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チャチャと旅人ノーマン(2)
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「どこに、連れて行くの、君達は」広井町公民館の広場に着くと「チャチャ兄ちゃん、あの場所見て」レオン達が、指差した方を、見ると、そこには、緑色のテントが、見え、その前に、見慣れない、若いオス猫が、寒そうに、背中を丸め、焚き火で、暖を取っている様子が、見えた。「ねえ、チャチャ兄ちゃん、あの人、見慣れない人だね。どこの人だろうね。」「うん、そうだね、きっと、色んな所を旅して、歩いている人かもしれないね。」「前に、絵本で、読んでくれた、厶ーミンに、出てきた、スナフキンのような、旅人?」「うん、そんな所かな。」「邪魔にならない位、少しだけ、話し掛けてみようか。」僕は、ゆっくり、近づき、その後ろに、隠れながら、レオン達も、移動して、恐る恐る、後ろから覗き込んだ。「こんにちは、冷えますね。」頷き「でも、この、ヒンヤリした空気の中でする、焚き火が、僕は、何より好きなんだ。どうも、キレイなホテルの部屋とかは、窮屈で、落ちつかないんだ。」「僕の名は、ノーマン、君達は。」「僕は、チャチャ、弟のレオン、メグオ、妹のマックス」すると、後ろに隠れていたレオンが「ノーマンさんは、どこの町から来たの。」「ナノランドから。月と虹が、綺麗で、不思議な、井戸水のある所だよ。」ほら、見てご覧と、言った、手には、不思議な形の水筒が、握られていたのでした。
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