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54話 ゴーレム、合体のち圧縮
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俺たちは街に帰っている。ガーディアンの話も、ばーちゃんにしてみないとな。
俺たちが、ぞろぞろと引き連れて街に着く頃、鬼の形相のばーちゃんと、街の入口に陣取る千人程の冒険者に出迎えられた。
「やっぱりあんた達だったかい!!今度は何をしでかした!?あんな派手な音をさせまくっといてごまかせないからね!!」
「んとー・・・もうゴブリンいないから安心して?」
「なんだって!・・・まだ2~3000はいたはずだよ。それ全部かい?・・・あとお前の後ろの緑のと茶色の奴らはなんだい?それも昨日までいなかったよね?」
「茶色の方は、ばーちゃんも知ってるよ。ちっこいゴーレムいたじゃん?あれを合体させて強くしたんだよ。」
「んじゃ、緑はなんだい?」ばーちゃんのコメカミがひくついてる・・・
「んとね・・ゴ・・・・・だよ。」
「なんだって?」
「ゴ・・・キ・グだ「聞こえないよ。はっきりお言い!!」」
「ゴブリンキングだよ!」
しばらくの沈黙の後、皆が恐慌に落ちた。だが流石この門前に集まった冒険者だけあって、即座に立ち直り、討伐しようとこちらに向き直ると武器を構えた。俺は慌てて訂正する。
「元だよ!元!今は俺の従魔だから心配ないよ!」
「!?従魔だって?おい!鑑定持ちあいつらを鑑定しな!!」
すると、複数の鑑定を持っている冒険者が進み出て揃って鑑定し、また揃って絶句している。中の一人が、
「信じられない・・ゴブリンとは言え王種が・・ギルド長、間違いありません。この冒険者だと思いますが、 [ゴシンの従魔] と出ています。従魔の契約がなされているようです。」
「はー・・・、最初の戦闘のあとに、説教かまして自重させとくんだったよ・・・ジェイのじじい・・・またとんでもないの寄越したもんだ・・」
ばーちゃんはとても疲れた顔をして、長いため息をついている・・
「あともういっこ、報告というかお願いがあんだけど・・・今言っていい?」
「・・ついでだ今お言い。」
「うん。後ろのゴーレム達なんだけど、街の防衛者に?成りたいんだって。うちの奴ら自我持っちゃって自分で何したい?って聞いたら、街を守りたいんだって。」
「・・・キングの次はゴーレムが自我を持ったって?・・・まったく次から次と・・・私も長く冒険者やってたが、この数日で見聞きしたことは初めての事ばかりだよ・・・もう驚くのも疲れたよ。で、ゴーレムをどうするつもりだい?」
「何体か合体させてもう少し強くしようと思ってるんだけど、どれぐらいの大きさだったら良いかな?」
「大きさだったら今ぐらいかね・・今でも十分強そうだけどね?ダメなのかい?」
「今でもそこそこ強くなってるけど、中級以上、上級未満の冒険者って感じかな。ただ合体させると今よりかなり大きくなっちゃうんだよね・・」
「はーい、おとーさん!」 モカが元気に手を上げる。
「おっきくなった分、圧縮できるから大丈夫!」
俺たちが、ぞろぞろと引き連れて街に着く頃、鬼の形相のばーちゃんと、街の入口に陣取る千人程の冒険者に出迎えられた。
「やっぱりあんた達だったかい!!今度は何をしでかした!?あんな派手な音をさせまくっといてごまかせないからね!!」
「んとー・・・もうゴブリンいないから安心して?」
「なんだって!・・・まだ2~3000はいたはずだよ。それ全部かい?・・・あとお前の後ろの緑のと茶色の奴らはなんだい?それも昨日までいなかったよね?」
「茶色の方は、ばーちゃんも知ってるよ。ちっこいゴーレムいたじゃん?あれを合体させて強くしたんだよ。」
「んじゃ、緑はなんだい?」ばーちゃんのコメカミがひくついてる・・・
「んとね・・ゴ・・・・・だよ。」
「なんだって?」
「ゴ・・・キ・グだ「聞こえないよ。はっきりお言い!!」」
「ゴブリンキングだよ!」
しばらくの沈黙の後、皆が恐慌に落ちた。だが流石この門前に集まった冒険者だけあって、即座に立ち直り、討伐しようとこちらに向き直ると武器を構えた。俺は慌てて訂正する。
「元だよ!元!今は俺の従魔だから心配ないよ!」
「!?従魔だって?おい!鑑定持ちあいつらを鑑定しな!!」
すると、複数の鑑定を持っている冒険者が進み出て揃って鑑定し、また揃って絶句している。中の一人が、
「信じられない・・ゴブリンとは言え王種が・・ギルド長、間違いありません。この冒険者だと思いますが、 [ゴシンの従魔] と出ています。従魔の契約がなされているようです。」
「はー・・・、最初の戦闘のあとに、説教かまして自重させとくんだったよ・・・ジェイのじじい・・・またとんでもないの寄越したもんだ・・」
ばーちゃんはとても疲れた顔をして、長いため息をついている・・
「あともういっこ、報告というかお願いがあんだけど・・・今言っていい?」
「・・ついでだ今お言い。」
「うん。後ろのゴーレム達なんだけど、街の防衛者に?成りたいんだって。うちの奴ら自我持っちゃって自分で何したい?って聞いたら、街を守りたいんだって。」
「・・・キングの次はゴーレムが自我を持ったって?・・・まったく次から次と・・・私も長く冒険者やってたが、この数日で見聞きしたことは初めての事ばかりだよ・・・もう驚くのも疲れたよ。で、ゴーレムをどうするつもりだい?」
「何体か合体させてもう少し強くしようと思ってるんだけど、どれぐらいの大きさだったら良いかな?」
「大きさだったら今ぐらいかね・・今でも十分強そうだけどね?ダメなのかい?」
「今でもそこそこ強くなってるけど、中級以上、上級未満の冒険者って感じかな。ただ合体させると今よりかなり大きくなっちゃうんだよね・・」
「はーい、おとーさん!」 モカが元気に手を上げる。
「おっきくなった分、圧縮できるから大丈夫!」
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