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スリープレス・ナイト1-A

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寝れん。

またこんな夜がやってきた。

寝よう寝ようとするほど
考えなくていいことを考えたり
忘れていた悩み事を思い出したり

固く目を閉じるほど
瞼の裏には総天然色の
艶やかな世界が拡がって
一人布団と格闘しながら
無為な時間が流れるのだ。

こんなときは脳が泳ぎたいままに
ふわふわ漂うに任せるに限る。

本日、私の脳がたどり着いた場所は
、、、

小学校4年生の夏
突然の夕立にあった児童公園だった。


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