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8話 ガインのおっちゃん
しおりを挟む今防具屋に来てる。
絶賛 [店主] に絡まれ中。
このおっちゃんの名はガイン。おっちゃんとは顔見知りで父が生前から贔屓にしていた人。
俺も駆け出しなりに、防具の相談なんかをしている人だ。
家族ぐるみの付き合いで、父が持ってた装備から家の懐具合までよく知ってる。
ドワーフ族で背はちっちゃいが、腕なんか俺の倍はあるんじゃなかろうか。目が小さく笑うと目がなくなる様な愛嬌のある人だけど、その目を釣り上げて説明を求めてる。
「お前この装備をどうした!お前ん家にはなかったよな!?こんな黒鋼なんて高レベルな装備品、金貨200枚はくだるまい、ちゃんと説明してもらおうか!?まさか悪ー」
「おっちゃん、おっちゃん、ちょっと待ってってば!!ちゃんと説明するから!!」
俺は周りを見渡し幸いにも他の客がいなっかたので、おっちゃんを店の奥に引っ張り込んだ。そしておっちゃんに俺の得たスキルを説明するのだった・・・・
俺の説明を聞いておっちゃんは唸ってた。
「聞いたことないスキルだな・・確かに100年程前に大規模な [スタンピード] があってかなり高レベル冒険者も投入されたが、その頃の遺物とわな・・まあ100年たってるし人族なら生きてはおらんだろうからお前の物にしてもかまわんだろう。」
「・・・まるでスタンピードを見てきたみたいな言い方だね・・・おっちゃんいくつ?」
「まだ200とちょっとだぞ。というか、その防衛戦に参加しとったし。まだ駆け出しの鍛冶屋でこの村に来たばかりでな。来たばかりで村を潰されてはかなわんと、防衛戦に参加した。」
ドワーフ長生きだな・・まあ納得してくれてよかったよ。これで黒鋼のブレストプレートを直してもらえる。幸いなことにサイズ調整はそこまでしなくてよかった。どうやら似たような体格の人がつけてたみたい。
ただ、やっぱり留め金と、あと内張が朽ち果てていて全直しだった。おっちゃんに「どうせだったら高級な魔獣の革にしろ」って言われてワンランク上げた。資金は腕輪の中にあったしね。
それでおっちゃんにお金を渡して3日後に来てくれって言われて帰ろうとしたとき思い出した。
「そうだおっちゃん、この剣の鞘も作ってくれない?」
そう言ってマーブル柄のロングソードを見せた。・・・おっちゃんが固まった・・・仕方がないので固まったおっちゃんをそのままに、家へ帰るのだった・・。
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