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早瀬の方を向いて、何も語ることなく見つめた。ウジウジと悩んでいるというスタイルである。一度に2つのことが出来る人だから、あえて黙っておくという戦法を取る。俺が悩んでいれば早瀬は気になって、電話で脅すどころではない。そう信じて、早瀬のそばに立った。電話は続いているが、動揺を見せている。まずは成功と言えよう。
「ゆうとー、正月飾りは、どうしたんだ?もうやらないのか?……もしもし。7年前のことだから、今さら話しても影響はない。夏樹君一筋だし。え?夏樹君が泣いているのか?」
「げえええっ。俺の親友を泣かせたのー?」
「ゆうとー、待ってくれ。……もしもし。こちらはGOサインが出た。あんたを脅して、厄介事を押し付けられない為に話している。約束するならフォローする。……もしもし。夏樹君、ごめんね。俺が悪かったよ」
「ひいいいっ。こういう時にあっさり謝るのー?許すしかなくなるだろ。もうーーっ」
どうしよう?だんだん気持ちが冷めて来た。いくら夏樹とは友達関係でも、親しきなかにも礼儀ありだ。しかも、ベッドでの秘め事を行っている時に、妙なことは聞かされたくない。黒崎さんが狼狽えているのが伝わって来た。夏樹が怒って、端っこで佇み始めたそうだ。まるで俺のようだ。
そして、早瀬による”黒崎社長の秘書でつらかった事” が語られていき、同情心が芽生えて来た。夏樹も同様らしく、文句を言っている声が聞こえて来た。俺も会話に参加しておこう。
「なつきー。うちのユーリマンが余計な話をして、ごめんねー」
「……ゆうとー?聞いていたの?黒崎さんが悪いんだ。早瀬さんと話せてよかった。仲直りをする目的で、こういう方法を取られるんだ。うまく誤魔化してさ……。早瀬さんと話してもいいかな?……もしもし。こんな事があったんだ。どう言えばいいかな?」
「……夏樹君。それはね。島川さんの部屋へ家出するといい。そうそう。中山伊吹氏の家がいいけど。暑苦しいだろ?……はいはい。ゆうとー。夏樹君からだよ」
「ふむふむ。リクエストだねー。……“げえええっ。ひいいいいっ。きいいいいっ”。これで元気が出たかなー?」
どうしよう?俺の悲鳴で夏樹の元気が出たようだ。仲裁をして慰めたと言えよう。ユーリマンに信頼を寄せているし、親友の声を聞いて安心している。俺は感動して、だんだん嗚咽が漏れて来た。
「うぇ、うぇ、ごめんねーー。うぇーー。明日ね、そっちの店に行くんだ。かぼちゃシュークリームを買いに。健吾パパの家に行くから、そっちに遊びに行くよ。……ユーリマンと話すのか」
「もしもし。圭一さん。……上手くいったのか。脅してよかった。……ツインボーカルの話をすれば、どうかな?正式決定じゃないけど、喜ぶだろう」
「うひぇーー?俺から打ち明けるんじゃなかったの?」
「ゆうとー、静かにしてくれ。まだ内緒だ」
「きいいいいっ。あああ……」
どうしよう?こうなると、背に腹は代えられぬ。電話の向こうではイチャつきが復活し、よしよし、めでだしめでたしだろう。琵琶湖の心で受け入れてしまった。すると今度は、久弥と蔵之介さんカップルのことが気になってきた。
「ゆうとー、正月飾りは、どうしたんだ?もうやらないのか?……もしもし。7年前のことだから、今さら話しても影響はない。夏樹君一筋だし。え?夏樹君が泣いているのか?」
「げえええっ。俺の親友を泣かせたのー?」
「ゆうとー、待ってくれ。……もしもし。こちらはGOサインが出た。あんたを脅して、厄介事を押し付けられない為に話している。約束するならフォローする。……もしもし。夏樹君、ごめんね。俺が悪かったよ」
「ひいいいっ。こういう時にあっさり謝るのー?許すしかなくなるだろ。もうーーっ」
どうしよう?だんだん気持ちが冷めて来た。いくら夏樹とは友達関係でも、親しきなかにも礼儀ありだ。しかも、ベッドでの秘め事を行っている時に、妙なことは聞かされたくない。黒崎さんが狼狽えているのが伝わって来た。夏樹が怒って、端っこで佇み始めたそうだ。まるで俺のようだ。
そして、早瀬による”黒崎社長の秘書でつらかった事” が語られていき、同情心が芽生えて来た。夏樹も同様らしく、文句を言っている声が聞こえて来た。俺も会話に参加しておこう。
「なつきー。うちのユーリマンが余計な話をして、ごめんねー」
「……ゆうとー?聞いていたの?黒崎さんが悪いんだ。早瀬さんと話せてよかった。仲直りをする目的で、こういう方法を取られるんだ。うまく誤魔化してさ……。早瀬さんと話してもいいかな?……もしもし。こんな事があったんだ。どう言えばいいかな?」
「……夏樹君。それはね。島川さんの部屋へ家出するといい。そうそう。中山伊吹氏の家がいいけど。暑苦しいだろ?……はいはい。ゆうとー。夏樹君からだよ」
「ふむふむ。リクエストだねー。……“げえええっ。ひいいいいっ。きいいいいっ”。これで元気が出たかなー?」
どうしよう?俺の悲鳴で夏樹の元気が出たようだ。仲裁をして慰めたと言えよう。ユーリマンに信頼を寄せているし、親友の声を聞いて安心している。俺は感動して、だんだん嗚咽が漏れて来た。
「うぇ、うぇ、ごめんねーー。うぇーー。明日ね、そっちの店に行くんだ。かぼちゃシュークリームを買いに。健吾パパの家に行くから、そっちに遊びに行くよ。……ユーリマンと話すのか」
「もしもし。圭一さん。……上手くいったのか。脅してよかった。……ツインボーカルの話をすれば、どうかな?正式決定じゃないけど、喜ぶだろう」
「うひぇーー?俺から打ち明けるんじゃなかったの?」
「ゆうとー、静かにしてくれ。まだ内緒だ」
「きいいいいっ。あああ……」
どうしよう?こうなると、背に腹は代えられぬ。電話の向こうではイチャつきが復活し、よしよし、めでだしめでたしだろう。琵琶湖の心で受け入れてしまった。すると今度は、久弥と蔵之介さんカップルのことが気になってきた。
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