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何を使えばいいだろう?ぼんやりと考えごとをしていると、クレーンゲームから音楽が鳴り始めていた。視線の先では、夏樹がしゃがみ込んでいる。ゲーム機の商品受け取り口から、何かを取り出していた。
「なつきー?獲れたんだねー?」
「うん。月夜のレンジャーの人形」
「すごいなーー」
「あげるよ。こっちも獲れたんだよ~」
「うひぇー?さっきやり始めたよね?両替機に行ったじゃん……う」
夏樹の手元には、大袋のお菓子と人形がある。ポケットからは、100円玉が8枚出てきた。両方とも一発で獲得できたということだ。店内の表示を見ても、サービスデーのようなことは出ていないのに。
さらに目を疑うような光景に遭遇した。夏樹が移動したクレーン機でも、あっさりと商品を獲得した。長方形のお菓子の箱が6つ並んでいる。シャベルで倒す仕組みだが、一度に2つも落とした。
チャラララ~~~
ガタガタン……。
取り出し口には商品が見えている。それを嬉しそうに受け取った後、右隣へ移動した。一発では獲れずに悔しがった後、3発目で獲得した。夏樹がホクホク顔になり、カウンターから大きな袋をもらった。それを、絶叫マシーンから降りて来たグループが遠巻きに見ている。
「ゆうとー!」
「なにーー?」
「マジカル少女ミカリンのグッズがあるよ?非売品だってさ」
「どんなのー?」
「これだよ」
「あ……」
それは、ミカリンが使っている、クルクルステッキというものだ。市販されているものは小さい物だが、此処にあるのは実寸大だと表示されている。思わず欲しいと言いかけて、その言葉を飲み込んだ。こん何人目があるところでは言えない。クールな男のイメージが崩れてしまう。やっぱり欲しいと後ろ髪を引かれていると、昨日の放送のことを思い出した。これを使えばいいと思いついた。
「なつきー、これが欲しい!」
「よし、チャレンジするよ~」
「ううん!欲しいものは自分の力で獲りたいんだ。コツを教えてもらえない?」
「もちろんいいよ~。欲しいもの、獲得第1号になるといいね?」
「うん。へへへ……」
夏樹のアドバイスに従ってポジションを取り、狙いを定めた。10枚の百円玉を使ったところで、音楽が鳴り響いた。
「獲れたーっ」
「クルクルステッキか。可愛いデザインだね」
「これを裕理さんに使うんだよ。上手くいくといいけど……」
あとは早瀬に呪文を唱えるだけだ。拒絶されるかもしれないが、思い切ってやることにした。ガチンコでぶつかってやる。
「なつきー?獲れたんだねー?」
「うん。月夜のレンジャーの人形」
「すごいなーー」
「あげるよ。こっちも獲れたんだよ~」
「うひぇー?さっきやり始めたよね?両替機に行ったじゃん……う」
夏樹の手元には、大袋のお菓子と人形がある。ポケットからは、100円玉が8枚出てきた。両方とも一発で獲得できたということだ。店内の表示を見ても、サービスデーのようなことは出ていないのに。
さらに目を疑うような光景に遭遇した。夏樹が移動したクレーン機でも、あっさりと商品を獲得した。長方形のお菓子の箱が6つ並んでいる。シャベルで倒す仕組みだが、一度に2つも落とした。
チャラララ~~~
ガタガタン……。
取り出し口には商品が見えている。それを嬉しそうに受け取った後、右隣へ移動した。一発では獲れずに悔しがった後、3発目で獲得した。夏樹がホクホク顔になり、カウンターから大きな袋をもらった。それを、絶叫マシーンから降りて来たグループが遠巻きに見ている。
「ゆうとー!」
「なにーー?」
「マジカル少女ミカリンのグッズがあるよ?非売品だってさ」
「どんなのー?」
「これだよ」
「あ……」
それは、ミカリンが使っている、クルクルステッキというものだ。市販されているものは小さい物だが、此処にあるのは実寸大だと表示されている。思わず欲しいと言いかけて、その言葉を飲み込んだ。こん何人目があるところでは言えない。クールな男のイメージが崩れてしまう。やっぱり欲しいと後ろ髪を引かれていると、昨日の放送のことを思い出した。これを使えばいいと思いついた。
「なつきー、これが欲しい!」
「よし、チャレンジするよ~」
「ううん!欲しいものは自分の力で獲りたいんだ。コツを教えてもらえない?」
「もちろんいいよ~。欲しいもの、獲得第1号になるといいね?」
「うん。へへへ……」
夏樹のアドバイスに従ってポジションを取り、狙いを定めた。10枚の百円玉を使ったところで、音楽が鳴り響いた。
「獲れたーっ」
「クルクルステッキか。可愛いデザインだね」
「これを裕理さんに使うんだよ。上手くいくといいけど……」
あとは早瀬に呪文を唱えるだけだ。拒絶されるかもしれないが、思い切ってやることにした。ガチンコでぶつかってやる。
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