマー用のお店っぽいところで大きめのブラシを見つけたので、毎日ブラッシングも欠かせない。
ブラッシング中は、気持ちいいのかいつもゴロゴロと、くろの首辺りから聞こえてくるのだった。
もぉ~うちのくろ、最高に可愛すぎる!!

冒険者としてテイマーとしてのボクとくろ、町中での依頼、荷物運びや冒険者ギルドの書庫の整理整頓、食堂のお皿洗いなどもあった。
短期のバイトって感じで、わりと楽しみながら依頼を達成していた。
依頼を達成したらなぜか、頭をなでなでされた後ボクにお菓子をくれる人が増えた。
食堂系なら、ギルド以外の食堂なのにご馳走してくれたりもした。
ボク成人してるしもう18歳だよ?
この世界の成人は15歳だから成人してから、もう3年たってるのに……。
大人扱いされてないボクは、モンモンとしていた。
ハッ!!
アロンさん、ボクの外見が嫌で幼い言動とかも嫌で避けられてる?
いやいやいや、避けてるのはオレだ。
恥ずかしいからぎこちなくなってるのもオレ、むしろオレの中のシエルはアロンさんに逢いたがってる。
オレも…逢いたい、ずっとそばに……。

町の外での依頼を受ける時は、魔物狩りの練習?
公爵様に頂いた短剣はアイテムボックスにしまった。
これもくろに教えてもらった事なんだけど、かっこいい紋様があると思ってたら、ウォード公爵ゆかりの者だと証明する為の剣だ、と言われた。
くろ、すごい!、
くろが物知りなのに、可愛いくて最高!!
公爵であるシエルのお父様に頂いた、大切な剣を……。包丁がわりにした事も……ヤバっ!!
町の外に冒険者として依頼を受ける前に、コリラックさんオススメの防具屋さんと武器屋さんに行った。
もちろんコリラックさん付きで!!
防具は動きやすさ重視の皮の胸当てとか、関節を保護する為のひじ当てやひざ当ても購入した。
武器は、ナイフと中途半端な大きさらしい中長剣。
材料が足りなかったそうだけど、どうしても作りたかったらしい鍛冶屋さんがこの武器屋さんに置いて行ったらしい。
ラッキー!!と思った。
短剣にしては長くて重く、長剣にしては短く軽いらしい、ボクの身長にはピッタリの剣だった。
重さも木刀がちょっと重くなった感じ。
でも、木刀より重いのになぜかしっくりとするかっこいい剣だった。
んっ?ボク…中途半端ってことなのかな?
深く考えてはいけない。
都合のいい時はオレ、都合の悪い時はボク。
確かに中途半端だ!!
ボクの身長は、シエルが生きてた頃より1cm"も"縮んでしまった!!
貴重な身長が1cmだよ!!
まあ…まだ18歳だからこれから身長は伸びる、ハズ。
今のボクの身長がイかした、ボクの為の中長剣!
デザインも、少しウォード公爵の紋様に似ている気もするけど…かっこいいからヨシ!!

シエルは知らない秘密がこの剣には、ありすぎた。
いずれ必要になるかもしれないとウォード公爵がシエルの為に鍛冶屋に内緒で依頼し作ってもらった中長剣だった。
出来上がった中長剣はシエル以外には売らない事と厳命し、公爵が武器屋の主人にシエルの容姿を事細かく伝えていた。
こういう可愛い容姿の子が来たら、違和感のない様勧めて、この剣が安くなるような適当な理由付けして、格安で売って欲しいと。
不足分の値段や依頼料は割増しでちゃんと払うからよろしく!!と、領主であるウォード公爵様から細かな指示付きの依頼を受けたイバド町のとある鍛冶屋の親方と武器屋の主人。
いつ来るのかもわからない依頼に、気が休まらなかった武器屋の主人。
そしてとうとうシエルがお店に来た時、この子だァァァ!!この子にちがいないっ!!本当に来たぁぁぁ!!と心の中で驚き、さりげなく名前も確認した。
公爵様から依頼されていた、可愛いシエル様だ!!
紺色の艶々でさらさらの髪、そして神秘的でかつどんな宝石に例えようともシエルの可愛さの前ではくすんでしまう紫色の可愛くて美しい瞳。身体は痩せすぎだが、思わず抱きしめ守ってあげたいと親バカながら思ってしまう。だが親として見守らなければ子の、成長を見守らなければ、子を……!!血反吐や目から血が出るくらい泣きたくなるが、見守ろうと心に誓った私の可愛い、いや可愛すぎるシエルが来たら、どうか、可愛いシエルに悟られる事のないように、スムーズにこの剣を勧めてくれ。
あっ、重さ軽減、魔法各種補助、物理攻撃アップ、魔法攻撃アップ、物理防御アップ、魔法防御アップ、毒無効、マヒ無効、刃を研がなくても半永久的に切れ味が落ちない魔法も付けといてくれ!!
*シエルの中途半端な長さの剣は、国宝級かそれ以上の剣となってしまったのだった。

気が遠くなり魔力も尽きかけながら、寝る暇を惜しみながら幾日もかけ、最高級の付与をした付与師、その付与に耐えれる最高級の鉱石を使い強い剣を打った鍛治師、そして、値段を付けれない程の高価過ぎる剣にありえない値段で売ってしまった罪悪感でいっぱいのとある武器屋の主人。
必死に自分自身を落ち着かせながら、冷や汗もちゃんとかきながらも、ちゃんとそれぞれミッションをこなしたのだった。
剣に関わった鍛治師、付与師、武器屋の主人たちは数日間寝込んでしまったが、シエルは気づかず、周りは口を閉じていた。

ホクホク顔でお買い得の剣を購入出来たシエル。
コリラックは剣の値段にもかなり驚いたけど、中長剣に入った紋様を見て納得した。
本来の一般に売っている剣や他の武器には紋様はない。
バラの様な花に二つの剣が交差した様な紋様は、シエルをイメージした公爵オリジナルのシエルの為の紋様だった。
剣の値段は、他には言わない様に、とコリラックは念入りにシエルに言った。
何の疑問も持たず、本来ならこの値段はありえない値段で、この値段で買えるはずがない事を知らないまま
「材料が足りないのに、こんな素敵な剣を作りたかったって言う鍛冶屋さん、すんごいこだわりが強いっていうか、凝り性の人なんだね!!」
「……。」
『……。』
くろとコリラックは、それはちがう!!とツッコミたかったが、心の奥底でツッコンだかどうだかは神のみぞ何ちゃららぁ。
(んふっ♡くろちゃんはツッコミ自体めんどくさい感じね。コリラックちゃんは、ツッコミたかったみたいだけど飲み込んだ感じよぉーby神がいる世界だって事をアピールする為定期的に出てくる腐ェニックス神)

コリラックさんの付き添いで、魔物狩りに出発。
魔物ありの世界の定番といえば、スライム!!
いざ狩りだぁぁと、行ったもののなぜか一匹のスライムすら出なかった。
仕方がないので、食べれる野草や木の実など拾っていたら最近新しく入ったらしい教会の人と子どもたちが、同じ様に木の実の採取と野草を探していた。
教会の空き地スペースに畑を作り、そこに雑草並みに生える野草を植えるらしい。

ボクの顔を見た後、ボクの後ろ辺りに視線を向け少し驚いた様子だったが何だったのかはわからない。
くろが可愛いから触りたいのかな?
くろは、もしかしたら他の人に触られたくないかもしれない…一応聖獣だから。
あれ?でも教会の人だから、聖魔法使えるんだろうし、それなら触ってもいいかもしれない。
「ねぇ、くろ?あの……。」
『別に構わないぞ。あと一応じゃなく聖獣だ。他のことは、まぁ、気にするな』
「えっ?んん?どういう事?」
くろはしばらく何も喋ってくれなかった。
教会の人は、黒っぽい髪で紺色の目?をしたボクと同じくらいの歳くらいかなぁ?
(*シエルは自分が童顔な事忘れてます。)
あいさつを済ませ、保護された獣人族の子もいたので話してると、教会に一緒に行く事になった。
行く途中で、コリラックさんと道すがら売っていた食材を色々買い込み差し入れする事になった。
前世のオレは、料理はほぼしてなかったからか残念ながら、料理で異世界の食事改革?革命をするとか大それた事は出来ない。
その前に、魔物を狩ったとしても解体する事が出来なかった。
以前、コリラックさんが狩った狼っぽい魔物の解体を教えてくれたんだけど……。
途中でギブアップした。
元看護師だけど、血を見るのはまぁ…なんとか大丈夫だけど、解剖…解体は、無理だった。
スーパーで肉の塊や小さめの魚なら大丈夫なんだけなぁ。
料理の腕は、野菜炒めとか、魚の塩焼き、あとスクランブルエッグ程度だった気がする。
他は加工食品に頼っていて、栄養ドリンクや栄養ゼリー、またはサプリメント、レトルト食品や冷凍食品のレンチン、あとは……。
なぜか、むなしくなってきた気がする。

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