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洋館へ
一之瀬胡桃はボストンバッグと小さめのハンドバックだけ持って、最寄り駅で執事の鏑木のお迎えを待っていた。生活に必要なものはほとんど揃えたから、荷物は必要最低限で良いと予め連絡を受けていたからだ。出なければ、海外用のスーツケースくらいの荷物になっていただろうと思う。
多少緊張もしながら、駅のエスコートゾーンで待っていると、見覚えのある紳士が車から降りてくるのが見えた。
「一之瀬胡桃様ですね?お待ちしておりました。さあどうぞ」
鏑木は手馴れた手つきで荷物を預かり、後部座席に胡桃を座らせた。
(使用人なのにまるでお客様みたい😳❗️)
「今日は初日なので、ゆっくりと旅の疲れを癒して下さいと愛瑠お嬢様からの伝言です。夕飯も御一緒したいとの事ですので宜しくお願いします。」
(え?え?使用人って屋根裏部屋に住んでひえかあわを食べるんじゃないの?)
いつの時代だ…
最寄り駅からそれほど距離がある訳では無いので、洋館へは直ぐに到着した。
胡桃が案内されたのは、洋館の中の一室だったが、その部屋は充分な広さがあり、クロゼットには、季節に合わせた部屋着やお出かけ着、メイド服も可愛らしいデザインから少し裾が長めの大人しめのデザインまで何着も取り揃えてあった。鏡台の引き出しには、ブランド物の化粧品やスキンケア用品が入っており手厚すぎるもてなしに、面食らってしまうほどだった。
「この部屋にあるものは自由に使ってくださいとの事です。私は夕飯の支度がありますので、どうぞお寛ぎになってお過ごしください」
鏑木はそう言うと1階の厨房へと姿を消した。
「まるでHOTELの一室だわ。愛瑠お嬢様ってどんだけお金持ちなのよ……」
胡桃はベッドに腰をかけて、1人呟いた。
(このベッドだって安っぽいパイプベッドなんかじゃなく、高級ホテルで使われてるようなベッドだ。調度品はアンティークだけど、年季の入った高級品ばかりだし…今日はお嬢様と同じテーブルで食事をするのだっけ?それなら、服は少しフォーマルっぽいワンピースの方が良いのかも。胡桃はクロゼットの中から、自分に似合いそうなワンピースを取り出した。せっかくなので鏡台のなかにある化粧品でお化粧直しもしておくべきだな…)
もともとメイクは得意分野だし、メイク直しは手馴れたものだ。用意されていた化粧品は、どれも胡桃に似合う色味で、クロゼットに準備されていた洋服の数々もあつらえたようにぴったりだった。
(まるで異世界だな…私
ちゃんとメイドやれるかしら?)
多少怖気付きながら、鏑木が呼びに来るまで、部屋で休ませてもらうことにした。
午後7時 リビングには、愛瑠お嬢様がシルクの純白のマキシドレスを着て、寛いだ様子で座っていた。
「一之瀬さん、ようこそいらっしゃいました。これから宜しくね」
「こちらこそです。私を選んで頂いてありがとうございます。」
少し緊張した面持ちの胡桃に、自分の家だと思ってくつろいでくれたら良いのよと愛瑠はニッコリ微笑んだ。
多少緊張もしながら、駅のエスコートゾーンで待っていると、見覚えのある紳士が車から降りてくるのが見えた。
「一之瀬胡桃様ですね?お待ちしておりました。さあどうぞ」
鏑木は手馴れた手つきで荷物を預かり、後部座席に胡桃を座らせた。
(使用人なのにまるでお客様みたい😳❗️)
「今日は初日なので、ゆっくりと旅の疲れを癒して下さいと愛瑠お嬢様からの伝言です。夕飯も御一緒したいとの事ですので宜しくお願いします。」
(え?え?使用人って屋根裏部屋に住んでひえかあわを食べるんじゃないの?)
いつの時代だ…
最寄り駅からそれほど距離がある訳では無いので、洋館へは直ぐに到着した。
胡桃が案内されたのは、洋館の中の一室だったが、その部屋は充分な広さがあり、クロゼットには、季節に合わせた部屋着やお出かけ着、メイド服も可愛らしいデザインから少し裾が長めの大人しめのデザインまで何着も取り揃えてあった。鏡台の引き出しには、ブランド物の化粧品やスキンケア用品が入っており手厚すぎるもてなしに、面食らってしまうほどだった。
「この部屋にあるものは自由に使ってくださいとの事です。私は夕飯の支度がありますので、どうぞお寛ぎになってお過ごしください」
鏑木はそう言うと1階の厨房へと姿を消した。
「まるでHOTELの一室だわ。愛瑠お嬢様ってどんだけお金持ちなのよ……」
胡桃はベッドに腰をかけて、1人呟いた。
(このベッドだって安っぽいパイプベッドなんかじゃなく、高級ホテルで使われてるようなベッドだ。調度品はアンティークだけど、年季の入った高級品ばかりだし…今日はお嬢様と同じテーブルで食事をするのだっけ?それなら、服は少しフォーマルっぽいワンピースの方が良いのかも。胡桃はクロゼットの中から、自分に似合いそうなワンピースを取り出した。せっかくなので鏡台のなかにある化粧品でお化粧直しもしておくべきだな…)
もともとメイクは得意分野だし、メイク直しは手馴れたものだ。用意されていた化粧品は、どれも胡桃に似合う色味で、クロゼットに準備されていた洋服の数々もあつらえたようにぴったりだった。
(まるで異世界だな…私
ちゃんとメイドやれるかしら?)
多少怖気付きながら、鏑木が呼びに来るまで、部屋で休ませてもらうことにした。
午後7時 リビングには、愛瑠お嬢様がシルクの純白のマキシドレスを着て、寛いだ様子で座っていた。
「一之瀬さん、ようこそいらっしゃいました。これから宜しくね」
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