俺の装備は拾い物

豪之伸

文字の大きさ
41 / 90

41話 ゴシン、おばあちゃんが出来る

しおりを挟む
大したことではありませんが、41話にして両親の名前が明らかに・・


##################


 ユキさんが、ギルド長に耳打ちされた後、部屋から出て行った。


 程なくユキさんが帰りギルド長に耳打ちする。

「どうやら、言っていた事は本当だったみたいね。今、ユキに買取りカウンターに行ってもらたのよ。大量に持ち込まれた魔石の査定で大変みたいね。ジェイの言ってたのはこんな事なのかしら・・でもこれが本当ならランクを上げなくちゃね。ナオヤさんと同じBランクにする?」

「いえ、こいつはBぐらいじゃ追いつきません。確実に俺より強いです。さっきも言いましたが、冗談抜きで残像残しながら動くんですから、コイツ。」

「コイツって・・残像っていうけどそんなに動き早くないぞ?多分それって俺の歩法のせいだから。父から教わった歩法でガキの頃からやってるやつだよ。やってみようか?」

 皆頷いたので、俺たちが座っていたソファーの後ろの空間でちょっとだけ披露した。

「難しい事じゃない。様は歩幅と緩急だよ。俺は普段からやってるんだけどナオヤは気づいてた?普段やってるやつを戦闘時はちょっと大げさに使うと・・こうなる。」

 皆、目を見開いてる。ナオヤは指を差しながらギルド長に「「これです!」」と言っている。ギルド長は無言で頷いてた。

「ゴシン・・あなたはダノンってしってる?今の動きは彼のようだった。彼はあなたほど早くはなかったけど動きが似ているわ。」

「父を知ってるんですか。ええ、父の名はダノン俺はその息子です。」

「やっぱりそうなのね・・もうジェイったら知ってて黙ってるなんてひどいわ!知ってるも何も私達は昔パーティーを組んでいたのよ。ジェイと私、そしてあなたのお父さんとお母さんのダノンとカレン。この4人で冒険していたわ。まあ出会った経緯は省くけど、その時点であなたのお父さん達とは親子ほど離れていて、私たちには子供がいなかったから、ホント息子や娘みたいに思っててね。」

「?私たちって?」

「あら、知らなかったの?私とジェイは夫婦よ。まあ今は別々の所のギルド長なんかしてて最近ほとんどあってないけど。」

「えっ?じいちゃん奧さんいたの?しらなかった!」

「!!ジェイってじいちゃんって呼ばせてたの!?あのじじい!!一人だけ孫持った気でいやがったな!!!ゆるせん!!今度会ったらーーっは、ううんっ!そうジェイはじいちゃんて呼ばせてたんだ?私を呼ぶときは、 [おばあちゃん] って呼んで欲しいかなー。」

 一瞬見せた本性にここにいる皆が、がくぶるになってしまっていたが、何とかわかりましたと返事をした。おばあちゃんには「「なにあらたまったるのよー」」と言われたが思わず敬語しかでてこなかった。
 あとで聞いたらギルド中の物が、その瞬間硬直したり、武器をとって身構えたりと、大変だったようだ。


しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。

織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。 父であるアーヴェント大公に疎まれている―― 噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。

腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。

灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。 彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。 タイトル通りのおっさんコメディーです。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。

蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。 これで、貴方も私も自由です。 ……だから、もういいですよね? 私も、自由にして……。 5年後。 私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、 親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、 今日も幸せに子育てをしています。 だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。 私のことは忘れて……。 これは、すれ違いの末に離れ離れになった夫婦の物語。 再会したとき、二人が選ぶのは「離婚」か、それとも「再構築」か。 妻を一途に想い続ける夫と、 その想いを一ミリも知らない妻。 ――攻防戦の幕が、いま上がる。

「お前を愛する事はない」を信じたので

あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」 お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。

処理中です...