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すると、早瀬が立ち止まった。俺は鼻を背中にぶつけそうになり、慌てて踏みとどまった。視界の向こうには久弥がいて、さっきの男性達と談笑していた。手にはインド綿コーナーで見つけたという生地を持っている。
「久弥君!久しぶりだわ。お店に来ないから、心配していたのよーー」
「いやあ、忙しくて。ママのおかげで運気が上がって、良い調子だよ。さっきの悠人と夏樹っていう子とバンドを組んでいるんだけど、もうすぐでコンサートなんだ。ライブは動画配信されるから、ぜひ見て下さい!」
「もちろん、アタシ達、チケットを確保しているのよ。ファンクラブ先行抽選で、なんとアリーナ席が取れたの!久弥君が来ないから、全然話せなくて……」
「それはごめん!来てくれるなんて、感激だよ。コンサートが終わったら、マネージャーの蓮司と一緒に店に行くよ。夏樹と悠人も連れて行く」
「あら、いいの?お酒の出る店よ」
「2人とも、20歳を超えている。おーーい、悠人!こっちに来い」
「はーーい」
久弥からお呼びが掛かった。行かないわけにはいかない。しかし、早瀬が俺の手を離さないから、背中から離れることができない。そこで、彼の背中を押して、彼らの元へ向かった。
「あらーー、可愛いのね。さっきは無理にサインを頼んでごめんなさいね。ときめいてしまったの……」
「あああ……。気にしないで下さい!」
どうしよう?彼らがスマホを見せてくれて、チケットの画面を出してきた。ファンクラブにも入ってくれていることが分かり、悲鳴を上げてはいけないと思って、身体に触れてくる手を身をよじらずにしておき、両足で踏ん張った。
「やっぱりイケメンね。可愛いんだからーー」
「ありがとうございます!」
「座布団を縫うんですって?これ、アタシ達から……。良かったら、持って帰って」
「うひぇ?」
「赤い座布団の生地と、金色の生地を買っておいたわ。これで座布団を縫うと良いわよ」
「ゆうとーー。よかったな!」
「いいえ、そんなわけには……」
「ぜひ貰ってちょうだい。サインのお礼よ。会えて嬉しかったわ。コンサートでも会えるわね!」
「は、はい!ありがとうございます!」
久弥から促されて、彼らから座布団の生地を受け取った。そして、頬にキッスをもらった。げええええっ。そんなことを言ってはいけない。しっかりと口を閉じて笑顔を保ち、何度もお礼を伝えた。
すると、早瀬が羽音さんを連れて来て、彼らに会わせた。やっぱり悲鳴が上がったし、早瀬を見て、ジュルジュル言い出した。俺には可愛いという声、早瀨達にはよだれをすする音である。早瀨達のような男になりたい。
「ユート君の腕に触ってもいいーー?彼の背中にすがりついたままでいいから……」
「はい!どうぞ!ふんふんふん!」
「そんなに気合いを入れて筋肉を見せてくれるのーー?やだーー、お肌つるつるなのね!食べちゃいたいわ!」
「ふんふんふん!どうぞ!」
「あらーー、パク!」
「わわわっ。だめだだめだ……」
どうしよう?男性達から頬に噛みつかれた。腕にキスをする男もいる。しかし、早瀬は俺の手を離さず、笑顔を保っているらしい。穏やかな声で久弥と談笑している。これぞ、そつのない男と言えよう。
「久弥君!久しぶりだわ。お店に来ないから、心配していたのよーー」
「いやあ、忙しくて。ママのおかげで運気が上がって、良い調子だよ。さっきの悠人と夏樹っていう子とバンドを組んでいるんだけど、もうすぐでコンサートなんだ。ライブは動画配信されるから、ぜひ見て下さい!」
「もちろん、アタシ達、チケットを確保しているのよ。ファンクラブ先行抽選で、なんとアリーナ席が取れたの!久弥君が来ないから、全然話せなくて……」
「それはごめん!来てくれるなんて、感激だよ。コンサートが終わったら、マネージャーの蓮司と一緒に店に行くよ。夏樹と悠人も連れて行く」
「あら、いいの?お酒の出る店よ」
「2人とも、20歳を超えている。おーーい、悠人!こっちに来い」
「はーーい」
久弥からお呼びが掛かった。行かないわけにはいかない。しかし、早瀬が俺の手を離さないから、背中から離れることができない。そこで、彼の背中を押して、彼らの元へ向かった。
「あらーー、可愛いのね。さっきは無理にサインを頼んでごめんなさいね。ときめいてしまったの……」
「あああ……。気にしないで下さい!」
どうしよう?彼らがスマホを見せてくれて、チケットの画面を出してきた。ファンクラブにも入ってくれていることが分かり、悲鳴を上げてはいけないと思って、身体に触れてくる手を身をよじらずにしておき、両足で踏ん張った。
「やっぱりイケメンね。可愛いんだからーー」
「ありがとうございます!」
「座布団を縫うんですって?これ、アタシ達から……。良かったら、持って帰って」
「うひぇ?」
「赤い座布団の生地と、金色の生地を買っておいたわ。これで座布団を縫うと良いわよ」
「ゆうとーー。よかったな!」
「いいえ、そんなわけには……」
「ぜひ貰ってちょうだい。サインのお礼よ。会えて嬉しかったわ。コンサートでも会えるわね!」
「は、はい!ありがとうございます!」
久弥から促されて、彼らから座布団の生地を受け取った。そして、頬にキッスをもらった。げええええっ。そんなことを言ってはいけない。しっかりと口を閉じて笑顔を保ち、何度もお礼を伝えた。
すると、早瀬が羽音さんを連れて来て、彼らに会わせた。やっぱり悲鳴が上がったし、早瀬を見て、ジュルジュル言い出した。俺には可愛いという声、早瀨達にはよだれをすする音である。早瀨達のような男になりたい。
「ユート君の腕に触ってもいいーー?彼の背中にすがりついたままでいいから……」
「はい!どうぞ!ふんふんふん!」
「そんなに気合いを入れて筋肉を見せてくれるのーー?やだーー、お肌つるつるなのね!食べちゃいたいわ!」
「ふんふんふん!どうぞ!」
「あらーー、パク!」
「わわわっ。だめだだめだ……」
どうしよう?男性達から頬に噛みつかれた。腕にキスをする男もいる。しかし、早瀬は俺の手を離さず、笑顔を保っているらしい。穏やかな声で久弥と談笑している。これぞ、そつのない男と言えよう。
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