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カタン。アンダーウェアに到着した。扉のドアノブは新しい物に交換しているということで、ピカピカだ。風水の本によると、ピカピカに光っている物は運気が良いという。そこで、これは神様の思し召しではないかと思い、アキラママに伝えた。
「そうなのね。そしたら、銀座の店の蛇口も新しい物になっているはずだから、運気が上がるというわけね!」
「そうだと思います。ほお……」
「さあ、入ってーー。店が古いから、汚いかも知れないけど……」
店に入ると、30人ほど集客できるという店内の様子が見えた。結構広い。カウンターの奥では従業員だという黒田さんが洗い物をしていた。今年で26歳だという。大きな鍋にはうどんのつゆがあり、隣はうどんを煮るための鍋がセットされていた。客がオーダーする度に、うどんを茹でるのだそうだ。
「伸びなくていいですね。美味しそうな匂いがしています。きつねうどんですか?いや、この匂いは肉だなーーー」
「そうなの。今夜は肉うどんにしたのよ。お肉をたっぷり入れてあるわよ。さっそく、どう?」
「頂きます」
俺達はソファーに座った。お土産はママに渡してある。まだ客は俺達を入れて、10人だ。もっと遅い時間になると、30人ぐらいが入るらしい。しかし、今夜は少ないような気がすると、ママが言った。
「今日は家でゆっくりしているでしょう。年末はオールナイトで営業するのよ。なんと、1月2日の朝5時までよ」
「ほお……。ここはゲイバーだと聞いていますが、男性同士の出会いの場ということで、しかしながら、女性も入れるそうですが、いいんですか?」
「いいのよ。女性は大歓迎よ。隣の店は、女性の入店お断りの会員制になっているだけどね。店によって、それぞれ違うの。反対側にある店は、女性同士の出会いの場よ。うちの店とは仲が悪くってねーーー」
「ほお……」
「あいつら、男が嫌いだからよ。それならこんな街で店を出さなきゃいいのにって思うのよ。アタシ、女の人が苦手なの。でも、お客さんとしては大歓迎なの。女性の方がシャンパンを入れてくれたり、豪快に飲んでくれたりして、儲かるのよ。ほほほほほ」
「ふむふむ……」
「アタシ、いい男でしょう?お客さんの女性が酔っ払って抱きついてくることがあるんだけど、本当にアタシは女の人がダメなの。それでもいいからーーって、ママ好きーーーって言われるの。ほら、アタシって、いい男だから……」
どうしよう?何度も“いい男”の部分を強調されている。ここは素直に頷くとしよう。たしかに、ママはいい男だ。店内なのに、サンバイザーをかぶっている。どうしてだろうか。
「ママ。どうしてサンバイザーなんですか?」
「ほほほ。これはね。モテるからなの。うちに来る男性客は、サンバイザーを付けている男にときめくのよ。サービスしているのよ~」
「ほおーーー。本当ですね。いい男だって言われていますね」
どうしよう?ママの周りには、さっきまで早瀬に群がっていた男性達が集まっている。半袖姿のママに張り付いている人も居る。これもサービスだそうだ。
そんな中、ママが華麗に店内を動き、俺達にグラスを持ってきてくれた。今日は飲み放題デーだから、テーブルの上には焼酎や烏龍茶が並んでいる。日本酒も置いてある。セルフサービスで飲んでくれということだ。
「コーラは冷蔵庫にあるから、声を掛けてね。悠人君は烏龍茶でいいの?早瀬さんはウーロンハイにするのね」
「はい。頂きます」
早瀬が買ってきてあるのは、ママへのお土産だけではない。俺の食料もあった。お饅頭である。駅弁もあった。寒いから、持ち回っても危なくない。さっそくそれを食べ始めると、ママが肉うどんを持ってきてくれた。とても美味しそうである。お弁当と合いそうだ。
「そうなのね。そしたら、銀座の店の蛇口も新しい物になっているはずだから、運気が上がるというわけね!」
「そうだと思います。ほお……」
「さあ、入ってーー。店が古いから、汚いかも知れないけど……」
店に入ると、30人ほど集客できるという店内の様子が見えた。結構広い。カウンターの奥では従業員だという黒田さんが洗い物をしていた。今年で26歳だという。大きな鍋にはうどんのつゆがあり、隣はうどんを煮るための鍋がセットされていた。客がオーダーする度に、うどんを茹でるのだそうだ。
「伸びなくていいですね。美味しそうな匂いがしています。きつねうどんですか?いや、この匂いは肉だなーーー」
「そうなの。今夜は肉うどんにしたのよ。お肉をたっぷり入れてあるわよ。さっそく、どう?」
「頂きます」
俺達はソファーに座った。お土産はママに渡してある。まだ客は俺達を入れて、10人だ。もっと遅い時間になると、30人ぐらいが入るらしい。しかし、今夜は少ないような気がすると、ママが言った。
「今日は家でゆっくりしているでしょう。年末はオールナイトで営業するのよ。なんと、1月2日の朝5時までよ」
「ほお……。ここはゲイバーだと聞いていますが、男性同士の出会いの場ということで、しかしながら、女性も入れるそうですが、いいんですか?」
「いいのよ。女性は大歓迎よ。隣の店は、女性の入店お断りの会員制になっているだけどね。店によって、それぞれ違うの。反対側にある店は、女性同士の出会いの場よ。うちの店とは仲が悪くってねーーー」
「ほお……」
「あいつら、男が嫌いだからよ。それならこんな街で店を出さなきゃいいのにって思うのよ。アタシ、女の人が苦手なの。でも、お客さんとしては大歓迎なの。女性の方がシャンパンを入れてくれたり、豪快に飲んでくれたりして、儲かるのよ。ほほほほほ」
「ふむふむ……」
「アタシ、いい男でしょう?お客さんの女性が酔っ払って抱きついてくることがあるんだけど、本当にアタシは女の人がダメなの。それでもいいからーーって、ママ好きーーーって言われるの。ほら、アタシって、いい男だから……」
どうしよう?何度も“いい男”の部分を強調されている。ここは素直に頷くとしよう。たしかに、ママはいい男だ。店内なのに、サンバイザーをかぶっている。どうしてだろうか。
「ママ。どうしてサンバイザーなんですか?」
「ほほほ。これはね。モテるからなの。うちに来る男性客は、サンバイザーを付けている男にときめくのよ。サービスしているのよ~」
「ほおーーー。本当ですね。いい男だって言われていますね」
どうしよう?ママの周りには、さっきまで早瀬に群がっていた男性達が集まっている。半袖姿のママに張り付いている人も居る。これもサービスだそうだ。
そんな中、ママが華麗に店内を動き、俺達にグラスを持ってきてくれた。今日は飲み放題デーだから、テーブルの上には焼酎や烏龍茶が並んでいる。日本酒も置いてある。セルフサービスで飲んでくれということだ。
「コーラは冷蔵庫にあるから、声を掛けてね。悠人君は烏龍茶でいいの?早瀬さんはウーロンハイにするのね」
「はい。頂きます」
早瀬が買ってきてあるのは、ママへのお土産だけではない。俺の食料もあった。お饅頭である。駅弁もあった。寒いから、持ち回っても危なくない。さっそくそれを食べ始めると、ママが肉うどんを持ってきてくれた。とても美味しそうである。お弁当と合いそうだ。
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