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18時半。
開演時間を迎えた。大盛況の観客席からの声援を受けて、今夜の出演者が次々とステージに出て行った。そのステージでは遠竹さんのドラムが鳴り響き、ベース音とギター数本の音が響いている。まずは植本さんの演奏から始まる。そして、予想通りに、植本コールが観客席から響いた。
ウエモトーーーーー!
ワーーーーーーー!
「うひぇーーー、すごい歓声だなあ」
「悠人君。君の番だよ。僕も追いかけるから、行って!」
「はい!」
爛々さんから背中を押された。とうとう俺の番が来た。植本さんとのツインギターであるから、弾きながらステージに出て行った。すると、俺に向けての声援が聞こえてきた。悠人コールである。これがなかったら寂しいと思っていた。不安でもあった。しかし、今夜の観客は俺にエールを送ってくれている。
ユウトーーーーー!
ガーーーーーーー!
俺は声援に応えるようにして、ギターの音色を立てた。そして、ギターを立てるようにして演奏を始めて、さらに歓声をもらった。そして、爛々さんの登場である。息を飲むほどのいい男の彼が出てきたことで、女性達の歓声が上がった。もちろん、男の悲鳴もある。それは、ローザーさんである。ステージサイドから聞こえてきた。
「キャーーーーー!爛々君!ステキ!」
「あああ……。ここまで聞こえているよーーーー」
どうしよう?この爆音の中で聞こえているということは、そうとう大きい声だということだ。客席にも聞こえていないだろうか。そう思って足下にあるモニターを見てみると、ステージサイドが映っていた。そして、そこにはミカさんと手を取り合い、歓声を上げている彼の姿があった。
しかし、俺としてはそこを気にするわけにはいかない。ステージに集中が必要である。そう思って植本さんと向かい合わせになり、ギターの音色を奏でた。そして、それに合わせるようにして爛々さんが観客を煽り、また、ローザーさんの声が聞こえてきた。
「キャーーーーー!死んでも良い!」
「あああ……」
どうしよう?どうしても、彼のことが気になってしまう。そこでステージサイドを見てみると、山岸先生がそばに立っていた。これはいけない。先生一筋では無いことがバレてしまうではないか。しかし、そんなことを思ってみても、今の俺はツッコミにいけない。
ガーーーーーー!
ユウトーーーー!
ローザーさんからの歓声が聞こえる中、無事に演奏を終えた。ドラムが次の楽曲の演奏を始めている。この調子でノンストップで3曲演奏されて、俺達の紹介がされる予定だ。そこで、俺は観客に手を振り、ステージサイドに戻った。身体にはすでに汗が流れており、クーラの風に身体が冷たくなった。しかし、気持ちが良い。
「悠人君!お疲れ様!」
「どうもどうも……」
みんなからの声援に応えるようにして椅子に座った。今から頭のトゲトゲの調整があるからだ。少し奥の方には今夜のみんなの衣装が並べられている。何かあったときのための予備の衣装である。その中には俺も分もあり、トゲトゲ2号と名付けている。すると、ローザーさんが俺のことを抱きしめて、ステキだったわと言ってくれた。そして、悲鳴を上げた。
「きゃ!いったーーーい!」
「へへへ。衣装もトゲトゲですから……」
「先を丸く加工したけど、当たると痛いわね!おっかしいなあ」
「ふむふむ……」
なんだかローザーさんのテンションがおかしいようである。山岸先生の前でははしゃいでいたが、基本的に仕事中はクールだったはずだ。それなのに、爛々さんの雄志を見てのことなのか、甲高い声を上げている。それに、口調もさらにお姉様になっている。しかし、オホホホホという笑い方はない。
「ローザーさん。どうしたんですか?いつものあなたらしくありません」
「だって、こういうステージを観るとテンションが高くなるんですもの。でも、ヘアメイクとスタイリストとしての仕事はきっちりするわよ。さあ、こっちを見て頂戴。汗でメイクが落ちそうなところがあるから、今、直します」
「はい。お願いします。ん?うひぇ?ほお……」
どうしよう?そばにいる山岸先生が、熱いまなざしでローザーさんのことを見つめていた。こういうテンションの高いタイプが好きだということなのか。いずれにせよ、カップル誕生ということかもしれない。しかし、余計な口は閉じておこうと思ったのだった。
開演時間を迎えた。大盛況の観客席からの声援を受けて、今夜の出演者が次々とステージに出て行った。そのステージでは遠竹さんのドラムが鳴り響き、ベース音とギター数本の音が響いている。まずは植本さんの演奏から始まる。そして、予想通りに、植本コールが観客席から響いた。
ウエモトーーーーー!
ワーーーーーーー!
「うひぇーーー、すごい歓声だなあ」
「悠人君。君の番だよ。僕も追いかけるから、行って!」
「はい!」
爛々さんから背中を押された。とうとう俺の番が来た。植本さんとのツインギターであるから、弾きながらステージに出て行った。すると、俺に向けての声援が聞こえてきた。悠人コールである。これがなかったら寂しいと思っていた。不安でもあった。しかし、今夜の観客は俺にエールを送ってくれている。
ユウトーーーーー!
ガーーーーーーー!
俺は声援に応えるようにして、ギターの音色を立てた。そして、ギターを立てるようにして演奏を始めて、さらに歓声をもらった。そして、爛々さんの登場である。息を飲むほどのいい男の彼が出てきたことで、女性達の歓声が上がった。もちろん、男の悲鳴もある。それは、ローザーさんである。ステージサイドから聞こえてきた。
「キャーーーーー!爛々君!ステキ!」
「あああ……。ここまで聞こえているよーーーー」
どうしよう?この爆音の中で聞こえているということは、そうとう大きい声だということだ。客席にも聞こえていないだろうか。そう思って足下にあるモニターを見てみると、ステージサイドが映っていた。そして、そこにはミカさんと手を取り合い、歓声を上げている彼の姿があった。
しかし、俺としてはそこを気にするわけにはいかない。ステージに集中が必要である。そう思って植本さんと向かい合わせになり、ギターの音色を奏でた。そして、それに合わせるようにして爛々さんが観客を煽り、また、ローザーさんの声が聞こえてきた。
「キャーーーーー!死んでも良い!」
「あああ……」
どうしよう?どうしても、彼のことが気になってしまう。そこでステージサイドを見てみると、山岸先生がそばに立っていた。これはいけない。先生一筋では無いことがバレてしまうではないか。しかし、そんなことを思ってみても、今の俺はツッコミにいけない。
ガーーーーーー!
ユウトーーーー!
ローザーさんからの歓声が聞こえる中、無事に演奏を終えた。ドラムが次の楽曲の演奏を始めている。この調子でノンストップで3曲演奏されて、俺達の紹介がされる予定だ。そこで、俺は観客に手を振り、ステージサイドに戻った。身体にはすでに汗が流れており、クーラの風に身体が冷たくなった。しかし、気持ちが良い。
「悠人君!お疲れ様!」
「どうもどうも……」
みんなからの声援に応えるようにして椅子に座った。今から頭のトゲトゲの調整があるからだ。少し奥の方には今夜のみんなの衣装が並べられている。何かあったときのための予備の衣装である。その中には俺も分もあり、トゲトゲ2号と名付けている。すると、ローザーさんが俺のことを抱きしめて、ステキだったわと言ってくれた。そして、悲鳴を上げた。
「きゃ!いったーーーい!」
「へへへ。衣装もトゲトゲですから……」
「先を丸く加工したけど、当たると痛いわね!おっかしいなあ」
「ふむふむ……」
なんだかローザーさんのテンションがおかしいようである。山岸先生の前でははしゃいでいたが、基本的に仕事中はクールだったはずだ。それなのに、爛々さんの雄志を見てのことなのか、甲高い声を上げている。それに、口調もさらにお姉様になっている。しかし、オホホホホという笑い方はない。
「ローザーさん。どうしたんですか?いつものあなたらしくありません」
「だって、こういうステージを観るとテンションが高くなるんですもの。でも、ヘアメイクとスタイリストとしての仕事はきっちりするわよ。さあ、こっちを見て頂戴。汗でメイクが落ちそうなところがあるから、今、直します」
「はい。お願いします。ん?うひぇ?ほお……」
どうしよう?そばにいる山岸先生が、熱いまなざしでローザーさんのことを見つめていた。こういうテンションの高いタイプが好きだということなのか。いずれにせよ、カップル誕生ということかもしれない。しかし、余計な口は閉じておこうと思ったのだった。
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