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10-1 心と体のつながり
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6月9日、日曜日。18時。
夏樹達の家から帰ってきたところだ。リビングの壁にはデジタル表示の時計がある。18:00だ。さっきから何度見てもこの時間だ。 じっと見つめると、18:01に変わった。壊れていなことが判明した。つまりは、時間が経つのが遅いということだ。
さっき風呂から出たばかりで、首筋に汗をかいてきた。タオルで拭きたいが、洗面所に行かないといけない。そう思うと足が止まる。家に帰る前に、前に進みたいと、思い切って、早瀬に言ったからだ。彼は嬉しいと言っていた。
(裕理さんが入っているし。行きづらいな……)
マンションへ帰った後、一緒に風呂に入ろうと誘われて断った。そこまで気持ちに余裕がないからだ。そのことを伝えたら、笑って納得してもらえた。ウロついているうちに、ますます汗が出てきたから、勇気を出して洗面所に向かった。
ザーーッ。洗面所に入ると、曇りガラス越しに、シャワーの音が聞こえてきた。早瀬の体も見えている。コソコソと、棚からタオルを取り出した。
「ゆうとくーん」
「はーい!」
まさか呼ばれるなんて思っていないから、上ずった声で返事をしてしまった。早瀬が笑っている気配を感じる。
「どこから声を出しているんだ?」
「お腹から……」
「タオルを取ってもらえないか?水滴を拭くから」
「うん。こ、これだねー」
使った後は、バスルーム内の水滴を軽くふき取っている。タオルを持って扉を開けようとしたが、その手を止めた。扉の向こうには、裸の早瀬が立っている。俺はタオルを手にして立ち尽くしている。
「どうしたー?」
「ごめん。はい、これ……」
「可愛いな。どうたらいいんだ?」
「リビングへ戻っているからね」
タオルを渡して手を引っ込めようとすると、手首を掴まれてしまった。おまけに扉が全開になり、湯気とボディーソープの匂いが広がった。もちろん早瀬も立っている。
「あああ、あの……」
「ダーメ」
「喉が……」
「悠人君、ダメ」
「うん……」
濡れた体に抱き寄せられた。その熱さに胸が痛くなった。今夜は抵抗しない。目を閉じていると、瞼にキスをされた。心臓がバクバク打っているのは、早瀬も同じだった。緊張しているのも、お互い様だ。そう思うと、気持ちが落ち着いてきた。
夏樹達の家から帰ってきたところだ。リビングの壁にはデジタル表示の時計がある。18:00だ。さっきから何度見てもこの時間だ。 じっと見つめると、18:01に変わった。壊れていなことが判明した。つまりは、時間が経つのが遅いということだ。
さっき風呂から出たばかりで、首筋に汗をかいてきた。タオルで拭きたいが、洗面所に行かないといけない。そう思うと足が止まる。家に帰る前に、前に進みたいと、思い切って、早瀬に言ったからだ。彼は嬉しいと言っていた。
(裕理さんが入っているし。行きづらいな……)
マンションへ帰った後、一緒に風呂に入ろうと誘われて断った。そこまで気持ちに余裕がないからだ。そのことを伝えたら、笑って納得してもらえた。ウロついているうちに、ますます汗が出てきたから、勇気を出して洗面所に向かった。
ザーーッ。洗面所に入ると、曇りガラス越しに、シャワーの音が聞こえてきた。早瀬の体も見えている。コソコソと、棚からタオルを取り出した。
「ゆうとくーん」
「はーい!」
まさか呼ばれるなんて思っていないから、上ずった声で返事をしてしまった。早瀬が笑っている気配を感じる。
「どこから声を出しているんだ?」
「お腹から……」
「タオルを取ってもらえないか?水滴を拭くから」
「うん。こ、これだねー」
使った後は、バスルーム内の水滴を軽くふき取っている。タオルを持って扉を開けようとしたが、その手を止めた。扉の向こうには、裸の早瀬が立っている。俺はタオルを手にして立ち尽くしている。
「どうしたー?」
「ごめん。はい、これ……」
「可愛いな。どうたらいいんだ?」
「リビングへ戻っているからね」
タオルを渡して手を引っ込めようとすると、手首を掴まれてしまった。おまけに扉が全開になり、湯気とボディーソープの匂いが広がった。もちろん早瀬も立っている。
「あああ、あの……」
「ダーメ」
「喉が……」
「悠人君、ダメ」
「うん……」
濡れた体に抱き寄せられた。その熱さに胸が痛くなった。今夜は抵抗しない。目を閉じていると、瞼にキスをされた。心臓がバクバク打っているのは、早瀬も同じだった。緊張しているのも、お互い様だ。そう思うと、気持ちが落ち着いてきた。
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