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第Ⅲ章 闇夜に輝く希望の月 ~Destiny Attracted by the Moon~
#70 継承される意志
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「私もあなたと同じです。何のために生まれ、何のために生きるのか分からない、そんな暗闇の人生を歩んでいました。助けてくれる人も理解してくれる人も居らず、苦痛と絶望に耐え兼ねて死を選んでも、無関係の人を犠牲にして助かってしまう始末。挙句の果てに実の両親を残虐に殺め、この世界に来てからも妹から命を狙われ、望みもしない強大な力を得て、途方に暮れていました……」
俺にはずっと弟グロームが居て、主君カルディス王弟と出会えた。
セレナ、ダイア、ディルク、グレックス、レヴラン、イーバ、ビファス、親衛隊の仲間たち──理想や使命を同じくする人々にも恵まれた。
カグヤにはそれさえ無いまま、運命に孤独を強いられ、残酷に苦しめられ続けた。
「私という存在は、ただそこに居るだけで歪みや乱れを生じ、自分も他人も不幸にしてしまう呪いを生まれながらに負っているのだと、そんな風にさえ思っていました。しかし、この『望月』による瘴気吸収を知って、私はようやく、これまでの人生の意味に気付けた気がしたのです」
明けない闇夜を孤独に彷徨い続けたカグヤにとって、それは生まれて初めて見出した、夜空に浮かぶ月のように尊いものだったに違い無い。
「罪と呪いを背負った私のような者でも、誰かに救いを与えられるのなら、最後の瞬間には誇りと満足感を抱いて──『天国』に行けるのではないかと、そう思ったのです」
同じだ。
かつてグロームに引き留められ、カルディス王弟に仕え続けることを決めた時の俺と、今の彼女の想いは全く同じだった。
「もう一度言いますが、私にはあなたの恨みや憎しみを否定することはできません。あくまで復讐の道を行くと仰るのであれば、今度こそ私は止めません。あなたの歩む道を決めるのはあなた自身、あなたの意思を私は尊重します」
生まれながらにして過酷な信仰を強要され、人生の選択権を奪われてきたカグヤだからこそ、他人にそれをしないよう心掛けている。
「ですが……忠を尽くした主君と同じ、気高い意志がまだ残っているのなら……どうか私に力を貸しては頂けないでしょうか?」
カルディス王弟の意志。
その言葉は衝撃となって俺の頭を打ち、脳裏に過去の出来事が甦った──。
あれは俺が、グロームと共に親衛隊に入って間も無い頃だったか。
「なあ、カルディス殿下」
「何だ?」
その日の剣の鍛錬が終わり、木剣の痛みが残る部分を擦りながら、打ちのめした張本人に尋ねる。
「何であんたは……俺たちみたいなどん底の悪ガキばかり集めて、こんな風に鍛えるんだ?」
「それは昨日言っただろう。身分や肩書きに対して従う者ではなく、カルディスという個人に忠誠を誓う者でなければ真の信頼は得られず、肝心な時に──」
「分かってる、その先だ。そうやって手下を揃えて、何がしたいんだって話だよ。あんたからは、金とか権力とか土地とか地位とか、そういう欲しいものを沢山手に入れて、もっと上を目指そうっていう、その……何て言うんだっけ、そういう気持ち……」
「『野心』か?」
「そう、それ。野心が全然無い感じだ」
グロームと共に野心溢れる者を数多く見てきたからこそ、彼にそれが無いことはすぐに分かった。
「そうだな、私には野心は無い。国とそこに暮らす人々を護り、救うこと。それがウルヴァルゼ王族として生を受けた私の使命であり、そして責任だ」
カルディス王弟の言葉には、いつも迷いが無い。
迷いの無い言葉にこそ、人は引き付けられて従う。
「『邪神の息吹』のせいで国土は荒れ果て、恐るべき魔物が徘徊し、人民は死に行く一方だ。誰かが剣となり盾となり、守護の務めを担わなくては国は亡ぶ」
「別にあんたでなくてもいいだろ。王族なんだから、危ないことは下の連中に任せりゃいい」
「どれだけ必死に鍛え、学び、経験を積んでも、一人の力の限界などたかが知れている。王族だからこそ皆の規範となるよう率先して動かなくては、お前たちに命を懸けさせる資格は無い」
視線の先では、グレックスやイーバなど、俺の前に連れて来られた者たちが鍛錬に勤しんでいた。
「……忠実な手下を増やして死ぬ気で頑張れば、それができると本気で思ってるのか?」
「勿論だ。……しかし『邪神の息吹』とは、太陽の浮き沈みや月の満ち欠けのようなもの。今回の厄災を乗り切ったとしても、いずれ再来してしまうだろう」
「じゃあ何の意味も無いじゃないか。必死に戦っても結局また同じことが起こるんなら、あんたのやってることに一体何の意味があるって言うんだ? 結果が伴わなきゃ全ては無駄だってのによ……」
無駄なことのために厳しい訓練に日々明け暮れ、命懸けで怪物共と戦っているかと思うと馬鹿らしくなる。
「意志を繋ぐためだ。私はそれを父や先人たちから受け継いだ」
「意志……?」
「確かに結果は大切だ。だが結果以上に、そこに至ろうとする意志や道筋をこそ私は重んじる。親から子へ、子から孫へ血が継承されるように、私は私の意志を次の世代へ継承させたい」
振り返った先では、彼の子ダイアとディルクが、グロームとレヴランを相手に遊んでいた。
カルディス王弟にとって、あれが護るべき未来の象徴だ。
「例え道半ばで命尽きようとも、私の背中と足跡を見た者たちが意志を感じ取り、務めを引き継いでくれれば、それは敗北ではなく勝利だ。誰も死という結果からは逃れられない。しかし意志は時代や世代を超越して受け継がれ、その者たちの中で生き続ける。これこそが人間の素晴らしさだとは思わないか?」
他の生物はただ子孫を遺すだけだが、人間だけは血統を超えたものを次代へ受け渡せる。
意志の継承こそ、人間の能力の中で最も尊いものだとカルディス王弟は信じていた。
「……そうやって意志を繋いで耐え抜いていけば、いつか本当に『邪神の息吹』が終わる時が来ると、そう信じてるのか?」
「今の私ではせいぜい変異魔物やアンデッドを討伐して、被害を抑えることくらいしかできない。月無き夜を手探りで進むように、誰もが迷いの中にあるのだ」
しかし、と彼は続けた。
「いつか訪れるはずだ。『邪神の息吹』が完全に終わり、暗黒の時代に安寧の光が輝く時が」
「訪れるはず、ね……。いつになるのやら。何百年後? それとも何千年後か?」
「分からない。しかし必ず来ると信じている。私の意志がその時まで絶えず受け継がれるよう、できることを地道にやっていくしか無い」
彼の大きな手が、俺の頭をポンと叩いた。
「頼りにしているぞ、ダスク」
「フン……」
確信を持って紡がれたその言葉の意味が、当時の俺には全く分からなかった。
王族という恵まれた身分に生まれた者だけが見ることのできる、実も根拠も無い甘い幻想だと。
彼が果たそうとしていた使命と責任は残酷な形で裏切られ、その崇高な意志は後の時代に継承されることは無かった──そう思っていた。
一度は葬られた彼の意志は、しかし蘇ったのだ。
三百年後の未来に招かれた、聖なる乙女によって。
闇夜に輝く希望の月の、その運命的な引力によって。
「お願いします。私にはあなたが必要なのです」
切実な想いを湛えた眼差しを向けて、カグヤが懇願の言葉を口にする。
その眼にはまだ不安の色があるが、しかし迷いは窺えない。
「……これも、殿下の御導きか」
背中を押されている気がした。
神に、ではない。
遠い昔に去ってしまった者たちに。
暗黒に堕ちたこの魂に残っていた、彼らの意志に。
この道の果てにこそ、目指していた『天国』があるのだと。
「俺はヴァンパイア、闇に生きる不死者だ。太陽から隠れ、恐怖と嫌悪の視線に晒され、生者の命を喰らって永遠を生き、二度と日の目を見ることは無い。だが……そんな闇の住人にも導が必要だ」
光明の無い暗闇がどれほどの絶望を与えるか、俺はよく知っている。
「いいだろう、一度は失った命だ。君という月を導に、再び前に歩いてやろうじゃないか」
手を差し出した。
正直、まだ恨みは残っている。
しかし、一度は失い、蘇り、また捨てるつもりだったこの命、もう一度だけ懸けてみるのも悪くないかも知れない。
顔も知らない者たちのためではなく、共に生き、共に戦った者たちのために。
そして目の前で、嬉しそうに微笑んでくれた彼女のために。
「あなたがそう望むのなら」
差し出した俺の冷たい掌の上に、か細い手が重ねられた。
俺にはずっと弟グロームが居て、主君カルディス王弟と出会えた。
セレナ、ダイア、ディルク、グレックス、レヴラン、イーバ、ビファス、親衛隊の仲間たち──理想や使命を同じくする人々にも恵まれた。
カグヤにはそれさえ無いまま、運命に孤独を強いられ、残酷に苦しめられ続けた。
「私という存在は、ただそこに居るだけで歪みや乱れを生じ、自分も他人も不幸にしてしまう呪いを生まれながらに負っているのだと、そんな風にさえ思っていました。しかし、この『望月』による瘴気吸収を知って、私はようやく、これまでの人生の意味に気付けた気がしたのです」
明けない闇夜を孤独に彷徨い続けたカグヤにとって、それは生まれて初めて見出した、夜空に浮かぶ月のように尊いものだったに違い無い。
「罪と呪いを背負った私のような者でも、誰かに救いを与えられるのなら、最後の瞬間には誇りと満足感を抱いて──『天国』に行けるのではないかと、そう思ったのです」
同じだ。
かつてグロームに引き留められ、カルディス王弟に仕え続けることを決めた時の俺と、今の彼女の想いは全く同じだった。
「もう一度言いますが、私にはあなたの恨みや憎しみを否定することはできません。あくまで復讐の道を行くと仰るのであれば、今度こそ私は止めません。あなたの歩む道を決めるのはあなた自身、あなたの意思を私は尊重します」
生まれながらにして過酷な信仰を強要され、人生の選択権を奪われてきたカグヤだからこそ、他人にそれをしないよう心掛けている。
「ですが……忠を尽くした主君と同じ、気高い意志がまだ残っているのなら……どうか私に力を貸しては頂けないでしょうか?」
カルディス王弟の意志。
その言葉は衝撃となって俺の頭を打ち、脳裏に過去の出来事が甦った──。
あれは俺が、グロームと共に親衛隊に入って間も無い頃だったか。
「なあ、カルディス殿下」
「何だ?」
その日の剣の鍛錬が終わり、木剣の痛みが残る部分を擦りながら、打ちのめした張本人に尋ねる。
「何であんたは……俺たちみたいなどん底の悪ガキばかり集めて、こんな風に鍛えるんだ?」
「それは昨日言っただろう。身分や肩書きに対して従う者ではなく、カルディスという個人に忠誠を誓う者でなければ真の信頼は得られず、肝心な時に──」
「分かってる、その先だ。そうやって手下を揃えて、何がしたいんだって話だよ。あんたからは、金とか権力とか土地とか地位とか、そういう欲しいものを沢山手に入れて、もっと上を目指そうっていう、その……何て言うんだっけ、そういう気持ち……」
「『野心』か?」
「そう、それ。野心が全然無い感じだ」
グロームと共に野心溢れる者を数多く見てきたからこそ、彼にそれが無いことはすぐに分かった。
「そうだな、私には野心は無い。国とそこに暮らす人々を護り、救うこと。それがウルヴァルゼ王族として生を受けた私の使命であり、そして責任だ」
カルディス王弟の言葉には、いつも迷いが無い。
迷いの無い言葉にこそ、人は引き付けられて従う。
「『邪神の息吹』のせいで国土は荒れ果て、恐るべき魔物が徘徊し、人民は死に行く一方だ。誰かが剣となり盾となり、守護の務めを担わなくては国は亡ぶ」
「別にあんたでなくてもいいだろ。王族なんだから、危ないことは下の連中に任せりゃいい」
「どれだけ必死に鍛え、学び、経験を積んでも、一人の力の限界などたかが知れている。王族だからこそ皆の規範となるよう率先して動かなくては、お前たちに命を懸けさせる資格は無い」
視線の先では、グレックスやイーバなど、俺の前に連れて来られた者たちが鍛錬に勤しんでいた。
「……忠実な手下を増やして死ぬ気で頑張れば、それができると本気で思ってるのか?」
「勿論だ。……しかし『邪神の息吹』とは、太陽の浮き沈みや月の満ち欠けのようなもの。今回の厄災を乗り切ったとしても、いずれ再来してしまうだろう」
「じゃあ何の意味も無いじゃないか。必死に戦っても結局また同じことが起こるんなら、あんたのやってることに一体何の意味があるって言うんだ? 結果が伴わなきゃ全ては無駄だってのによ……」
無駄なことのために厳しい訓練に日々明け暮れ、命懸けで怪物共と戦っているかと思うと馬鹿らしくなる。
「意志を繋ぐためだ。私はそれを父や先人たちから受け継いだ」
「意志……?」
「確かに結果は大切だ。だが結果以上に、そこに至ろうとする意志や道筋をこそ私は重んじる。親から子へ、子から孫へ血が継承されるように、私は私の意志を次の世代へ継承させたい」
振り返った先では、彼の子ダイアとディルクが、グロームとレヴランを相手に遊んでいた。
カルディス王弟にとって、あれが護るべき未来の象徴だ。
「例え道半ばで命尽きようとも、私の背中と足跡を見た者たちが意志を感じ取り、務めを引き継いでくれれば、それは敗北ではなく勝利だ。誰も死という結果からは逃れられない。しかし意志は時代や世代を超越して受け継がれ、その者たちの中で生き続ける。これこそが人間の素晴らしさだとは思わないか?」
他の生物はただ子孫を遺すだけだが、人間だけは血統を超えたものを次代へ受け渡せる。
意志の継承こそ、人間の能力の中で最も尊いものだとカルディス王弟は信じていた。
「……そうやって意志を繋いで耐え抜いていけば、いつか本当に『邪神の息吹』が終わる時が来ると、そう信じてるのか?」
「今の私ではせいぜい変異魔物やアンデッドを討伐して、被害を抑えることくらいしかできない。月無き夜を手探りで進むように、誰もが迷いの中にあるのだ」
しかし、と彼は続けた。
「いつか訪れるはずだ。『邪神の息吹』が完全に終わり、暗黒の時代に安寧の光が輝く時が」
「訪れるはず、ね……。いつになるのやら。何百年後? それとも何千年後か?」
「分からない。しかし必ず来ると信じている。私の意志がその時まで絶えず受け継がれるよう、できることを地道にやっていくしか無い」
彼の大きな手が、俺の頭をポンと叩いた。
「頼りにしているぞ、ダスク」
「フン……」
確信を持って紡がれたその言葉の意味が、当時の俺には全く分からなかった。
王族という恵まれた身分に生まれた者だけが見ることのできる、実も根拠も無い甘い幻想だと。
彼が果たそうとしていた使命と責任は残酷な形で裏切られ、その崇高な意志は後の時代に継承されることは無かった──そう思っていた。
一度は葬られた彼の意志は、しかし蘇ったのだ。
三百年後の未来に招かれた、聖なる乙女によって。
闇夜に輝く希望の月の、その運命的な引力によって。
「お願いします。私にはあなたが必要なのです」
切実な想いを湛えた眼差しを向けて、カグヤが懇願の言葉を口にする。
その眼にはまだ不安の色があるが、しかし迷いは窺えない。
「……これも、殿下の御導きか」
背中を押されている気がした。
神に、ではない。
遠い昔に去ってしまった者たちに。
暗黒に堕ちたこの魂に残っていた、彼らの意志に。
この道の果てにこそ、目指していた『天国』があるのだと。
「俺はヴァンパイア、闇に生きる不死者だ。太陽から隠れ、恐怖と嫌悪の視線に晒され、生者の命を喰らって永遠を生き、二度と日の目を見ることは無い。だが……そんな闇の住人にも導が必要だ」
光明の無い暗闇がどれほどの絶望を与えるか、俺はよく知っている。
「いいだろう、一度は失った命だ。君という月を導に、再び前に歩いてやろうじゃないか」
手を差し出した。
正直、まだ恨みは残っている。
しかし、一度は失い、蘇り、また捨てるつもりだったこの命、もう一度だけ懸けてみるのも悪くないかも知れない。
顔も知らない者たちのためではなく、共に生き、共に戦った者たちのために。
そして目の前で、嬉しそうに微笑んでくれた彼女のために。
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