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晩餐とその後…
愛瑠は、胡桃を向かい側の席に着くよう促した。その日はフレンチのフルコースで、胡桃が今まで見たことも食べたことも無いような見た目も素晴らしく、味も美味しいものだった。出来る執事だとは聞いていたがこれ程とは…
愛瑠お嬢様は、毎日こんな美食を楽しんでいるのか?向かいの席で優雅に頬張る愛瑠の顔は面接で見た時より幾分幼く見えたので、どうしてだろうか?と考えていたが、お風呂上がりだった愛瑠はスッピンだったのだ😳❗️
素顔のままでこの透明感。天は二物を与えずなんて嘘ばっかりで、世界中の幸せを独り占めしているように、胡桃には見えた。
胡桃だって、見た目には多少の自信はあったのだが、この愛瑠お嬢様の前では、ただのスッポンだ…
この初めての晩餐の席で、愛瑠は胡桃に自分の境遇を簡単に話した。数年前に両親が事故で亡くなったこと。それで一人娘の愛瑠が財産を引き継ぐことになったので、一生困らないくらいの資産はあること。両親の死後、ずっと心を病んでいて人とは関わらずに生きて来たけれどこれからは前を向いて歩いて行こうと決めた事等…
特に矛盾点もなく、胡桃は愛瑠の身の上話をすんなりと受け入れた。
(美の女神に愛されたような人でも、そんな辛い過去があったのね…)
愛瑠はお嬢様特有の我儘な感じもなく、歳の割には落ち着いて見えた。
実際は50年も生きてきたのだから、それはそうだろう…(笑)
胡桃はこのお嬢様がとても好きになれそうだと感じていた。
楽しい晩餐の時間はあっという間に過ぎた。それくらい胡桃にとっては何もかもが新鮮だったのだ。
「今日も美味しかったわ。ご馳走様」
愛瑠は鏑木にそう言うと、私はもう自室に戻るから、一之瀬さんにはお風呂を使わせてあげてねと付け加えた。
「私は夕方にゆっくり時間をかけて入るの。浴室の横のサロンにはシャンパンも冷えているから飲みたかったらどうぞ」
愛瑠はそう言って自室へと戻って行った。
その後、鏑木に案内されたのは、自宅の浴室なんていうものではなく、どこかの高級スパとしか思えない代物だった…大理石の浴室にはヨーロッパ調のバスが設置されていて、薔薇の花が浮かんでいた…その隣に別の部屋があり、そこは2人くらいは充分に横たわれる広さのプライベート岩盤浴の施設だった。浴室の奥にはまた別の扉があり、外へと通じていた。先程のヨーロッパ調のバスとは打って変わって、そこは日本庭園と露天風呂があった。洋館からはちょうど裏手になるので表からは全く分からないが、これはつい最近作られたようだ。1階である為、目隠しに高めの塀が張り巡らされていたので覗かれる心配はない。
胡桃はあまりのゴージャスさに軽い目眩を覚えた。このスパ施設は独立していて、英国風洋館とは繋がっていない。それに、真新しい感じで、つい最近作られたもののようだった。
愛瑠が言っていたように、浴室の手前にはソファとテーブル、そるに小さい冷蔵庫があり中にはシャンパンとシャンパングラスが冷えており、それ以外にも福島の桃のジュースや、愛媛のミカンジュースなど、ご当地から取り寄せたと思われるソフトドリンク類もあった。
それとは別にウォーターサーバーも設置され、そちらでは、冷温のお茶と水が飲めるようになっていた。
せっかくなので、胡桃はバラ風呂と露天風呂の両方をゆっくりと堪能し、お風呂上がりには、福島の桃のジュースを頂くことにした。
それは今まで自分が飲んでいたジュースは一体何だったのだろう?と思うほど、甘くて美味しかった。
愛瑠お嬢様は、毎日こんな美食を楽しんでいるのか?向かいの席で優雅に頬張る愛瑠の顔は面接で見た時より幾分幼く見えたので、どうしてだろうか?と考えていたが、お風呂上がりだった愛瑠はスッピンだったのだ😳❗️
素顔のままでこの透明感。天は二物を与えずなんて嘘ばっかりで、世界中の幸せを独り占めしているように、胡桃には見えた。
胡桃だって、見た目には多少の自信はあったのだが、この愛瑠お嬢様の前では、ただのスッポンだ…
この初めての晩餐の席で、愛瑠は胡桃に自分の境遇を簡単に話した。数年前に両親が事故で亡くなったこと。それで一人娘の愛瑠が財産を引き継ぐことになったので、一生困らないくらいの資産はあること。両親の死後、ずっと心を病んでいて人とは関わらずに生きて来たけれどこれからは前を向いて歩いて行こうと決めた事等…
特に矛盾点もなく、胡桃は愛瑠の身の上話をすんなりと受け入れた。
(美の女神に愛されたような人でも、そんな辛い過去があったのね…)
愛瑠はお嬢様特有の我儘な感じもなく、歳の割には落ち着いて見えた。
実際は50年も生きてきたのだから、それはそうだろう…(笑)
胡桃はこのお嬢様がとても好きになれそうだと感じていた。
楽しい晩餐の時間はあっという間に過ぎた。それくらい胡桃にとっては何もかもが新鮮だったのだ。
「今日も美味しかったわ。ご馳走様」
愛瑠は鏑木にそう言うと、私はもう自室に戻るから、一之瀬さんにはお風呂を使わせてあげてねと付け加えた。
「私は夕方にゆっくり時間をかけて入るの。浴室の横のサロンにはシャンパンも冷えているから飲みたかったらどうぞ」
愛瑠はそう言って自室へと戻って行った。
その後、鏑木に案内されたのは、自宅の浴室なんていうものではなく、どこかの高級スパとしか思えない代物だった…大理石の浴室にはヨーロッパ調のバスが設置されていて、薔薇の花が浮かんでいた…その隣に別の部屋があり、そこは2人くらいは充分に横たわれる広さのプライベート岩盤浴の施設だった。浴室の奥にはまた別の扉があり、外へと通じていた。先程のヨーロッパ調のバスとは打って変わって、そこは日本庭園と露天風呂があった。洋館からはちょうど裏手になるので表からは全く分からないが、これはつい最近作られたようだ。1階である為、目隠しに高めの塀が張り巡らされていたので覗かれる心配はない。
胡桃はあまりのゴージャスさに軽い目眩を覚えた。このスパ施設は独立していて、英国風洋館とは繋がっていない。それに、真新しい感じで、つい最近作られたもののようだった。
愛瑠が言っていたように、浴室の手前にはソファとテーブル、そるに小さい冷蔵庫があり中にはシャンパンとシャンパングラスが冷えており、それ以外にも福島の桃のジュースや、愛媛のミカンジュースなど、ご当地から取り寄せたと思われるソフトドリンク類もあった。
それとは別にウォーターサーバーも設置され、そちらでは、冷温のお茶と水が飲めるようになっていた。
せっかくなので、胡桃はバラ風呂と露天風呂の両方をゆっくりと堪能し、お風呂上がりには、福島の桃のジュースを頂くことにした。
それは今まで自分が飲んでいたジュースは一体何だったのだろう?と思うほど、甘くて美味しかった。
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