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第1章. 絵露井家の騒動
009. 吾郎の栗花の攻め合い
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「あんた、なに羨まし、い、いえ違うわ、怪しからんこと、してんのよ!」
栗花が堪りかねて抗議の言葉を放ったのだ。
これに対して吾郎は当然のように弁明する。
「決してわざとやったんじゃない! 普通は体育館の横手にある階段の途中なんかで着替えないだろ。それなのに女の子の裸が、つるつるのマンポコリンが突然オレの目の前にあったんだ。ウブでマジメな少年なら120%気が動転するだろ、誰だってな」
「違う違う!! 普通だったら後ろ向くとか目をつぶるとかして、見ないようにするはずよ!」
「それこそ違う! お前、あいや栗花姉さんは女だから判らないだけだ。健全な男にとって、美少女のアソコは聖域と云っても云いすぎではない。要するに大陰唇はファンタジーな領域なんだ。それを目の当たりにして、マンポコリンの楽園から目を背けるなんてこと、できるわけないに決まってる! ソクラテスも親鸞もみんな悩んで、その考えに辿り着いたはずなんだ!」
「うっくぅ……」
吾郎の熱弁に、栗花は思わず言葉を詰まらせた。
とは云え、女だから判らないと云うのは正しくない。なぜなら栗花はロリ系美少女大好き娘なものだから、「美少女のアソコは聖域」だとか「美少女の大陰唇はファンタジーな領域」だとか「美少女のマンポコリンは楽園」だとか云う表現は、彼女にしてみれば誇張でもなんでもなく正論すぎるほどの極論であり、彼女の世界の真理そのものなのだ。
だかしかし、それでも栗花は吾郎への攻めをやめない。
「まあ見たことは10マンポコリンだけ譲るにしてもよ、なんでそこで下半身露出からの不潔極まりない卑猥なチンポコリン丸出しアーンド勃起状態を幼けない少女に見せつけて、しかもマスターベーションまでしなきゃなんないのよ! 汚い汁をただ出すだけでなく美少女のムチムチな太腿にぶっかけちゃうだなんて、ヒポクラテスが許そうが鑑真が許そうが、このアタシだけは許さないんだからねっ!」
「おっ、ヒポクラテスとか鑑真とか、よく知ってたな?」
「そいつら、あんたがさっき云ったオッサンたちでしょ!」
「あちゃ~、やっぱバカだったか」
「なんですって!!」
「だからバカなんだよ、姉さんは」
「このスペルマ野郎! 2度と射精のできない体にしてやるわ!」
栗花は吾郎に突撃し、彼の股間に手を伸ばす。
だがしかし、満子が飛び出してきて、2人の間に入った。
この状況で家長たる者が1人で黙って静観しているわけにもいかないと考えた助夫も、その中へ参戦したいと思って立ち上がり、娘に近づき彼女の肩を両手で抑え込む。
「少しは冷静になれ栗花。お前は絵露井家を継ぐ者なのだから、下種な種馬かつ噛ませ犬のナメッコ星人など本気で相手にしてはならん。こんな破廉恥スペルマ野郎のことは捨て置けばよい。少々のことはイグってスルーしろ」
「うん、それもそうね……」
父親の言葉で栗花の頭が冷やされた。
吾郎は不満があるので文句だけは述べておくことにする。
「父さん、種馬だの噛ませ犬だのと云われるくらいはいいけどな、ナメッコ星人とはどう云うことだ? あとイグってと云うのも意味が判らない」
「ふっ、お前もまだまだ青いわ。女の子の太腿をベロンベロンしたのだから、ナメッコ星人に認定されて当然だ。それからお前は自分に学があるように栗花を欺いておるつもりだろうが、このワシは騙されんぞ。まあせっかくだから教えてやろう。イグるは無視すると云う意味の若者言葉だ。どうだ、若いお前よりワシの方がヤングな知識が豊富だろう?」
「若者言葉って、いつの時代のだよ……」
吾郎は助夫に聞こえないくらいの小声でつぶやいた。
栗花が堪りかねて抗議の言葉を放ったのだ。
これに対して吾郎は当然のように弁明する。
「決してわざとやったんじゃない! 普通は体育館の横手にある階段の途中なんかで着替えないだろ。それなのに女の子の裸が、つるつるのマンポコリンが突然オレの目の前にあったんだ。ウブでマジメな少年なら120%気が動転するだろ、誰だってな」
「違う違う!! 普通だったら後ろ向くとか目をつぶるとかして、見ないようにするはずよ!」
「それこそ違う! お前、あいや栗花姉さんは女だから判らないだけだ。健全な男にとって、美少女のアソコは聖域と云っても云いすぎではない。要するに大陰唇はファンタジーな領域なんだ。それを目の当たりにして、マンポコリンの楽園から目を背けるなんてこと、できるわけないに決まってる! ソクラテスも親鸞もみんな悩んで、その考えに辿り着いたはずなんだ!」
「うっくぅ……」
吾郎の熱弁に、栗花は思わず言葉を詰まらせた。
とは云え、女だから判らないと云うのは正しくない。なぜなら栗花はロリ系美少女大好き娘なものだから、「美少女のアソコは聖域」だとか「美少女の大陰唇はファンタジーな領域」だとか「美少女のマンポコリンは楽園」だとか云う表現は、彼女にしてみれば誇張でもなんでもなく正論すぎるほどの極論であり、彼女の世界の真理そのものなのだ。
だかしかし、それでも栗花は吾郎への攻めをやめない。
「まあ見たことは10マンポコリンだけ譲るにしてもよ、なんでそこで下半身露出からの不潔極まりない卑猥なチンポコリン丸出しアーンド勃起状態を幼けない少女に見せつけて、しかもマスターベーションまでしなきゃなんないのよ! 汚い汁をただ出すだけでなく美少女のムチムチな太腿にぶっかけちゃうだなんて、ヒポクラテスが許そうが鑑真が許そうが、このアタシだけは許さないんだからねっ!」
「おっ、ヒポクラテスとか鑑真とか、よく知ってたな?」
「そいつら、あんたがさっき云ったオッサンたちでしょ!」
「あちゃ~、やっぱバカだったか」
「なんですって!!」
「だからバカなんだよ、姉さんは」
「このスペルマ野郎! 2度と射精のできない体にしてやるわ!」
栗花は吾郎に突撃し、彼の股間に手を伸ばす。
だがしかし、満子が飛び出してきて、2人の間に入った。
この状況で家長たる者が1人で黙って静観しているわけにもいかないと考えた助夫も、その中へ参戦したいと思って立ち上がり、娘に近づき彼女の肩を両手で抑え込む。
「少しは冷静になれ栗花。お前は絵露井家を継ぐ者なのだから、下種な種馬かつ噛ませ犬のナメッコ星人など本気で相手にしてはならん。こんな破廉恥スペルマ野郎のことは捨て置けばよい。少々のことはイグってスルーしろ」
「うん、それもそうね……」
父親の言葉で栗花の頭が冷やされた。
吾郎は不満があるので文句だけは述べておくことにする。
「父さん、種馬だの噛ませ犬だのと云われるくらいはいいけどな、ナメッコ星人とはどう云うことだ? あとイグってと云うのも意味が判らない」
「ふっ、お前もまだまだ青いわ。女の子の太腿をベロンベロンしたのだから、ナメッコ星人に認定されて当然だ。それからお前は自分に学があるように栗花を欺いておるつもりだろうが、このワシは騙されんぞ。まあせっかくだから教えてやろう。イグるは無視すると云う意味の若者言葉だ。どうだ、若いお前よりワシの方がヤングな知識が豊富だろう?」
「若者言葉って、いつの時代のだよ……」
吾郎は助夫に聞こえないくらいの小声でつぶやいた。
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