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23時20分。
黒崎からからかわれ続けている。それに対して俺は言い返している。さっきの恋愛運のことだ。もう忘れてよと。そういうやりとりをしているうちに車が進んでい行き、あるコインパーキングの前で停車した。一貴さんとユーリーが既に車を停めて降りていて、俺達に手を振っていた。予告通りの時間に着いたねと言って笑っている。
「おまたせーーーー……。2人とも平気だった?怖くなかった?」
「おおーー、来たんだね!僕たちなら大丈夫だ。君は逃げたかと思っていたよ」
「ユーリー。途中でお菓子を買いに行くって言っておいただろーー。もうあげないよーー。ふん……」
「ははははは」
一貴さんも笑顔だ。やや引きつっている気もする。ユーリーは何をしたのだろう。そして、一貴さんも怖いのかも知れない。俺達も、とうとう来てしまった。なんだか楽しいような怖いような感覚が襲ってきて、もっと落ち着かなくなってきてしまった。そして、俺達は黒崎の車から降りた後、ユーリー達と合流した。目指すのは、対面にあるビニールハウスが並んでいる道路だ。
辺りは真っ暗では無く、街灯や店からの灯りが漏れていて、けっこう賑やかだと思った。それに、コインパーキングにはけっこうな台数の車が停められていた。みんなここに遊びにに来たのだろうか。俺達だけでは無いということだったら怖くないと思って、安心した。
しかし、黒崎はそうでは無いと言った。契約駐車場になっている場所があるんじゃないのか?と言ったから、なんだか慣れない場所にそわそわした。
「黒崎さーーん。俺から離れないでよ~。手を繋いでいてよーーーっ。え?みんなの前だと繋がないのか……。ふん。いいもん。ユーリーの横にいるからね!ユーリー、オバケ探知機はどうなっているの?何色?」
「赤色だ。君は平気なのか?あれほど怖がっていたのに……。そうか、今日は大勢だから怖くないのか……。それなら、僕と一緒に、ビニールハウスのそばに待機してくれ。ははははは!嫌だろう」
「そ、そんなことはないけど……。出るまでビデオカメラを回すんだろ?1時間ぐらい?」
「ああ。そこまで遅くはならないけど、寒いからね、早くするよ。一貴さんがオバケを吸い寄せてくれるようだ。車内だと、ずっと赤色が付きっぱなしだった。ビル工事の時の社員さんの件を聞いたよ。さすがだね」
「カズ兄さんは不思議な人なんだ~。俺も黒崎さんもお義父さん達も驚かすことをするんだ。あれ?ユリウスは?」
「一貴さんが抱っこしている。アンちゃん、こっちに来ないか?探知機を見てくれ。君がそばに来たら、青色になりそうだ……。うん。やっぱりそうだ。アンちゃんが匂いを嗅いだら、青色になっている」
「へえーー、マジで?ほんとだ。青だよ。黒崎さーん。見てよ!オバケ探知機が青色になっているよ。カズ兄さんが近くに来たら、色が紫っぽくなるんだって……。紫はどんなオバケなの?」
「緑色と同じ意味だそうだ。めったにこの色にならないけどね。ん?抱っこか?」
アンがユーリーのことを見上げた。右の前足を上げて、ズボンの裾を掻いている。そこで、俺が抱き上げようとすると、するっと手からすり抜けた。すると今度は、ノアと大成の方に向かっている。リードを付けているから、ツンと引っ張られてしまう勢いだ。そこへ黒崎が登場し、アンが真っ直ぐに向かい、さっきと似た動作をしたことで、君も怖いのかと、ユーリーが声をあげた。驚いたそうだ。
すると、アンがクンクンと鼻を黒崎の腕にくっつけた後、抱き上げられて、少しだけ安心した様子になった。僕達より背が低いから、彼女は何か見えているのだろう。ユーリーがそう言うと、アンがワン!と吠えた。言うなということだろうか。ユリウスは一貴さんの腕に抱かれていて、普段通りだ。やっぱり何か伝わってくるものがあるのだろう。アンとユーリーの会話が成り立っているのがおかしくて、俺達は笑った。
黒崎からからかわれ続けている。それに対して俺は言い返している。さっきの恋愛運のことだ。もう忘れてよと。そういうやりとりをしているうちに車が進んでい行き、あるコインパーキングの前で停車した。一貴さんとユーリーが既に車を停めて降りていて、俺達に手を振っていた。予告通りの時間に着いたねと言って笑っている。
「おまたせーーーー……。2人とも平気だった?怖くなかった?」
「おおーー、来たんだね!僕たちなら大丈夫だ。君は逃げたかと思っていたよ」
「ユーリー。途中でお菓子を買いに行くって言っておいただろーー。もうあげないよーー。ふん……」
「ははははは」
一貴さんも笑顔だ。やや引きつっている気もする。ユーリーは何をしたのだろう。そして、一貴さんも怖いのかも知れない。俺達も、とうとう来てしまった。なんだか楽しいような怖いような感覚が襲ってきて、もっと落ち着かなくなってきてしまった。そして、俺達は黒崎の車から降りた後、ユーリー達と合流した。目指すのは、対面にあるビニールハウスが並んでいる道路だ。
辺りは真っ暗では無く、街灯や店からの灯りが漏れていて、けっこう賑やかだと思った。それに、コインパーキングにはけっこうな台数の車が停められていた。みんなここに遊びにに来たのだろうか。俺達だけでは無いということだったら怖くないと思って、安心した。
しかし、黒崎はそうでは無いと言った。契約駐車場になっている場所があるんじゃないのか?と言ったから、なんだか慣れない場所にそわそわした。
「黒崎さーーん。俺から離れないでよ~。手を繋いでいてよーーーっ。え?みんなの前だと繋がないのか……。ふん。いいもん。ユーリーの横にいるからね!ユーリー、オバケ探知機はどうなっているの?何色?」
「赤色だ。君は平気なのか?あれほど怖がっていたのに……。そうか、今日は大勢だから怖くないのか……。それなら、僕と一緒に、ビニールハウスのそばに待機してくれ。ははははは!嫌だろう」
「そ、そんなことはないけど……。出るまでビデオカメラを回すんだろ?1時間ぐらい?」
「ああ。そこまで遅くはならないけど、寒いからね、早くするよ。一貴さんがオバケを吸い寄せてくれるようだ。車内だと、ずっと赤色が付きっぱなしだった。ビル工事の時の社員さんの件を聞いたよ。さすがだね」
「カズ兄さんは不思議な人なんだ~。俺も黒崎さんもお義父さん達も驚かすことをするんだ。あれ?ユリウスは?」
「一貴さんが抱っこしている。アンちゃん、こっちに来ないか?探知機を見てくれ。君がそばに来たら、青色になりそうだ……。うん。やっぱりそうだ。アンちゃんが匂いを嗅いだら、青色になっている」
「へえーー、マジで?ほんとだ。青だよ。黒崎さーん。見てよ!オバケ探知機が青色になっているよ。カズ兄さんが近くに来たら、色が紫っぽくなるんだって……。紫はどんなオバケなの?」
「緑色と同じ意味だそうだ。めったにこの色にならないけどね。ん?抱っこか?」
アンがユーリーのことを見上げた。右の前足を上げて、ズボンの裾を掻いている。そこで、俺が抱き上げようとすると、するっと手からすり抜けた。すると今度は、ノアと大成の方に向かっている。リードを付けているから、ツンと引っ張られてしまう勢いだ。そこへ黒崎が登場し、アンが真っ直ぐに向かい、さっきと似た動作をしたことで、君も怖いのかと、ユーリーが声をあげた。驚いたそうだ。
すると、アンがクンクンと鼻を黒崎の腕にくっつけた後、抱き上げられて、少しだけ安心した様子になった。僕達より背が低いから、彼女は何か見えているのだろう。ユーリーがそう言うと、アンがワン!と吠えた。言うなということだろうか。ユリウスは一貴さんの腕に抱かれていて、普段通りだ。やっぱり何か伝わってくるものがあるのだろう。アンとユーリーの会話が成り立っているのがおかしくて、俺達は笑った。
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