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このままではカズさんの大売り出しの結果が良くない。売れないままである。そこで、さらなるアピールポイントを語って見せたが、藤沢は買ってくれなさそうだ。そこで、カズさんの幽体離脱ボディーが藤沢に取り憑こうとした。しかし、光が差してきて、跳ね飛ばされた。
「あああ。やっぱりお祓いの効果だなーーーー」
「僕も島川さんの霊に興味があるんだけど、寝ているときに来られたときには寝苦しかったからね。お祓いの効果があるんだなあ」
「ふじさわーー。カズさんを買って行ってよ」
「仕方が無いなあ。でも、たまに電話で話すぐらいがちょうどいいんだ」
「あああ……」
どうしよう?その気持が分かる。カズさんのことだから、藤沢と一緒に居るときにはずっと口説いているのだろう。撮影現場に押しかけるように同行し、藤沢のことを狙っている男達から守り、俺の物だと主張し、触らせない。そんな状況では、誰も藤沢に声を掛けないだろう。だから、誰かに盗られるなんて心配は無い。
「カズさん。ぽんぽん。今日のところは引いておこうよ。ここまでにしようよ」
「ああ。押してばかりなのは嫌われる。男らしく、引くことにする。ところで、裕理君。今日はこれからどうするんだ?夜、ラインをしても良いか?」
「いいよ。おやすみって書いてくるんだろう」
「ああ。毎晩の日課だ。君と夢の中で会えることを願って書いている」
「あああ……」
どうしよう?藤沢の前でなんてことを話すのか。きっと、藤沢にも送っているはずだ。自分だけに送ってきているのだと思ったら、そうではないことが知られてしまった。せっかく積み上げてみた物がガラガラと崩れ去ってしまう。
「カズさん!ばし!裕理さんのことが好きなのは分かるけど、余計な事は言わないようにしないといけないよ。藤沢が悲しむよ。僕だけじゃ無かったって思うからさーーー」
「ああーーー、しまった!修輔君!誤解だ!僕は裕理君のことが好きだが、恋愛感情とはまた違うんだ。風呂に入っているシーンを想像したり、寝ているところの隣に潜り込みたいと思ったり、実際に幽体離脱ボディーで侵入するとか、友情を温めているところだ」
「あああ……。まるで変態だーーー」
「まったく。島川さんは……」
どうしよう?藤沢が呆れている。ついさっきは山本さんのことを慰めていたから、油断も隙もない。それは善意の行動であっても、カズさんの場合はついでに口説くということをするからである。
そこで、月島さんと山本さんのことを振り返った。さっきから話し込んでいる。月島さんに失恋した山本さんが、これからは憧れの目だけで見ると言っている。そして、いい人を見つけようと思うと言った。
「ふむふむ。月島さんには好きな人がいるもんなあ。忘れられない相手なんだなあ」
「悠人君が知っている人なの?」
「うん。藤沢はまだ会ったことがなかったね。46号会館で出会った人なんだ。実は黒崎家の縁者で、連絡先が分かるんだ。でも、月島さんは天が用意する再会の場があるから、天に任せるんだって」
「なるほど。そういうのって大事かも知れないね。タイミングが大事だ」
「そうそう。そう言っていたよ。会食で会いたい人もタイミングが大事だから、会うときが来れば、流れに身を任せるんだって」
「島川さんも身を任せたら良いのに」
「修輔君!意地悪を言わないでくれ!」
「あああ……」
どうしよう?これは藤沢がカズさんのことを振ったことになるのだろうか。身を任せたら藤沢は誰か他に好きな人ができて、そっちに行ってしまうかも知れない。カズさんはそれを心配している。だから、根気強く口説いているわけだが、いい男を見たら放っておけない体質をしているから、信用できないと思われている。
「修輔君。撮影に入って」
「はい。じゃあ、みんな。僕は行くからね」
「うん」
すると、藤沢に隣のスタジオから呼び出しが掛かった。休憩時間の終わりということだ。そこで、俺達も帰ろうという話になり、カズさんがここに残ると言い出した。しかし、迷惑を掛けてはいけないから、出た方が良いだろう。
「あああ。やっぱりお祓いの効果だなーーーー」
「僕も島川さんの霊に興味があるんだけど、寝ているときに来られたときには寝苦しかったからね。お祓いの効果があるんだなあ」
「ふじさわーー。カズさんを買って行ってよ」
「仕方が無いなあ。でも、たまに電話で話すぐらいがちょうどいいんだ」
「あああ……」
どうしよう?その気持が分かる。カズさんのことだから、藤沢と一緒に居るときにはずっと口説いているのだろう。撮影現場に押しかけるように同行し、藤沢のことを狙っている男達から守り、俺の物だと主張し、触らせない。そんな状況では、誰も藤沢に声を掛けないだろう。だから、誰かに盗られるなんて心配は無い。
「カズさん。ぽんぽん。今日のところは引いておこうよ。ここまでにしようよ」
「ああ。押してばかりなのは嫌われる。男らしく、引くことにする。ところで、裕理君。今日はこれからどうするんだ?夜、ラインをしても良いか?」
「いいよ。おやすみって書いてくるんだろう」
「ああ。毎晩の日課だ。君と夢の中で会えることを願って書いている」
「あああ……」
どうしよう?藤沢の前でなんてことを話すのか。きっと、藤沢にも送っているはずだ。自分だけに送ってきているのだと思ったら、そうではないことが知られてしまった。せっかく積み上げてみた物がガラガラと崩れ去ってしまう。
「カズさん!ばし!裕理さんのことが好きなのは分かるけど、余計な事は言わないようにしないといけないよ。藤沢が悲しむよ。僕だけじゃ無かったって思うからさーーー」
「ああーーー、しまった!修輔君!誤解だ!僕は裕理君のことが好きだが、恋愛感情とはまた違うんだ。風呂に入っているシーンを想像したり、寝ているところの隣に潜り込みたいと思ったり、実際に幽体離脱ボディーで侵入するとか、友情を温めているところだ」
「あああ……。まるで変態だーーー」
「まったく。島川さんは……」
どうしよう?藤沢が呆れている。ついさっきは山本さんのことを慰めていたから、油断も隙もない。それは善意の行動であっても、カズさんの場合はついでに口説くということをするからである。
そこで、月島さんと山本さんのことを振り返った。さっきから話し込んでいる。月島さんに失恋した山本さんが、これからは憧れの目だけで見ると言っている。そして、いい人を見つけようと思うと言った。
「ふむふむ。月島さんには好きな人がいるもんなあ。忘れられない相手なんだなあ」
「悠人君が知っている人なの?」
「うん。藤沢はまだ会ったことがなかったね。46号会館で出会った人なんだ。実は黒崎家の縁者で、連絡先が分かるんだ。でも、月島さんは天が用意する再会の場があるから、天に任せるんだって」
「なるほど。そういうのって大事かも知れないね。タイミングが大事だ」
「そうそう。そう言っていたよ。会食で会いたい人もタイミングが大事だから、会うときが来れば、流れに身を任せるんだって」
「島川さんも身を任せたら良いのに」
「修輔君!意地悪を言わないでくれ!」
「あああ……」
どうしよう?これは藤沢がカズさんのことを振ったことになるのだろうか。身を任せたら藤沢は誰か他に好きな人ができて、そっちに行ってしまうかも知れない。カズさんはそれを心配している。だから、根気強く口説いているわけだが、いい男を見たら放っておけない体質をしているから、信用できないと思われている。
「修輔君。撮影に入って」
「はい。じゃあ、みんな。僕は行くからね」
「うん」
すると、藤沢に隣のスタジオから呼び出しが掛かった。休憩時間の終わりということだ。そこで、俺達も帰ろうという話になり、カズさんがここに残ると言い出した。しかし、迷惑を掛けてはいけないから、出た方が良いだろう。
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