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西園寺 貴彦
西園寺貴彦は比較的裕福な家庭で育った。年に1回、家族で海外旅行に出かけ、留学費用も普通に親が出してくれる程度の家庭だ。貴彦は頭も良く、学年でもトップ争いをするくらいには優秀だった。高校時代には生徒会長も経験した。
大学に入っても、その優秀さは持続し、学年首席で卒業した。大手の外資系貿易会社に就職したのも当然の結果だった。
ひとつの事に限らず、知識は豊富で好奇心も旺盛だった。遠藤加奈子とは大局的な世界に生きている男性で、この世にSNSがなければ、一生出会うことのなかった種類の人種である。
そんな彼が異国の地で、仕事が一段落したときに、たまたま開いたTiktokから
流れてくる映像の中の、ある1人の女性に目が釘付けになった。
それがLily's club 会員ナンバー28番
Lilyの28番目の妹 kiraraだったのである。自分の理想を具現化したようなストライクど真ん中の容姿。
清純さと妖艶さ、カッコ良さと愛くるしさをちょうどバランス良くブレンドしたような彼女に夢中になるのは時間がかからなかった...
こういう綺麗な女性は、コメントを残してもスルー、DMしてもスルーということも少なくないので、最初は大して期待もせずにメッセージを送った。
kiraraから返事があったのは3日後だったが、それ以来なんとなく、会話のラリーが続いて早数ヶ月が過ぎていた。
kiraraが返事を返したのには理由があった。貴彦は芸術的センスも優れていて、彼女をモデルのaiイラストや動画を毎日のように贈っていたからだ。いわゆるファンアートというやつだ。
彼の作品は芸術的センスに溢れていて、kiraraは自分の動画の中にも彼の作品を使うことが多くなっていた。
というのも、kiraraは無料のアプリしか使用していなかった為、1日に作れる頻度は限られていたからだ。kiraraのカコジョ仲間に、Instagramのカコジョグラムのフォロワー数15万人という有名人顔負けのインフルエンサーがいた。透明感抜群で爽やかなお色気の彼女は、ELLYと言った。
彼女ほどの大物になると、16種類の有料アプリを使い分け、一日に動画をあげる頻度も加奈子の比ではなかった...
当然レベルも段違いだった。ELLYの素顔は30代既婚の子持ち男性だ。
彼女のファンも彼女自身もスマホの中の美女はまやかしだと知りつつ、コメント欄は
「ELLYちゃん、今日も可愛いね♥️」
「愛してるよ😘ELLY」
などの大量の賞賛で溢れていた。ELLYはその中から抜粋して「️〇〇さん、今日もありがと❤」などと返事を返していた。ELLYはカコジョ業界では推しも押されぬ、ナンバー1だった。
その頃日本より遠く離れたリトアニアに住んでいた貴彦は、今年の夏に一時帰国を控えていた。
kiraraの住んでいるところと、貴彦の実家は実ははそう遠くなかった。
貴彦は、一度でいいから、自分の姫に会いたいと思うようになっていて、思い切って、帰国した時に食事でもどうか?とkiraraに誘いをかけていた。
その件に関して、kiraraから返事はなかった。その後突然、1週間以上もログインをしなくなった...何かあったのかと心配していたが、急に新しいアカウントから連絡があり、なんと、帰国した時に会ってもいいよ( ˊᵕˋ )bと返事があったのである。
大学に入っても、その優秀さは持続し、学年首席で卒業した。大手の外資系貿易会社に就職したのも当然の結果だった。
ひとつの事に限らず、知識は豊富で好奇心も旺盛だった。遠藤加奈子とは大局的な世界に生きている男性で、この世にSNSがなければ、一生出会うことのなかった種類の人種である。
そんな彼が異国の地で、仕事が一段落したときに、たまたま開いたTiktokから
流れてくる映像の中の、ある1人の女性に目が釘付けになった。
それがLily's club 会員ナンバー28番
Lilyの28番目の妹 kiraraだったのである。自分の理想を具現化したようなストライクど真ん中の容姿。
清純さと妖艶さ、カッコ良さと愛くるしさをちょうどバランス良くブレンドしたような彼女に夢中になるのは時間がかからなかった...
こういう綺麗な女性は、コメントを残してもスルー、DMしてもスルーということも少なくないので、最初は大して期待もせずにメッセージを送った。
kiraraから返事があったのは3日後だったが、それ以来なんとなく、会話のラリーが続いて早数ヶ月が過ぎていた。
kiraraが返事を返したのには理由があった。貴彦は芸術的センスも優れていて、彼女をモデルのaiイラストや動画を毎日のように贈っていたからだ。いわゆるファンアートというやつだ。
彼の作品は芸術的センスに溢れていて、kiraraは自分の動画の中にも彼の作品を使うことが多くなっていた。
というのも、kiraraは無料のアプリしか使用していなかった為、1日に作れる頻度は限られていたからだ。kiraraのカコジョ仲間に、Instagramのカコジョグラムのフォロワー数15万人という有名人顔負けのインフルエンサーがいた。透明感抜群で爽やかなお色気の彼女は、ELLYと言った。
彼女ほどの大物になると、16種類の有料アプリを使い分け、一日に動画をあげる頻度も加奈子の比ではなかった...
当然レベルも段違いだった。ELLYの素顔は30代既婚の子持ち男性だ。
彼女のファンも彼女自身もスマホの中の美女はまやかしだと知りつつ、コメント欄は
「ELLYちゃん、今日も可愛いね♥️」
「愛してるよ😘ELLY」
などの大量の賞賛で溢れていた。ELLYはその中から抜粋して「️〇〇さん、今日もありがと❤」などと返事を返していた。ELLYはカコジョ業界では推しも押されぬ、ナンバー1だった。
その頃日本より遠く離れたリトアニアに住んでいた貴彦は、今年の夏に一時帰国を控えていた。
kiraraの住んでいるところと、貴彦の実家は実ははそう遠くなかった。
貴彦は、一度でいいから、自分の姫に会いたいと思うようになっていて、思い切って、帰国した時に食事でもどうか?とkiraraに誘いをかけていた。
その件に関して、kiraraから返事はなかった。その後突然、1週間以上もログインをしなくなった...何かあったのかと心配していたが、急に新しいアカウントから連絡があり、なんと、帰国した時に会ってもいいよ( ˊᵕˋ )bと返事があったのである。
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