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36話 ゴシン、宴の後に街に入る
しおりを挟む宴が始まった!
ただの夕飯だったはずが、肉焼きパーティーになってしまった。
焼いていた肉も、最初は塩のみだったものが、途中から他のぱーてぃーの人が持ってた、たれ焼きになったり、採ってきたハーブに漬け込んだ物になったり、匂いに釣られた門番との物々交換によるお酒が追加されたり、と盛り上がった。
女性陣が有り合わせの材料で作った料理も美味しかった。ショウユという黒いソースが万能で肉に付けたり、山芋に付けたり、それを使ったドレッシングを作ってサラダにかけたりと初めて食べる味だった。
物々交換で手に入れたお酒は [ワイン] と [エール] をひと樽ずつ。小さいやつだけど10リットルずつあるんじゃないかな。俺はワインをちょびっとだけもらった。お酒は苦手なんだよ!でもそのちょびっとで急に眠気がきて皆より先に寝てしまった。
翌朝はあんなに飲んで食って騒いでたのに、皆しっかりと起きてきていた。軽く話をすると、
「あれくらいは飲んだ内に入んないよ」
とのことだった。冒険者すげー。俺も飲めるようになるのだろうか?
とりあえず、野営の跡を片付けて俺たちは門に並んだ。昨日肉を交換した門番さんだった。こっそりと、
「昨日の肉や料理はうまかったぜ!ようこそヤマトの街へ。」
と言われてた。俺も笑って「ありがとう」と返していると、
「そういう顔を見てると15歳なんだがなー」
とナオヤ達に言われてしまった。まぎれもなく15歳ですが?なにか?
それから俺たちはナオヤ達が拠点にしている宿に向かった。俺、モカ、ミサ、の誰もこの街のことを知らなかったのと、この街に残っているナオヤ達のパーティーメンバーとの合流の為だ。その二人は [レンジャー] のクニユキと、 [ハイプリィースト] のナオミと言う名前らしい。この二人は結婚していて。クニユキさんはナオミさん愛が激しい人らしく、どんなことが起こってもナオミさん一番になるらしい。ナオヤは、
「風邪治ってるといいんだけど・・治ってないとまた4人でクエスト受けなきゃならないからなー」
とぼやいていた。
程なくして、俺たちはその拠点にしている宿 [鋼の打ち手] に着いた。なんでも元鍛冶屋のドワーフ夫婦がやっている宿屋らしい。何で鍛冶屋から宿屋?と思ってしまったが、まあそういう人もいるだろうと無理やり納得してナオヤ達に続いて宿に入った。
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