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公園のベンチに腰を下ろす。
俺の隣に汐ちゃんが座り、男は隣のベンチに一人で座った。
自分の境遇に浸りながら空を見上げている奴の横顔を眺め、なに格好つけてやがんだと思う。
ここに来るまでの道中、男はひたすら無言だった。
汐ちゃんの手を引いて歩く俺のかなり後ろをとぼとぼと着いてきた。
もっと強引に脅してくる様な人間を想像していたが、思っていたよりも繊細で、俺の存在に戸惑い、完全に勢いを失っている。
そんな中、汐ちゃんはポツポツと男のことを俺に教えてくれた。
健太というその男は、大きな身体とゴツい顔で強く見られがちだが、実の所は小心者で、美大に通う芸術家タイプの人間らしい。
昔から美術に関してのセンスがあり、芸術に疎い海や汐ちゃんのことを下に見ている節があったそうだ。
自信に満ちていて、何でも迷いなく感性で選んでいける天才肌なところは奴の良さでもあるが、一つ歯車が狂うと、思い込みの激しさから現状のような問題に発展してしまう。
男の中では芸術こそが高尚な物で、それ以外に身を置く者は俗物なのだ。
そしてそれは全て見下しの対象となる。
あの「俺の作品」発言は、男のそんな性質からきたものだった。
ベンチに着いてからも暫く沈黙が続く。
参ったな。
ここまでの情報と、数少ないやり取りで感じたこ。
それは、全く話が通じないってことだ。
話し合うというより、もっと俺のフィールドに持ち込んで、一方的に話に引き込む方向に持っていきたい。
そう考え言葉を探していると、前触れなく男が口を開いた。
うかうかしていたら先手を取られてしまった。
「俺と汐は赤ん坊の頃から一緒で、物心ついた時から俺の考えや在り方を汐に注ぎ込んできた。汐は俺で出来てるみたいなもんだ。汐は俺がいないと直ぐに間違うんだ。思慮が浅いんだ。あんたみたいなイケメンに簡単に騙される。俺しか汐を正せないのに。最初の彼氏の時もそうだったよ。汐は直ぐ周りに影響されるからな。今は高橋の言いなりなんだろ?また俺が導いてやるからこっちに帰ってこいよ。」
唐突な呼び捨てと随分な言い様にカチンとくる。
健太め。
どれだけ自分に酔ってやがんだ。
「思慮が浅い」だと?
お前のせいで汐ちゃんがどれだけ悩んで考え抜いてここまで来たと思ってんだ。
「帰ってこい」等とほざいているキメ顔に、またふつふつと殺意の炎が再燃する。
それに汐ちゃんが俺の言いなりになったことなんて、悔しいことに1度もねぇよ。
情けないが、俺の方が汐ちゃんの言葉に影響されっぱなしだ。
酔いしれる芸術被れな奴の心を折る方法。
自分の持っている経験の引き出しを全てひっくり返して、奴の心に届きそうなエピソードを探し出す。
深呼吸をして自分を落ち着ける。
「健太さん。」
急に名前を読んだ俺を、健太はギッと睨んだ。
受けて立つようにこちらも見据え、出来るだけ声を落ち着けて話を進める。
「人権を無視して個人を作品に例えるのを、俺は良しとしない。だけど、議論するには同じ場所に歩み寄って行かなければならないでしょう?不本意ですがこれから俺も汐のことを作品と仮定してお話しますね。」
わざと嫌味たらしく仰々しい言い方をしておく。
「結論から言いますね。今ここにいる汐はもうアナタの作品じゃない。」
隣に座っている汐ちゃんの肩を抱き寄せる。
ふわんといい匂いが漂い鼻腔を擽った。
俺は健太に向かい、満面の笑みを作り煽る。
「健太さんと俺の合作ですよ。」
健太は絶句していた。
汐ちゃんも腕の中で固まったまま動かない。
俺は二人が正気に戻る前に畳掛けようと、隙を与えずに一人語り出した。
「小学生の頃、図工の授業で『目を閉じた時に見える何かをA3の画用紙に描きだす』というものがありました。俺は絵が苦手なので、デッサンや写生でなく、実体も正解もない何かを自由に表現して良い点に惹かれ、好きでない図工の時間なのにワクワクしていました。その授業は二回の予定で、一回目は本当に思いつくままに、絵の具でもマーカーでも、教室内の全ての道具を使って良いと言われていました。調子に乗った俺は、他の子が躊躇って使わなかったペンキを持ち出し、大胆に画用紙にぶっ掛けて最大限に楽しみました。そうして描きあげた絵を俺はとても気に入りました。世界に二つとない俺だけの作品。これが芸術なのかと子供ながらに感じました。そして他の子が躊躇った物に手を出している自分、画用紙にペンキなんて型破りな行動ができる自分は特別なのではないかと思い、優越感に浸っていました。」
数少ない美術に関するエピソードを、無理やり引っ張り出してきて良かった。
健太は話の続きが気になる様子で、俺の目を見詰めてくる。
「二回目の授業の時、前回の続きだと言いながら先生は一人一人の席に絵を配って行きました。俺の机にも1枚の絵が置かれました。だけどそれは俺の絵ではなかったんです。そして先生が言ったんです。『合作します。』って。ランダムに配られた他人の作品に手を加えろって言うんです。俺は自分の作品の行方が気になりました。誰かに台無しにされてしまうかもと気が気じゃありませんでした。そんな感じで身が入らず、二回目の授業では自分が誰の絵にどんな手を加えたのか殆ど記憶に残っていません。そのくらい俺の作品に手を出されることが苦痛だったし、他人の作り上げた作品に手を加えることに興味もなかったんです。」
苦しそうに眉根を寄せ、同情した様な眼差しを感じる。
小学生時代の俺に共感し、苦しくなっているのだろう。
こうしていると、健太も根は悪い奴ではないもかもしれないと感じてしまう。
何だか段々と本心からコイツに俺の話を聞いて欲しいと思い始めた。
「その後、展覧会でその作品達が展示されました。見学に行くと、ある1つの作品に強く目を惹かれました。それは佐藤くんというクラスメイトに手を加えられた俺の作品でした。目を疑いましたよ。元がA3画用紙だったとは思えない程に形を変えていたからです。他の作品は壁に貼られているのに、その作品だけ椅子にちょこんと乗せられ展示されていました。クシャクシャに折り曲げられ、立体的になったその作品は壁に収まらなかったんです。完全に負けました。発想力も、作品のクオリティも。もし俺がその作品に授業二回分の時間を費やしたとしても、佐藤くんが手を加えた作品を超えることはなかったでしょう。もうそこにあるのは俺の作品じゃなかった。そう思い知らされました。」
ここまで聞いて俺の話の意図を理解したのか、急に健太は唇を噛んでギュッと目を閉じた。
「教室に戻り俺は佐藤くんに話しかけました。『なんで絵を描く授業なのに、立体にすることを思いつけたのか』って。佐藤くんは笑顔で言いました。『紙なのにペンキでパリパリしてて、触ったら固くて。クシャクシャにしたら面白いかと思った。折り目からパキパキ剥がれて、その下から鉛筆の下描きが見えてきて、化石みたいで格好良かった。高橋の下描きもペンキ使うのもスゲーッてなったし、高橋がいなかったら俺もあんなの作れてない。』って。それもまた悔しかった。俺を認める発言。勝者の余裕に見えました。どうせなら『俺がお前の作品を良くしてやった』くらいのマウントをとってくれたら素直に悔しがれたのに。」
健太は黙ったまま下を向いている。
今、俺の話で何を感じ、何を考えているのだろう。
「健太さん。俺は今なら佐藤くんの気持ちがわかりますよ。あれは勝者の余裕なんて見下しでなく、ひとつの物を作り上げた同士としての言葉だったって。健太さんがいなければ、今の汐はいなかったし、俺と汐は出会えていないです。感謝されても嬉しくないでしょうからお礼は言いませんが、心からそう思っています。」
汐ちゃんの肩を更に強く抱き寄せる。
健太を言いくるめるとか、俺の話に引き込むとか関係なく、シンプルに今思っていることを伝える。
声に熱が入ってきた。
「だから、お願いです。今の汐に以前の汐を求めるのは止めてくれませんか?アナタの言葉に従順で行動を操れた汐はもういません。汐は悩んで迷って、それでも自分で考えて、自分で選んで今ここにいるんです。」
言い切った。
今思っていることは出し切った。
健太は黙ったまま、顔を両手で覆い、ふーっと深く息を吐いた。
そしてベンチの背もたれに身体を預け、何か思案するように天を仰ぐ。
受け入れるかどうかは別としても、伝わってはいるだろう。
いつの間にか汐ちゃんの肩に指が食い込むほど強めていた腕。
その力を緩め、健太のリアクションを待った。
「はー。」
再度深く息を吐いている。
「アンタの話、面白かった。気持ちもよくわかった。」
顔だけこちらに向けて、健太が口を開いた。
俺の本意が伝わっていた様で何よりだ。
思い込みが激しいだけで、話のわからない奴ではないのかもしれない。
そう思いかけた時、期待とは全く違う言葉が返ってきた。
「だけど汐に本気な訳じゃないんだろ?」
俺は心底ガッカリした。
俺の隣に汐ちゃんが座り、男は隣のベンチに一人で座った。
自分の境遇に浸りながら空を見上げている奴の横顔を眺め、なに格好つけてやがんだと思う。
ここに来るまでの道中、男はひたすら無言だった。
汐ちゃんの手を引いて歩く俺のかなり後ろをとぼとぼと着いてきた。
もっと強引に脅してくる様な人間を想像していたが、思っていたよりも繊細で、俺の存在に戸惑い、完全に勢いを失っている。
そんな中、汐ちゃんはポツポツと男のことを俺に教えてくれた。
健太というその男は、大きな身体とゴツい顔で強く見られがちだが、実の所は小心者で、美大に通う芸術家タイプの人間らしい。
昔から美術に関してのセンスがあり、芸術に疎い海や汐ちゃんのことを下に見ている節があったそうだ。
自信に満ちていて、何でも迷いなく感性で選んでいける天才肌なところは奴の良さでもあるが、一つ歯車が狂うと、思い込みの激しさから現状のような問題に発展してしまう。
男の中では芸術こそが高尚な物で、それ以外に身を置く者は俗物なのだ。
そしてそれは全て見下しの対象となる。
あの「俺の作品」発言は、男のそんな性質からきたものだった。
ベンチに着いてからも暫く沈黙が続く。
参ったな。
ここまでの情報と、数少ないやり取りで感じたこ。
それは、全く話が通じないってことだ。
話し合うというより、もっと俺のフィールドに持ち込んで、一方的に話に引き込む方向に持っていきたい。
そう考え言葉を探していると、前触れなく男が口を開いた。
うかうかしていたら先手を取られてしまった。
「俺と汐は赤ん坊の頃から一緒で、物心ついた時から俺の考えや在り方を汐に注ぎ込んできた。汐は俺で出来てるみたいなもんだ。汐は俺がいないと直ぐに間違うんだ。思慮が浅いんだ。あんたみたいなイケメンに簡単に騙される。俺しか汐を正せないのに。最初の彼氏の時もそうだったよ。汐は直ぐ周りに影響されるからな。今は高橋の言いなりなんだろ?また俺が導いてやるからこっちに帰ってこいよ。」
唐突な呼び捨てと随分な言い様にカチンとくる。
健太め。
どれだけ自分に酔ってやがんだ。
「思慮が浅い」だと?
お前のせいで汐ちゃんがどれだけ悩んで考え抜いてここまで来たと思ってんだ。
「帰ってこい」等とほざいているキメ顔に、またふつふつと殺意の炎が再燃する。
それに汐ちゃんが俺の言いなりになったことなんて、悔しいことに1度もねぇよ。
情けないが、俺の方が汐ちゃんの言葉に影響されっぱなしだ。
酔いしれる芸術被れな奴の心を折る方法。
自分の持っている経験の引き出しを全てひっくり返して、奴の心に届きそうなエピソードを探し出す。
深呼吸をして自分を落ち着ける。
「健太さん。」
急に名前を読んだ俺を、健太はギッと睨んだ。
受けて立つようにこちらも見据え、出来るだけ声を落ち着けて話を進める。
「人権を無視して個人を作品に例えるのを、俺は良しとしない。だけど、議論するには同じ場所に歩み寄って行かなければならないでしょう?不本意ですがこれから俺も汐のことを作品と仮定してお話しますね。」
わざと嫌味たらしく仰々しい言い方をしておく。
「結論から言いますね。今ここにいる汐はもうアナタの作品じゃない。」
隣に座っている汐ちゃんの肩を抱き寄せる。
ふわんといい匂いが漂い鼻腔を擽った。
俺は健太に向かい、満面の笑みを作り煽る。
「健太さんと俺の合作ですよ。」
健太は絶句していた。
汐ちゃんも腕の中で固まったまま動かない。
俺は二人が正気に戻る前に畳掛けようと、隙を与えずに一人語り出した。
「小学生の頃、図工の授業で『目を閉じた時に見える何かをA3の画用紙に描きだす』というものがありました。俺は絵が苦手なので、デッサンや写生でなく、実体も正解もない何かを自由に表現して良い点に惹かれ、好きでない図工の時間なのにワクワクしていました。その授業は二回の予定で、一回目は本当に思いつくままに、絵の具でもマーカーでも、教室内の全ての道具を使って良いと言われていました。調子に乗った俺は、他の子が躊躇って使わなかったペンキを持ち出し、大胆に画用紙にぶっ掛けて最大限に楽しみました。そうして描きあげた絵を俺はとても気に入りました。世界に二つとない俺だけの作品。これが芸術なのかと子供ながらに感じました。そして他の子が躊躇った物に手を出している自分、画用紙にペンキなんて型破りな行動ができる自分は特別なのではないかと思い、優越感に浸っていました。」
数少ない美術に関するエピソードを、無理やり引っ張り出してきて良かった。
健太は話の続きが気になる様子で、俺の目を見詰めてくる。
「二回目の授業の時、前回の続きだと言いながら先生は一人一人の席に絵を配って行きました。俺の机にも1枚の絵が置かれました。だけどそれは俺の絵ではなかったんです。そして先生が言ったんです。『合作します。』って。ランダムに配られた他人の作品に手を加えろって言うんです。俺は自分の作品の行方が気になりました。誰かに台無しにされてしまうかもと気が気じゃありませんでした。そんな感じで身が入らず、二回目の授業では自分が誰の絵にどんな手を加えたのか殆ど記憶に残っていません。そのくらい俺の作品に手を出されることが苦痛だったし、他人の作り上げた作品に手を加えることに興味もなかったんです。」
苦しそうに眉根を寄せ、同情した様な眼差しを感じる。
小学生時代の俺に共感し、苦しくなっているのだろう。
こうしていると、健太も根は悪い奴ではないもかもしれないと感じてしまう。
何だか段々と本心からコイツに俺の話を聞いて欲しいと思い始めた。
「その後、展覧会でその作品達が展示されました。見学に行くと、ある1つの作品に強く目を惹かれました。それは佐藤くんというクラスメイトに手を加えられた俺の作品でした。目を疑いましたよ。元がA3画用紙だったとは思えない程に形を変えていたからです。他の作品は壁に貼られているのに、その作品だけ椅子にちょこんと乗せられ展示されていました。クシャクシャに折り曲げられ、立体的になったその作品は壁に収まらなかったんです。完全に負けました。発想力も、作品のクオリティも。もし俺がその作品に授業二回分の時間を費やしたとしても、佐藤くんが手を加えた作品を超えることはなかったでしょう。もうそこにあるのは俺の作品じゃなかった。そう思い知らされました。」
ここまで聞いて俺の話の意図を理解したのか、急に健太は唇を噛んでギュッと目を閉じた。
「教室に戻り俺は佐藤くんに話しかけました。『なんで絵を描く授業なのに、立体にすることを思いつけたのか』って。佐藤くんは笑顔で言いました。『紙なのにペンキでパリパリしてて、触ったら固くて。クシャクシャにしたら面白いかと思った。折り目からパキパキ剥がれて、その下から鉛筆の下描きが見えてきて、化石みたいで格好良かった。高橋の下描きもペンキ使うのもスゲーッてなったし、高橋がいなかったら俺もあんなの作れてない。』って。それもまた悔しかった。俺を認める発言。勝者の余裕に見えました。どうせなら『俺がお前の作品を良くしてやった』くらいのマウントをとってくれたら素直に悔しがれたのに。」
健太は黙ったまま下を向いている。
今、俺の話で何を感じ、何を考えているのだろう。
「健太さん。俺は今なら佐藤くんの気持ちがわかりますよ。あれは勝者の余裕なんて見下しでなく、ひとつの物を作り上げた同士としての言葉だったって。健太さんがいなければ、今の汐はいなかったし、俺と汐は出会えていないです。感謝されても嬉しくないでしょうからお礼は言いませんが、心からそう思っています。」
汐ちゃんの肩を更に強く抱き寄せる。
健太を言いくるめるとか、俺の話に引き込むとか関係なく、シンプルに今思っていることを伝える。
声に熱が入ってきた。
「だから、お願いです。今の汐に以前の汐を求めるのは止めてくれませんか?アナタの言葉に従順で行動を操れた汐はもういません。汐は悩んで迷って、それでも自分で考えて、自分で選んで今ここにいるんです。」
言い切った。
今思っていることは出し切った。
健太は黙ったまま、顔を両手で覆い、ふーっと深く息を吐いた。
そしてベンチの背もたれに身体を預け、何か思案するように天を仰ぐ。
受け入れるかどうかは別としても、伝わってはいるだろう。
いつの間にか汐ちゃんの肩に指が食い込むほど強めていた腕。
その力を緩め、健太のリアクションを待った。
「はー。」
再度深く息を吐いている。
「アンタの話、面白かった。気持ちもよくわかった。」
顔だけこちらに向けて、健太が口を開いた。
俺の本意が伝わっていた様で何よりだ。
思い込みが激しいだけで、話のわからない奴ではないのかもしれない。
そう思いかけた時、期待とは全く違う言葉が返ってきた。
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