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ダンジョン探索
5話 指をつけるぜ!
しおりを挟むかなり業物な感じの、ショートソードを見つけた。俺程度の魔物なら、ストレス無くサクサク切れそうだ。……取り扱いには注意が必要だな……自分を改造しようとして間違って死んじまうなんて洒落にもならん……
とりあえず 材料取りだ。 近くにあるやつらの手の部分をまず切り落とす。 切り落とすだけでも一苦労だ。 何せ掴めないのだから。
俺は、真剣白刃取りのように両手のひらで刀身部分を挟む様にして持ち、部品になるパーツを切り出していく。 よく切れるおかげでさほど力を入れずに切ることができた。
切り落とした手のひらを 今度は縦に切っていく 。指になるパーツだ。まぁだいたいだが2cm角で長さは6cmぐらいか。
次は俺の手のひらを改造だ。 手のひらというのは意外と複雑な形状をしている。特に親指。
親指の付け根というのは、他の指と向かい合わせることも出来るし、手を着いたりするときのように他の指と 同じ向きにもする事ができる。要するに可動範囲が広いのだ。
さすがに最初から、完璧な手というものはできないので、握る専門の形にする。 要はマジックハンドみたいな形かな。
指を切り出した後、その残った手から三角形の部品を切り出す。短い辺が4cm、長い辺が7cm x 2の二等辺三角形。
この三角形の長い辺を、自分の手のひらの親指の位置に垂直に立て魔力を流す。
うん!くっついた、くっついた。 違う個体ではあるが、同じ種族ということで、体の方がこの破片を自分の体と認識したようだ。意外といけるもんだな~
破片が、体にくっついた時に 頭の中にメッセージが流れてきた。
スキル 「リペア」 を習得しました
「リペア」だって?……今のは修理扱いになったみたいだ。
いきなりのメッセージにビックリしていたが、 そういえば、自分が目覚めてあることをし忘れていることを思い出す。ここが異世界ならば あれがあるはずだ。
そう、ステータスウィンドだ!
声に出さないといけなかったら駄目だが、たぶん思っただけでもいけるんじゃないか?
そう思い 期待を込めて念じる。
ステータスオープン!!
名持ちパペットドール特異種
ネーム:シュウイチロウ
L v 1
HP 3/3
MP 15/20
耐久力 3
魔力 20
力 3
素早さ 10
賢さ 20
器用さ 30
幸運 300
スキル
スキル取得簡易化
全言語理解
リペア
うん、出たね。出たは良いけど劇弱だね。幸運ってのだけ異様に高いけど、これワンパンで逝けるね。いやちょっと転んだだけで逝っちゃうんじゃね?
かなり凹んだが、明るい材料があることにも気付いた。スキルの欄の「スキル取得簡易化」だ。さっきのリペアのように様々なスキルが取得しやすくなるのだろう。
あと名前があって特異種か……なんか特別な感じ……
一喜一憂してから、作業中だったの思い出す。 親指をつけねば!
俺は最初に切り出した四角い棒を、手のひらにつけた三角と合わせる。その際、間に指より少し小さめの破片を噛ます。とっさの思い付きだが、関節がわりだ。
暫くして指が繋がった様だ。そのタイミングで、又々メッセージが。
スキル 「カスタム」 を習得しました。
……指を一本つけただけなんだが……こんなに簡単にスキルを習得していいんだろうか……
とりあえず、くっついた指を動かしみる。おぉ、ちゃんと動くな……
さっきの「リペア」と「カスタム」何処が違うんだ?まぁ少しづつ進めていくか。締め切りが有るわけじゃないんだから……
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