【都市伝説】新妖怪ワリメのエロ恐怖

紅灯空呼

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第1章. 絵露井家の騒動

011. ラッキースケベ体験の続き

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 そもそも栗花が突然の邪魔をしてきたために、吾郎のラッキースケベ体験に基づく武勇伝が中途になっている。
 だから吾郎はそこから話を再開することにした。

「オレが女の子の太腿をベロンベロンして、次はお楽しみにしていた大陰唇をナメナメするラッキースケベタイムを始めようと思ったときのことだった。オレの背後から、オバハンの甲高い声が響いてきた」

 たまたま体育担当の中年女が音楽担当の若い新米女と2人で巡回してきたのだ。
 中年女は「怒らせると4つ首のギャオスギドラより怖い」と男子生徒たちから怖れられているオバハン先生で、新米女はパンツが見えそうで見えないミニのタイトスカートばかりで教壇に立ったりピアノのイスに座ったりしているロリ顔女教師だった。
 若い女が、ほとんど全裸状態になっている少女のところへ走り、その子の足下にあるビニールバッグの中からバスタオルを取り出して幼い裸体に巻いた。それからどこかへ連れて行った。
 オバハン先生は「まずパンツとズボンをはきなさい」と云って、階段の第1段目に落ちている衣類を指差したので、吾郎はその指示に従った。
 その後、吾郎はオバハンに手を引かれ、体育教師控室の中へ連れ込まれ、空いている教員用の椅子に座らされた。
 オバハンが電話をかけて、しばらくすると折り返しで着信があった。それに出たオバハンは「はい」、「はい」、「はい、判りました」などと受け答えをしてから受話器を叩きつけるかのようにして電話機に置いた。
 そしてイラついたような顔をして「無罪放免よ。あんた、金と権力に感謝なさい。あたしらはそんなことのために血税を払わされているわけじゃないのだけどね」などと云って、吾郎を体育教師控室の外へ放り出すのだった。

「あのときのオバハン先生の憎らしい顔を思い出すと、反吐が出そうになるよ」
「ねえそれより、そのスケベ体験があんたの射精できない体とどう関係あるのよ?」
「今から話すよ。黙って聞いてくれ」
「判ったわよ」

 栗花も学習能力が少しはあるので、あまり邪魔をしないでおこうと考えた。
 それでこそ吾郎は悠々自適に〈初ワリメ体験談〉を始められる。

「オレのチンポコリンはもう立っていなかったが、その代わりにオレの腹は立っていて、減ってもいたから、給食の時間を待たずに家に帰った。召使いに命令して極上の握り寿司を配達させて鱈腹食ったんだ。それで眠くなったから自分の部屋に行って寝たよ」

 その後、夕方の遅い時間になって、眠りこけていた吾郎がいきなり目を覚ます。
 窓ガラスをノックする音が聞こえたからだ。3階にある部屋なので、吾郎は気のせいかと風のせいか、あるいは鳥のせいかと思ったが、それは間違いなく誰かが目的を持って窓を叩く音だった。
 なぜなら、人のような小型の動物らしい姿が窓ガラス越しに見えたからだ。

「オレは窓を開けてやった。するとそいつは部屋の中に入ってきたよ」

 得体が知れないその客人は身長が30センチメートルくらいの人型をした生き物で、図鑑やテレビ番組などでも1度すら見たことのない2頭身の容姿をしていた。
 体のフォルムは女性的な丸みを帯びた曲線美のあるもので、素肌がピンク色に近い肌色で、大きな頭の額部分に臍のような窪みがあって、それが目の働きをしているらしく、しかもアゴの辺りに縦筋があって、どうやらそれが左右に開く口唇なのだと判断できた。
 でかい頭部を支えている首から下はと云うと、まずペチャンコな胸を晒していて、腹には小さい臍が丸見えになっている。だがしかし、なんらかの配慮があったのかなかったのか判らないが、さすがに陰部は露出しておらず、ピンクと白の縞々パンツをちゃんと穿いているのだった。その生物に性別があるなら、たぶん女性で、だから大陰唇をパンツで覆っているのだと吾郎は思った。
 それこそ妖怪アニメに出てきそうにも思うが、恐らくは出てこないであろう姿だ。
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