桜花

依久

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おまけの話

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あの時、直人さんのバイク、駐輪場に無かったけれどどうして?

駐輪場、境内の裏に別のがあったからそこに停めた。


来ていないかと思った…。

焦った?

う…ん。寂しかったの。


あやにゃん、可愛いな、オレ、惚れ直しそう。


直人さん、聞いてもイイ?


どうぞ!


いつアタシの事、好きになったの?

君が警官に「セクハラ」て言い返した時。

え?あれで…。

オレも警官に何か悪態つきたくてイラついていたから、あやにゃんの一言で気持ちが解れてな…。


そう…なんだ…。


実際、スカッとしたよ。
それで、この子、見た目はふんわりしているけれど言うときは言うな、オトコマエ~~て痺れた。


オトコマエって…。


そういうところも含めて、あやにゃん、大好きだよ!


正面切って言われると、どういう顔したら良いか困る…。


じゃあ、こっちおいで…。


彼は、夜桜の幹に大切な彼女を幹ドンしてその唇を奪う、一年後の春の夜…。


彼女の指に光る指輪。
さくら色のローズクオーツ。


そのローズクオーツを闇の中から金色の宝玉が覗いていた。


「せっかく見つけたお客さん、綺麗な心のお客さん。けれども取り込み中ならしょうがない。人の恋路を邪魔したら親父殿に叱られる!」

おでん屋ののぼりを背負った子狐は、唄うように呟くと次のお客を探しに行きましたとさ。


さくら咲く   春の夜風に   紛れ込み

   気をきかせ去る   九尾のキツネ


ちゃんちゃん


おまけでした!
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