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久弥がコラボするのは羽音さんがラストだと思っていたファンや、音楽関係の人達は多い。羽音さんは俺や悠人とも交流があり、テレビでも共演した。なるほどと納得された。そして、ラストコラボが誰なのかは伏せられてきた。
発売計画や収録に向けての練習が進められている。これでいつでも発表できる段階になった。いざ発表されると、全く知らない社長が登場し、戸惑いと笑いが起きるかも知れない。あれは誰なんだ?と。
今回でいえば、もしも起きるとすればだが、聡太郎への風当たりが消えそうだ。かえって目立つのでは?と聞くと、その反対でいい結果になるだろうと、IKUが予測している。これらの話をした後、一貴さんが納得したと、感慨深そうにしている。
「メンバーチェンジしたからといって、同じような代わりを務めるものじゃないだろう?そう受け取るのは自然だろうが……。新メンバーのパートナーが図々しい社長だった。久弥さんが気が合うからコラボした。聡太郎君は真面目そうな人なのになーって。見てもらうのはステージだ。……いい流れだ」
「……うん。伊吹お兄ちゃん、そこまで計算したんだよ。久弥の活動にインパクトを持たせられるし。それに……」
一時は騒がしいとは思う。黒崎がこう話していた。ブロッコリーの業績アップへ繋がるかといえば、そうではないらしい。マイナスに受け取られるのは間違いない。あくまでも一緒に仕事をやっていない人からのものだ。
「……なるほど。圭一の言うことは、自然な考え方だ。すぐに別の対象を見つけるものだよ。要はネガティブな流れを逸らせる目的だ。……伊吹君に妬きそうだ」
「カズさーーん、悪い癖はやめてよー?」
「ああーー、しまった!うっかり口に出した……」
「あの時の島川社長は居なくなったよねえ。伊吹お兄ちゃん、喜んでいたけど」
一貴さんが伊吹の手腕に嫉妬した結果、取引先へ圧力めいたものをかけてしまったことがある。ブロッコリーの方は企業間でいい関係を保っていたから影響が少なくて、あの島川社長に嫉妬された若き経営者として、業界内外で名前が広まった。
その結果、ワタベ電機の社長の耳に入り、会食に誘われた。二回目で気に入られて、さらに良い評判が流れたという、わらしべ長者のような道が広がった。一貴さんのことは、最初から恨んでいないし、嫉妬されたことに喜んでいたのが真実だ。
「ああ、伊吹君には迷惑をかけた。もう嫉妬をして妨害しない。やり返されるのが怖い人だ。……悠人君、叱らないでくれ!誰にも意地悪をしていないし、なるべく提携を結んで、一緒にやってくスタイルを取った。……今の俺は苛められてばかりだ」
ため息をついているわりには笑っている。ハンドルを切り、小さめの通りへ車線変更した。どこかで見たことがあると思っていると、お馴染みの湾沿いの道へ入った。シャルロットキッチンや、コンサートホールも見えて来た。ルートが違うだけで、新鮮な気分になった。
発売計画や収録に向けての練習が進められている。これでいつでも発表できる段階になった。いざ発表されると、全く知らない社長が登場し、戸惑いと笑いが起きるかも知れない。あれは誰なんだ?と。
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「メンバーチェンジしたからといって、同じような代わりを務めるものじゃないだろう?そう受け取るのは自然だろうが……。新メンバーのパートナーが図々しい社長だった。久弥さんが気が合うからコラボした。聡太郎君は真面目そうな人なのになーって。見てもらうのはステージだ。……いい流れだ」
「……うん。伊吹お兄ちゃん、そこまで計算したんだよ。久弥の活動にインパクトを持たせられるし。それに……」
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「……なるほど。圭一の言うことは、自然な考え方だ。すぐに別の対象を見つけるものだよ。要はネガティブな流れを逸らせる目的だ。……伊吹君に妬きそうだ」
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一貴さんが伊吹の手腕に嫉妬した結果、取引先へ圧力めいたものをかけてしまったことがある。ブロッコリーの方は企業間でいい関係を保っていたから影響が少なくて、あの島川社長に嫉妬された若き経営者として、業界内外で名前が広まった。
その結果、ワタベ電機の社長の耳に入り、会食に誘われた。二回目で気に入られて、さらに良い評判が流れたという、わらしべ長者のような道が広がった。一貴さんのことは、最初から恨んでいないし、嫉妬されたことに喜んでいたのが真実だ。
「ああ、伊吹君には迷惑をかけた。もう嫉妬をして妨害しない。やり返されるのが怖い人だ。……悠人君、叱らないでくれ!誰にも意地悪をしていないし、なるべく提携を結んで、一緒にやってくスタイルを取った。……今の俺は苛められてばかりだ」
ため息をついているわりには笑っている。ハンドルを切り、小さめの通りへ車線変更した。どこかで見たことがあると思っていると、お馴染みの湾沿いの道へ入った。シャルロットキッチンや、コンサートホールも見えて来た。ルートが違うだけで、新鮮な気分になった。
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