447 / 869
22-18
しおりを挟む
俺はケーキを食べながら、ママの恋愛遍歴を聞いた。早瀬が聞き役になっているし、君は聴くなと言われたが、お馴染み背の中では聞こえてきてしまう。それに、俺としても興味深い。
ママの男性との交際は専門学校生の18歳がスタートであり、どれも短い恋をしてきたそうだ。常に出会いを求めて男性が集まる店に行き、意気投合した相手と同じ夜を過ごしたこともあるという。そして、夏の季節にはイチャイチャする場所に夜の公園を選んだのは良いが、盛り上がっている最中に、公園に暴走族が入ってきて、ママは相手のことを置いて、一目散に逃げ出したそうだ。
「そういうわけねーー。アタシ、相手の男を置いてきちゃったの。アタシ、逃げ足のアキラっていうあだ名があるのよ。居留守と逃げ足のアキラよ。でも、早瀬さんはいい男だから、夜の公園になんか連れて行かないわ。ちゃんと部屋を用意するわよーーー。アタシの部屋でもいいし」
「はははは。連れて行かれそうですね」
「あら。本当にそうするわよ。それとねーー、なんとか会館っていうお風呂屋さんとホテルがある宿泊施設があるんだけど、そこも男性同士の出会いの場なのよ。アタシ、昔そこでナンパされて、一瞬だけ付き合ったの。でも、そこの施設を出るときは別々になったのよーー。すぐに別れちゃって……」
「どうして別れたんですか?」
「夜だったから施設中が暗くてね、顔がよく見えなかったの。でも、明るいところに出たら、あたしの好みっていう感じじゃないと分かって、お別れしたの。でも、向こうはその気だったから、逃げ足のアキラの俊足で、さささっと逃げ出してたってわけよ。それから後も、付き合うっていうと、一時間ぐらいなの。そういうわけで、そういう自分が寂しくなって、友達のバーのママと海水浴に行ってリフレッシュしようっていうことになって、遊びに行ったの。そこで、浜辺を歩いていると、島みたいに浮かんでいる岸壁を見つけて、ママと二人で寝転がって話をしているうちに眠たくなって、寝てしまったの。そしたら、次に起きたときには、アタシ達の周りは海になっていたのよ。満潮の時刻だったのよーー。岸までは泳いで渡るしか無くて、その時もアタシ、連れのママのことを置いて、一人で岸まで戻ったのよーー。そこで、岸からママに大声で声を掛けて起こして、ママが今置かれている状況にキャーキャー言ってねえ。そこで、アタシ達に助け来たの。イケメンが、岸壁に取り残されているママのことを助けに言ってくれるっていうのよ。それがまた水泳部出身の子だっていうからねーーー、アタシの好みでねーーー」
「ふむふむ……」
「無事にママのことを助けて貰って、岸で再会して、その彼と食事に行こうっていう話になって、ママがその彼としばらく付き合っていたのよ」
「なるほど。出会いだったんですね」
「ええ。その海に行って良かったっていう思い出よーー。その後、アタシが一人で出会いを求めて同じ海に行ったときはねーーー」
ママの話が止まらない。色んな話が聞けた。あちこちで男性同士の出会いの場があり、ひとときの恋になることもあれば、3ヶ月ぐらい付き合うこともあるそうだ。ママはそうした中を歩いてきて、生涯のパートナーを欲しがっているのだと言った。羽音さんのお見合いオーディションを観覧することになっているが、ママにもなにか出会いがあると良いと思った。何か良い案はないだろうか。
ママの男性との交際は専門学校生の18歳がスタートであり、どれも短い恋をしてきたそうだ。常に出会いを求めて男性が集まる店に行き、意気投合した相手と同じ夜を過ごしたこともあるという。そして、夏の季節にはイチャイチャする場所に夜の公園を選んだのは良いが、盛り上がっている最中に、公園に暴走族が入ってきて、ママは相手のことを置いて、一目散に逃げ出したそうだ。
「そういうわけねーー。アタシ、相手の男を置いてきちゃったの。アタシ、逃げ足のアキラっていうあだ名があるのよ。居留守と逃げ足のアキラよ。でも、早瀬さんはいい男だから、夜の公園になんか連れて行かないわ。ちゃんと部屋を用意するわよーーー。アタシの部屋でもいいし」
「はははは。連れて行かれそうですね」
「あら。本当にそうするわよ。それとねーー、なんとか会館っていうお風呂屋さんとホテルがある宿泊施設があるんだけど、そこも男性同士の出会いの場なのよ。アタシ、昔そこでナンパされて、一瞬だけ付き合ったの。でも、そこの施設を出るときは別々になったのよーー。すぐに別れちゃって……」
「どうして別れたんですか?」
「夜だったから施設中が暗くてね、顔がよく見えなかったの。でも、明るいところに出たら、あたしの好みっていう感じじゃないと分かって、お別れしたの。でも、向こうはその気だったから、逃げ足のアキラの俊足で、さささっと逃げ出してたってわけよ。それから後も、付き合うっていうと、一時間ぐらいなの。そういうわけで、そういう自分が寂しくなって、友達のバーのママと海水浴に行ってリフレッシュしようっていうことになって、遊びに行ったの。そこで、浜辺を歩いていると、島みたいに浮かんでいる岸壁を見つけて、ママと二人で寝転がって話をしているうちに眠たくなって、寝てしまったの。そしたら、次に起きたときには、アタシ達の周りは海になっていたのよ。満潮の時刻だったのよーー。岸までは泳いで渡るしか無くて、その時もアタシ、連れのママのことを置いて、一人で岸まで戻ったのよーー。そこで、岸からママに大声で声を掛けて起こして、ママが今置かれている状況にキャーキャー言ってねえ。そこで、アタシ達に助け来たの。イケメンが、岸壁に取り残されているママのことを助けに言ってくれるっていうのよ。それがまた水泳部出身の子だっていうからねーーー、アタシの好みでねーーー」
「ふむふむ……」
「無事にママのことを助けて貰って、岸で再会して、その彼と食事に行こうっていう話になって、ママがその彼としばらく付き合っていたのよ」
「なるほど。出会いだったんですね」
「ええ。その海に行って良かったっていう思い出よーー。その後、アタシが一人で出会いを求めて同じ海に行ったときはねーーー」
ママの話が止まらない。色んな話が聞けた。あちこちで男性同士の出会いの場があり、ひとときの恋になることもあれば、3ヶ月ぐらい付き合うこともあるそうだ。ママはそうした中を歩いてきて、生涯のパートナーを欲しがっているのだと言った。羽音さんのお見合いオーディションを観覧することになっているが、ママにもなにか出会いがあると良いと思った。何か良い案はないだろうか。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話
あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター ライト(17)
???? アル(20)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後半のキャラ崩壊は許してください;;
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる