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「……して、これはなんだ?」
王城の奥深く、国王の執務室。
重厚なオーク材の机を挟んで、国王陛下が眉間に深い皺を寄せていた。
その視線の先にあるのは、私がうやうやしく差し出した一枚の書類……ではなく、辞書のように分厚い紙の束だ。
私は営業スマイル(ただし目は笑っていない)を浮かべて、スラスラと解説を始める。
「見ての通り、請求書でございます、陛下」
「請求書……だと?」
「はい。先ほど、アレン殿下との婚約破棄が円満に成立いたしました。つきましては、これまで私が殿下の婚約者として費やしてきた時間、労力、そして精神的負担に対する正当な対価を請求させていただきます」
国王の隣に控えていた宰相が、慌てて書類の束を手に取った。
パラパラとめくるうちに、彼の顔色が青から白、そして土気色へと変わっていく。
「な、なんだこの金額は!? 国家予算の何分の一に相当すると思っているんだ!」
「適正価格です、宰相閣下。ボッタクリバーの明細と一緒になさらないでください」
「ふざけるな! 内訳を見せろ!」
「どうぞ。1ページ目から10ページ目までは、私が代行した殿下の公務一覧です。日付、時間、業務内容、そして成果を全て記録してあります」
宰相が震える手でページをめくる。
「……『○月×日、隣国との通商条約の見直し案作成、所要時間4時間』……『△月□日、騎士団の予算決算書の計算ミス修正、所要時間30分』……こ、これは……」
「ご存知かと思いますが、アレン殿下は『数字を見ると蕁麻疹が出る』という特異体質をお持ちのようですので。ここ数年、決算期の書類は全て私が処理しておりました」
「馬鹿な! あれは全てアレン殿下が寝る間を惜しんで仕上げたものだと……!」
「寝る間を惜しんでいたのは私です。殿下はその間、ミナ様とオペラ鑑賞を楽しんでおられましたよ。チケットの領収書も証拠として添付してあります」
私は懐から、さらに追加の証拠書類を取り出した。
宰相が絶句して押し黙る。
国王が重い口を開いた。
「……ノワル嬢。そなた、これだけの仕事をこなしながら、文句ひとつ言わなかったのか?」
「文句を言っている暇があったら手を動かした方が効率的ですので。それに、将来王妃になった際の『先行投資』だと思っておりました」
「先行投資……」
「はい。ですが、婚約破棄となれば話は別です。投資した案件が破綻した以上、元本回収はビジネスの基本。そうでしょう?」
国王は痛いところを突かれたという顔をした。
「し、しかしだ! 公務代行分は百歩譲って認めるとしても、この『精神的苦痛代』というのはなんだ! 桁がおかしいぞ!」
宰相が再び声を張り上げる。
私は涼しい顔で電卓を取り出し、カチャカチャと叩いた。
「宰相閣下。想像してみてください。毎日のように『可愛げがない』『目が死んでいる』『女らしくない』と罵られ、挙句の果てには浮気相手の尻拭いまでさせられる日々を」
「うっ……」
「私のストレス耐性が強靭だったから良かったものの、普通の令嬢なら三日で胃に穴が開いています。この金額は、私の強靭な精神力に対する技術料も含まれているとお考えください」
「技術料……屁理屈だ!」
「では、法的根拠を申し上げましょうか? 王家との婚約に際し交わされた契約書の第14条3項。『一方的な有責事由による破棄の場合、被害者側は相応の慰謝料を請求できる』。……相応、の解釈はこちらに一任されています」
「ぐぬぬ……!」
宰相が反論できずに唸る。
この宰相は数字にはうるさいが、論理武装した相手には弱い。事前のリサーチ通りだ。
国王が深いため息をついた。
「……宰相、もうよい」
「へ、陛下!?」
「ノワル嬢の言っていることは、悲しいかな、全て事実だ。アレンの公務報告書と、この請求書の筆跡……見比べてみれば一目瞭然ではないか」
国王は手元の書類を見つめ、ガクリと肩を落とした。
「あの完璧な書類が、まさかまだ十代の令嬢の手によるものだったとは……。アレンには過ぎた才女だったということか」
「恐縮です。で、お支払いいただけますか?」
「……一括は無理だ」
「分割でも構いませんが、金利がつきますよ? トイチで」
「闇金融か! 王家にトイチを吹っかける貴族がどこにいる!」
宰相が悲鳴を上げた。
私は肩をすくめる。
「冗談です。では、王家のメンツもありますし、この金額で手を打ちましょう」
私は最初から用意していた『現実的な妥協案』の書類をスッと差し出した。
最初の請求額よりは下げてあるが、それでも一生遊んで暮らせるだけの額は確保してある。
いわゆる『ドア・イン・ザ・フェイス』テクニックだ。
最初に無理難題をふっかけてから、本来の要求を通す。交渉の基本である。
国王は新しい提示額を見て、少し安堵したような表情を浮かべた。
「……ふむ。これならば、なんとか裏の予算から捻出できよう」
「陛下! よろしいのですか!?」
「アレンの不始末だ。公になれば王家の恥。手切れ金として処理する他あるまい。それに……」
国王はチラリと私を見た。
その目には、どこか惜しむような色が浮かんでいる。
「これほど優秀な事務能力を持つ者を失うのは、国益の損失だが……アレンには荷が勝ちすぎたな」
「ご賢察、感謝いたします。では、こちらの小切手にサインをお願いします」
私はすかさず羽根ペンを渡した。
国王は苦笑しながらペンを受け取り、サラサラと署名をする。
王印が押された瞬間、その紙切れは莫大な資産へと変わった。
(よっしゃあああぁぁぁ! 勝った! 完全勝利!)
心の中でガッツポーズをしつつ、表面上はあくまでクールに小切手を回収する。
インクが乾くのを確認し、丁寧に封筒へ。
これで私の老後は安泰だ。田舎に引きこもり、誰にも邪魔されず、趣味のガーデニングと読書に没頭するスローライフが待っている。
「では陛下、宰相閣下。長らくお世話になりました。これにて失礼いたします」
完璧な礼をして、私は執務室を後にしようとした。
その時、国王が背後から声をかけてきた。
「ノワル嬢。もし金に困ることがあれば、いつでも戻ってくるといい。我が国の財務省は慢性的な人手不足でな」
「お断りします。私はこれから優雅な隠居生活に入るのです。二度と『納期』や『予算』という言葉を聞かなくて済む世界へ行きますので」
きっぱりと言い放ち、私は重い扉を開けた。
廊下に出ると、夜の冷気が火照った頬に心地よい。
窓の外には大きな満月が浮かんでいる。
「……最高の夜だわ」
私は小切手の入った封筒にキスをした。
足取りは軽く、まるで重力から解放されたようだ。
これから実家に戻り、荷造りをしなければならない。
父上は怒るだろうか?
いや、この小切手を見せれば文句はないはずだ。
むしろ「よくやった」と褒めてくれるかもしれない。
ヴァレンタイン公爵家は代々、損得勘定に厳しい家系だからだ。
「さーて、まずはトランクを買わないと。一番大きくて丈夫なやつを……経費で」
独り言を呟きながら、私は王城の廊下をカツカツと歩いていく。
すれ違う衛兵たちが、私の異様なテンションに怯えたように道を空けるが、気にする必要はない。
私はもう、悪役令嬢でも、王子の婚約者でもないのだから。
ただの『小金持ちの無職』。
なんて甘美な響きだろう。
馬車に乗り込み、実家へと向かう道中、私は新しい生活への期待に胸を膨らませていた。
どんな家に住もうか。
庭には何を植えようか。
使用人は雇わず、気ままな一人暮らしもいいかもしれない。
あるいは、安い賃金でよく働く忠実な執事を一人くらいなら雇ってもいいか。
そんな皮算用をしている時の私は、間違いなく世界で一番幸せだった。
そう。
実家の玄関を開け、青ざめた執事長が駆け寄ってくる、その瞬間までは。
「お、お嬢様! 大変です!」
「あら、セバスチャン。どうしたの? そんなに慌てて。まさか父上がまた変な骨董品でも買わされた?」
「そ、そうであればどれほど良かったか……! 旦那様が……旦那様が……!」
「父上が?」
「事業に失敗なさいました!!」
「……は?」
玄関ホールで固まる私に、セバスチャンは涙ながらに告げた。
「お嬢様の名義で投資していた新規魔石鉱山が、まさかの空脈でした! 違約金と賠償金で、公爵家の資産は差し押さえ……いえ、それどころか……!」
私の脳内で、小切手の額面と、想定される負債額が高速で計算される。
プラス、マイナス、マイナス、マイナス……。
「……借金の総額は?」
セバスチャンが提示した指の数は、私が先ほど国王からふんだくった小切手の額の、優に三倍はあった。
私の手から、小切手の入った封筒がひらりと落ちる。
「……嘘、でしょう?」
私のスローライフ計画が、音を立てて崩れ落ちていく。
悪役令嬢ノワル・ヴァレンタイン。
婚約破棄からわずか数時間後。
私は『小金持ちの無職』から、『莫大な借金を背負った無職』へと、華麗なる転落を遂げたのだった。
王城の奥深く、国王の執務室。
重厚なオーク材の机を挟んで、国王陛下が眉間に深い皺を寄せていた。
その視線の先にあるのは、私がうやうやしく差し出した一枚の書類……ではなく、辞書のように分厚い紙の束だ。
私は営業スマイル(ただし目は笑っていない)を浮かべて、スラスラと解説を始める。
「見ての通り、請求書でございます、陛下」
「請求書……だと?」
「はい。先ほど、アレン殿下との婚約破棄が円満に成立いたしました。つきましては、これまで私が殿下の婚約者として費やしてきた時間、労力、そして精神的負担に対する正当な対価を請求させていただきます」
国王の隣に控えていた宰相が、慌てて書類の束を手に取った。
パラパラとめくるうちに、彼の顔色が青から白、そして土気色へと変わっていく。
「な、なんだこの金額は!? 国家予算の何分の一に相当すると思っているんだ!」
「適正価格です、宰相閣下。ボッタクリバーの明細と一緒になさらないでください」
「ふざけるな! 内訳を見せろ!」
「どうぞ。1ページ目から10ページ目までは、私が代行した殿下の公務一覧です。日付、時間、業務内容、そして成果を全て記録してあります」
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「……『○月×日、隣国との通商条約の見直し案作成、所要時間4時間』……『△月□日、騎士団の予算決算書の計算ミス修正、所要時間30分』……こ、これは……」
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「馬鹿な! あれは全てアレン殿下が寝る間を惜しんで仕上げたものだと……!」
「寝る間を惜しんでいたのは私です。殿下はその間、ミナ様とオペラ鑑賞を楽しんでおられましたよ。チケットの領収書も証拠として添付してあります」
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「……ノワル嬢。そなた、これだけの仕事をこなしながら、文句ひとつ言わなかったのか?」
「文句を言っている暇があったら手を動かした方が効率的ですので。それに、将来王妃になった際の『先行投資』だと思っておりました」
「先行投資……」
「はい。ですが、婚約破棄となれば話は別です。投資した案件が破綻した以上、元本回収はビジネスの基本。そうでしょう?」
国王は痛いところを突かれたという顔をした。
「し、しかしだ! 公務代行分は百歩譲って認めるとしても、この『精神的苦痛代』というのはなんだ! 桁がおかしいぞ!」
宰相が再び声を張り上げる。
私は涼しい顔で電卓を取り出し、カチャカチャと叩いた。
「宰相閣下。想像してみてください。毎日のように『可愛げがない』『目が死んでいる』『女らしくない』と罵られ、挙句の果てには浮気相手の尻拭いまでさせられる日々を」
「うっ……」
「私のストレス耐性が強靭だったから良かったものの、普通の令嬢なら三日で胃に穴が開いています。この金額は、私の強靭な精神力に対する技術料も含まれているとお考えください」
「技術料……屁理屈だ!」
「では、法的根拠を申し上げましょうか? 王家との婚約に際し交わされた契約書の第14条3項。『一方的な有責事由による破棄の場合、被害者側は相応の慰謝料を請求できる』。……相応、の解釈はこちらに一任されています」
「ぐぬぬ……!」
宰相が反論できずに唸る。
この宰相は数字にはうるさいが、論理武装した相手には弱い。事前のリサーチ通りだ。
国王が深いため息をついた。
「……宰相、もうよい」
「へ、陛下!?」
「ノワル嬢の言っていることは、悲しいかな、全て事実だ。アレンの公務報告書と、この請求書の筆跡……見比べてみれば一目瞭然ではないか」
国王は手元の書類を見つめ、ガクリと肩を落とした。
「あの完璧な書類が、まさかまだ十代の令嬢の手によるものだったとは……。アレンには過ぎた才女だったということか」
「恐縮です。で、お支払いいただけますか?」
「……一括は無理だ」
「分割でも構いませんが、金利がつきますよ? トイチで」
「闇金融か! 王家にトイチを吹っかける貴族がどこにいる!」
宰相が悲鳴を上げた。
私は肩をすくめる。
「冗談です。では、王家のメンツもありますし、この金額で手を打ちましょう」
私は最初から用意していた『現実的な妥協案』の書類をスッと差し出した。
最初の請求額よりは下げてあるが、それでも一生遊んで暮らせるだけの額は確保してある。
いわゆる『ドア・イン・ザ・フェイス』テクニックだ。
最初に無理難題をふっかけてから、本来の要求を通す。交渉の基本である。
国王は新しい提示額を見て、少し安堵したような表情を浮かべた。
「……ふむ。これならば、なんとか裏の予算から捻出できよう」
「陛下! よろしいのですか!?」
「アレンの不始末だ。公になれば王家の恥。手切れ金として処理する他あるまい。それに……」
国王はチラリと私を見た。
その目には、どこか惜しむような色が浮かんでいる。
「これほど優秀な事務能力を持つ者を失うのは、国益の損失だが……アレンには荷が勝ちすぎたな」
「ご賢察、感謝いたします。では、こちらの小切手にサインをお願いします」
私はすかさず羽根ペンを渡した。
国王は苦笑しながらペンを受け取り、サラサラと署名をする。
王印が押された瞬間、その紙切れは莫大な資産へと変わった。
(よっしゃあああぁぁぁ! 勝った! 完全勝利!)
心の中でガッツポーズをしつつ、表面上はあくまでクールに小切手を回収する。
インクが乾くのを確認し、丁寧に封筒へ。
これで私の老後は安泰だ。田舎に引きこもり、誰にも邪魔されず、趣味のガーデニングと読書に没頭するスローライフが待っている。
「では陛下、宰相閣下。長らくお世話になりました。これにて失礼いたします」
完璧な礼をして、私は執務室を後にしようとした。
その時、国王が背後から声をかけてきた。
「ノワル嬢。もし金に困ることがあれば、いつでも戻ってくるといい。我が国の財務省は慢性的な人手不足でな」
「お断りします。私はこれから優雅な隠居生活に入るのです。二度と『納期』や『予算』という言葉を聞かなくて済む世界へ行きますので」
きっぱりと言い放ち、私は重い扉を開けた。
廊下に出ると、夜の冷気が火照った頬に心地よい。
窓の外には大きな満月が浮かんでいる。
「……最高の夜だわ」
私は小切手の入った封筒にキスをした。
足取りは軽く、まるで重力から解放されたようだ。
これから実家に戻り、荷造りをしなければならない。
父上は怒るだろうか?
いや、この小切手を見せれば文句はないはずだ。
むしろ「よくやった」と褒めてくれるかもしれない。
ヴァレンタイン公爵家は代々、損得勘定に厳しい家系だからだ。
「さーて、まずはトランクを買わないと。一番大きくて丈夫なやつを……経費で」
独り言を呟きながら、私は王城の廊下をカツカツと歩いていく。
すれ違う衛兵たちが、私の異様なテンションに怯えたように道を空けるが、気にする必要はない。
私はもう、悪役令嬢でも、王子の婚約者でもないのだから。
ただの『小金持ちの無職』。
なんて甘美な響きだろう。
馬車に乗り込み、実家へと向かう道中、私は新しい生活への期待に胸を膨らませていた。
どんな家に住もうか。
庭には何を植えようか。
使用人は雇わず、気ままな一人暮らしもいいかもしれない。
あるいは、安い賃金でよく働く忠実な執事を一人くらいなら雇ってもいいか。
そんな皮算用をしている時の私は、間違いなく世界で一番幸せだった。
そう。
実家の玄関を開け、青ざめた執事長が駆け寄ってくる、その瞬間までは。
「お、お嬢様! 大変です!」
「あら、セバスチャン。どうしたの? そんなに慌てて。まさか父上がまた変な骨董品でも買わされた?」
「そ、そうであればどれほど良かったか……! 旦那様が……旦那様が……!」
「父上が?」
「事業に失敗なさいました!!」
「……は?」
玄関ホールで固まる私に、セバスチャンは涙ながらに告げた。
「お嬢様の名義で投資していた新規魔石鉱山が、まさかの空脈でした! 違約金と賠償金で、公爵家の資産は差し押さえ……いえ、それどころか……!」
私の脳内で、小切手の額面と、想定される負債額が高速で計算される。
プラス、マイナス、マイナス、マイナス……。
「……借金の総額は?」
セバスチャンが提示した指の数は、私が先ほど国王からふんだくった小切手の額の、優に三倍はあった。
私の手から、小切手の入った封筒がひらりと落ちる。
「……嘘、でしょう?」
私のスローライフ計画が、音を立てて崩れ落ちていく。
悪役令嬢ノワル・ヴァレンタイン。
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