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ダンジョン探索
6話 調子にのっちゃったぜ!
しおりを挟む新しく指を生やした俺は、その調子で反対の手にも指をつける!
両手に親指を生やし、ワキワキしてみる。
何か楽しい…
スキルのせいか、 切り出した部品が体に馴染むのがさっきより早い気がする。
よし!これで作業効率が上がるぞ!
まず初めにちゃんとした手を作ろう。
今作ったじゃないかと思うかもしれないが、これは 手というよりもマジックハンド と言った方がしっくりくる代物だ。
今から作ろうとしているものは、ちゃんとした指をもって物を握ることができる手だ。
さっきからの作業で、ここにいる奴らの部品が、何の拒否反応も無く俺と融合する事がわかった。それならば、 作り込んだ部品をその部位と交換することで時短になり効率も上がるだろう。
しかし、とりあえず作業はMP が回復してからだな。リペアとカスタムでMP がもう底をついてる。
自然回復も少しするが、 大体1時間に1ポイントぐらいしか上がらない。 まあ最弱魔物だからなぁ…
そんなことを考えていたら、 ふと疑問が湧いてきた。
そういえばこいつら 何でダンジョンに吸収されないんだ?よくあるラノベだと、死んだり活動を停止した魔物は、ダンジョンに吸収されるというのが定番だと思うのだが………ん?こいつら死んでないのか?いやまさかな……でもこいつらいちおゴーレム扱いだから生きてても腐ったりせんしな……
俺は自分の仮説が正しいかどうか…研究日誌をもう一度しっかり読み直す。そしてこの一文を見つけた。
「パペットドールは最弱の魔物ではあるがゴーレムの一種であることには間違いない。
私の研究にはうってつけの魔物だ。
大量に入手可能な実験素体ではあるが、 倒してしまっては実験に使用できない。
活動を 停止した魔物はダンジョンに吸収されてしまうからだ。
そこで私が 参考にしたのが、昆虫型の魔物が時折する行動だ。
それは、狩った獲物を麻痺させ、そこに卵を産み付け、孵った幼虫はその麻痺している獲物を養分にする。
麻痺させられた獲物は食べられながらも生きている。
実際はゴーレムには麻痺など効かないから、魔物が内包する魔石の魔力を遮断し四肢を動がないようにした。こうすることで、麻痺させるのと同等の効果を得られるだろう。
レベル差があるからこそできることだな。」
おぉ…あった!やっぱり死んでない!ということは……俺は、近くにいたパペットドール胸の中心に剣を突き立てる。
その瞬間に、何かが俺の中に流れ込んできた。 調子に乗ってさらに数体。
なんだこれは!?魔力?いや経験値ってやつか?
おいおい……なんで数体倒しただけで、こんなにミナギってんだ!?
後で解ったが、ダンジョンを徘徊しているパペットドールには、これ程の魔力は内包されていなかった。
どうやらここで、数百年保存されていたことにより、少しづつ魔力が溜まっていき、パペットドールにはあり得ない量の魔力を持つに至った様だ。
それを俺がとどめを刺して回ったものだから、そのすべてが流れ込んで来てしまった。
調子に乗って50体ほど倒した時に、スキル取得をしたときの、天の声が聞こえた…
「レベル上限値に達しました。存在進化出来るようになりました。存在進化しますか。Y /N 」
……改造もまだなのに存在進化出来るようになりました。……やっちまった……
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