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女勇者Aの魔王L
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揺らめく炎の魔法が、魔王城_最深部の薄暗く気味が悪い廊下を明るく照らしてくれる。その炎はある女勇者の指先から出ていた。
女勇者は、静かに精神を集中しながら長く続く廊下を歩いていた。その先には、魔王が居座っている部屋がある。そして、女勇者は遂に辿り着こうとしていた。
「魔王……!!遂に見つけたぞ!」
「フッフッフ。良くぞ来た勇者よ、待ち侘びたぞ」
女勇者が、剣を抜き魔王に向ける。しかし魔王は、焦りもせずただ女勇者に問いかけた。
「フッフッフ。女勇者よお前は、何故戦う?お前は女だろう、戦いに身を投げずに無事結婚して幸せに暮らせただろうに……」
「何だと!?」
「フッフッフ。そうであろう?女勇者よ」
「きっ貴様ぁ!!良くもそんな事が言えるなぁ!!」
「そうであろう?女勇者よ。」
「貴様……!!」
女勇者の身体がプルプルと震え初め、女勇者は次に叫んだ。
「貴様が……。貴様がこの世界に現れたせいで、私がどんな思いをしたのか分かっているのか!」
「何?」
「貴様がこの世界に現れたせいで私が勇者と言う役になり、喧嘩もした事が無いのにモンスターと戦わせられたのだぞ!しかも逆らえば国が敵に回るので仕方なく戦っていたら、何か強くなっていたんだよ!貴様さっき言ってたなぁ、結婚がどうとかって?私はなぁ他の人々に化け物っていわれてたんだぞ!男に近ずいてもビビられてにげてくし……。心が折れたぞ!貴様のせいでな!分かるか?この気持ちが!」
「え?あっえっとそのゴメンなさい……」
女勇者の怒号に魔王は威厳を無くし、ただ謝るしか無かった……。そしてその時こう思った、人間でも女は怖いと……。
「はっ?謝って済むと思ってんのかゴラァッ!結婚だぁ、それは私の夢だよ!馬鹿!貴様はこの気持ちが分かるか!?」
この時魔王は、そうだったのか……と呟いた。実は魔王は望んで魔王になった理由じゃない。たまたま魔力が高くて、たまたま魔法の才があったから、魔王にさせられたのだ。
女勇者だってそうだ。女勇者は小さな村に生まれ、一生この村で結婚して幸せに生きると思っていた。しかし、観光で都会に行ったら何故か兵士に捕まり、国王に「お前は今日から勇者だ!」と言われ勝手に勇者にさせられたのだった。
「分かるぞ……」
「え?なんて言った?」
「分かるぞ、その気持ち!俺もそうだったんだ!やりたく無いのに魔王にさせらて……。お前の気持ち、良く分かるぞ」
「そうなのか?」
「ああ、だから言うぞ……俺と結婚してくれ!!」
「…………………は?」
「だから、俺とけっ……」
「だぁーー!けっ結婚だって!?そんなだって私達今あったばかりだし、しかも魔王と勇者だよ!?そっそんなの出来っこないよ!………ロマンティックだけど……」
女勇者は明らかに赤面している。それを見て魔王は嫌がってはいないな……と思った。
「魔王と勇者が結婚しては行けない何て誰か決めた?それに結婚は、夢なんだろう?だったらいいじゃないか!すぐにとは言わない。ちょっとずつ頑張って行こう」
「だっ、だけど皆んなはどうなる?魔族は人間を、襲うだろう!?」
「それは、魔族は人間に対して防衛的にすればいいさ。人間が攻撃したら正当防衛として襲うと言うのををわ、魔族のルールとして出せば我々は悪くない」
「いや、確かにそうどけど……」
「だろう!さぁ返事はなんだ?」
「あっ、その分かりました。私を、大事してぐたさいね」
と女勇者は顔を赤くしながら言った。そして夢が叶ったと、思った。
「さぁ、まずはマイホーム作りからだ。行くぞ……えっと、名は何と言う?」
「……アリス…アリスよ。あなたは?」
「俺はルンガ。行くぞアリス!」
「えぇ」
二人は、そう言いながら魔王城を去った。
後に、この世界は魔族と人間が共存する世界に、なっているのをふたりは知らない。
女勇者は、静かに精神を集中しながら長く続く廊下を歩いていた。その先には、魔王が居座っている部屋がある。そして、女勇者は遂に辿り着こうとしていた。
「魔王……!!遂に見つけたぞ!」
「フッフッフ。良くぞ来た勇者よ、待ち侘びたぞ」
女勇者が、剣を抜き魔王に向ける。しかし魔王は、焦りもせずただ女勇者に問いかけた。
「フッフッフ。女勇者よお前は、何故戦う?お前は女だろう、戦いに身を投げずに無事結婚して幸せに暮らせただろうに……」
「何だと!?」
「フッフッフ。そうであろう?女勇者よ」
「きっ貴様ぁ!!良くもそんな事が言えるなぁ!!」
「そうであろう?女勇者よ。」
「貴様……!!」
女勇者の身体がプルプルと震え初め、女勇者は次に叫んだ。
「貴様が……。貴様がこの世界に現れたせいで、私がどんな思いをしたのか分かっているのか!」
「何?」
「貴様がこの世界に現れたせいで私が勇者と言う役になり、喧嘩もした事が無いのにモンスターと戦わせられたのだぞ!しかも逆らえば国が敵に回るので仕方なく戦っていたら、何か強くなっていたんだよ!貴様さっき言ってたなぁ、結婚がどうとかって?私はなぁ他の人々に化け物っていわれてたんだぞ!男に近ずいてもビビられてにげてくし……。心が折れたぞ!貴様のせいでな!分かるか?この気持ちが!」
「え?あっえっとそのゴメンなさい……」
女勇者の怒号に魔王は威厳を無くし、ただ謝るしか無かった……。そしてその時こう思った、人間でも女は怖いと……。
「はっ?謝って済むと思ってんのかゴラァッ!結婚だぁ、それは私の夢だよ!馬鹿!貴様はこの気持ちが分かるか!?」
この時魔王は、そうだったのか……と呟いた。実は魔王は望んで魔王になった理由じゃない。たまたま魔力が高くて、たまたま魔法の才があったから、魔王にさせられたのだ。
女勇者だってそうだ。女勇者は小さな村に生まれ、一生この村で結婚して幸せに生きると思っていた。しかし、観光で都会に行ったら何故か兵士に捕まり、国王に「お前は今日から勇者だ!」と言われ勝手に勇者にさせられたのだった。
「分かるぞ……」
「え?なんて言った?」
「分かるぞ、その気持ち!俺もそうだったんだ!やりたく無いのに魔王にさせらて……。お前の気持ち、良く分かるぞ」
「そうなのか?」
「ああ、だから言うぞ……俺と結婚してくれ!!」
「…………………は?」
「だから、俺とけっ……」
「だぁーー!けっ結婚だって!?そんなだって私達今あったばかりだし、しかも魔王と勇者だよ!?そっそんなの出来っこないよ!………ロマンティックだけど……」
女勇者は明らかに赤面している。それを見て魔王は嫌がってはいないな……と思った。
「魔王と勇者が結婚しては行けない何て誰か決めた?それに結婚は、夢なんだろう?だったらいいじゃないか!すぐにとは言わない。ちょっとずつ頑張って行こう」
「だっ、だけど皆んなはどうなる?魔族は人間を、襲うだろう!?」
「それは、魔族は人間に対して防衛的にすればいいさ。人間が攻撃したら正当防衛として襲うと言うのををわ、魔族のルールとして出せば我々は悪くない」
「いや、確かにそうどけど……」
「だろう!さぁ返事はなんだ?」
「あっ、その分かりました。私を、大事してぐたさいね」
と女勇者は顔を赤くしながら言った。そして夢が叶ったと、思った。
「さぁ、まずはマイホーム作りからだ。行くぞ……えっと、名は何と言う?」
「……アリス…アリスよ。あなたは?」
「俺はルンガ。行くぞアリス!」
「えぇ」
二人は、そう言いながら魔王城を去った。
後に、この世界は魔族と人間が共存する世界に、なっているのをふたりは知らない。
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