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2話 童貞魔術師☆
しおりを挟む「今度こそ本当に落ち着かれましたか?」
ベルは気味悪そうにハルミを見た
「うん!!!もう大丈夫です。………………なんだか取り乱してしまってすみません」
ハルミが頭を下げるとベルはホッとした様に息をはく。
「いいえ。
こんな状況です。貴女が取り乱すのは当然です。…………本当に申し訳……無い」
ベルは眉をきゅっと寄せて拳を握りしめている。
「……………あの、本当に気にしなくて良いんですって。…………だって生活の面倒見てくれるんですよね?なら問題無いです」
親指を立ててハルミが声を掛けるとベルは泣きそうな顔をしている。
「………………お優しいのですね。私の………せいで貴女はこれから一人、
見知らぬ世界で生きて行くと言うのに」
ベルは震える声でそう言って、ハルミからそっと視線を反らした。
(まあそりゃあね。……………確かに、少しは元の世界に未練も有るけど……。でも、実際、別にそこまで大事な物って無かったしなぁ)
親とも仲は良くなかったし成人してから8年。一切連絡をとったり等はしていなかった。彼氏とも別れたし
仕事は忙しくて毎日毎日寝て起きて仕事。その繰り返しだった。それが一生続くと思っていた。だからこうなってしまってもそれ程悪く無いと思える。もう働かなくて良いしお金にも困らない。
(本気で…………異世界召喚とかしたいと思ってた訳じゃ無いけど、それでも………こうなっても意外とショックって無いんだよねぇ)
そう
ハルミは思う
じっとベルを見ているとベルは顔を上げて泣いて腫れたハルミの瞼に優しく触れた。
「少し、治癒魔法を使います。…………痛みはありませんから安心してください」
言うやいなやふわりと暖かな風が吹いてそれから瞼がスッとする。
「魔法…………初めて見た。……凄い」
ハルミが呟くとベルは少し嬉しそうに微笑んだ。それを見て
(……………なんかムラムラして来た、
元彼と別れてからご無沙汰だしなぁ。…………別れる直前も殆ど会ってなかったし。…………………。…………この人、イケメンじゃないけど敬語で物腰穏やかで……声は結構タイプだし
普通にヤれるな…………)
そうハルミは思った。
▷▷▷▷▷▷
「へー?じゃあベルは一応はそれなりに稼いでるフリーの魔術師さんなんだ?私達って歳も近いんだね?なんか親近感湧くよ」
これから面倒を見て貰うと言う事で
ハルミも自己紹介をしてそれからお互いの事を話し合う事にした。暫くは此処に住んで。慣れてきたら他の部屋を借りれば良いとベルは提案して来た。ならば仲良くなったほうが良いに決まっている。それに何故かハルミは今ムラムラして居る。出来れば一発お願いしたいと欲望がムクムクと湧いて来た。
(……………久しぶりに男の人と仕事以外で話したもんなー。………それに向こうはこっちに負い目が有るだろうし………強引に行けばすぐヤれそう)
喉が乾いたと言うとベルはお酒を
持って来てくれた。
有り難く頂くと同時にしめしめと思う。
(なになに?お酒なんて持ってきちゃって、そっちもやる気なんじゃないの?)
ハルミはニヤニヤした。ベルが少し引いた顔でこちらを見ていてハルミはニヤケる顔をスッと真顔に戻した。
(………おっと焦りすぎたかも……。
引かれたら勃つものも勃たなくなるよね、………平常心平常心)
二人並んでソファーでお酒を飲みながら色々と今後の事を話す。どうやらベルは個人で仕事を引き受けるフリーの魔術師らしい。歳は27でハルミの一つ下だ。今、主に受けている仕事は武器やアクセサリーに特殊な魔法効果を付与する仕事だと簡単に説明されて実際に物も見せて貰った。
「一応は人よりお金は稼いでますので、ハルミが気にする事は無いよ。
……………どうせ気ままな独身だし、貯まる一方だったので………」
ベルは少しお酒で赤くなった頬でそう言う。
「そうなの?……………彼女とか居ないの?」
そう尋ねるとベルは小さく頷く。それにハルミはヨッシャと内心でガッツポーズをした。流石に恋人が居る相手に手は出せ無い。だがフリーなら問題は無い。ハルミがむふふと笑っているとベルは不思議そうな顔をしていた。
▷▷▷▷▷▷
「えー?やっぱりそうなんだ………。
私ってこっちの世界で美人とかでは無いんだ?…………はー、わかってたけど結構ショックだわ」
ハルミは項垂れる。ベルが言うには
ハルミやベルの様なアジアっぽい薄い顔はこちらの世界ではパッとしない容姿に分類されるそうだ。基本的な美的感覚はハルミの元いた世界とそう変わらない。色々と気になり
この世界の事を尋ねると概ねはファンタジー物の小説や漫画みたいな感じだった。モンスターやギルドにダンジョンに魔法。エルフやドワーフ
獣人に魔族。それに奴隷。
それを聞いた時ハルミの胸は高鳴った。
(…………………奴隷。…………ベルがくれるって言う金額はこっちの世界ではかなり大金みたいだし奴隷を買って
イケメン逆ハーレムとか有りだよね?……………どうせ知り合いだって居ないんだもん。それに勝手にこんな世界に呼ばれたんだし。……………多少は好きに生きてもバチは当たらないよね)
ニヤけた顔でむふふむふふと笑うハルミをベルはじっと見ていた。
▷▷▷▷▷▷
「じゃあハルミは元の世界に旦那も恋人も居なかったのですか?………そうですか。それは不幸中の幸いですね…………もし愛する方と引き裂いてしまったとなれば私は…………死んで詫びるしか無かったでしょう」
ベルは大分赤くなった顔で言う。かなり酔っている。ハルミも結構お酒を飲んで居て、もう完全に酔ってるしすでにベルとエロい事をしたくて頭がいっぱいだ。
「…………死ぬとか…………そう言うの
簡単に言わないで欲しいかなぁ。……………………ベルは私に申し訳無いって思ってくれてるんだよねぇ?」
ハルミがチラリと視線を向けると
ベルは頷く
「勿論です。…………なので出来うる限りのサポートはさせて頂くつもりです…………なんでも言ってください」
(………むふふ♡言質とったぞ)
ハルミは内心でほくそ笑む。
(……しっかし…………どうやって誘おうかなぁ。…………スーツに薄化粧。
…………今の私に勃つかな?)
少しだけ不安になる。今のハルミの容姿は艶の無い黒髪にメイクをしている……と言っても少し荒れた肌。隈はメイクで隠したが特別華やかなメイクでは無い。仕事用の適当メイクだ。
(…………まあ暗くしてもらえば多少はイケるっしょ?……………あの浮気相手の子ほどでは無いけど胸はそこそこあるし……………フェラも嫌いじゃないし)
チラリとベルの股間のあたりを見る。勃たせさえすればなんとかなるなと一つ頷いてハルミはニヤリと笑った。
▷▷▷▷▷▷
「お酒飲んだら暑くなっちゃった」
ハルミはスーツの上着を脱いで薄いシャツだけになる。ピチリとしたシャツの胸元のボタンをいくつか開ければ少しだけ胸元からレースのブラと谷間が見える筈だ。古典的だが色仕掛けで行こうと思う。
「………………暑いのなら温度をさげましょうか?」
そうベルは言う
「ううん。平気………………。脱いだら大丈夫だし………ほら涼しくなった」
ニコリと微笑みかけてそれからベルに開いた胸元を見せつけるように少しだけもたれかかるとベルは少し身を固くした。しかし特に何も言うでも無く視線がチラリチラリと胸元を見ているのに気づく。
むふふとハルミは笑う
(…………これならイケるな)
そっとベルの股間をズボンの上から
優しく撫でるとベルは大きくビクリと肩を揺らしたが、やはり何も言わない。
それに少し熱くて固い物が手に当たる。
(もう半勃ちだ…………♡むふふ。
……………なんだやっぱり期待してたんだぁ?)
ハルミが、いやらしい視線をベルに送るとベルはお酒とは違う物で顔が真っ赤になっている、しかし潤んだ瞳に期待の色が見て取れてハルミはペロリと舌なめずりした。
(えっろぉ………ムラムラする……。
…………………はあ………♡おちんちん久しぶり………熱いし、固いし結構おっきいんじゃないの?コレ)
ハルミは固く勃ちあがりつつ有るベルの雄をカリカリと爪先で引っ掻いてみる。
「あ!!…………駄目です……こんな事……
………………私達はまだ出会ったばかりなのに………」
ベルはいやいやと首を振る
その割には本気で抵抗はしないようだ。ハルミに対する負い目からなのかそれともエッチな事を期待しているのかは定かではないがベルは口で駄目だと言うだけだ。そんな形だけの抵抗ではハルミはやめるつもりなんてさらさら無い。すでにハルミのおまんこも期待して少し濡れている。
「………ベル、……………ベルのせいで私
この世界で一人ぼっちなんだよ?だから慰めてよ……………、………………これで」
ベルの雄をギュッと握りこむともう完全に勃ちあがりビクリビクリと手の中で動くのを感じる。これで嫌だは通用しない。きっと先走り汁もダラダラだろう。
スリスリとズボンごと上下に擦ると
ベルは真っ赤な顔で震えながら
「……………わ、私。初めてなんです……。童貞なんです………っ…………」
そう言ってポロリと涙を零した。
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