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17時半。
控え室で着替えとヘアメイクを済ませた。これから打ち上げ会に出る。司会者からの開始アナウンスが流れている。遠藤さんや制作会社の代表がステージに控えている。自分たちも2人の後で挨拶を行う。短いスピーチをやるから、2週間前に用意した。
「長谷部さんが付き添う。俺と圭一さんは客席に行くからね」
「うん。頑張ってくるよ」
「よーーし!」
俺たちを呼ぶ声が近づいた。そばにいる早瀬から頬にキスをされた。こんな大勢の前だが、今は感謝したいぐらいだ。それだけ緊張している。
ザワザワ……。
(よし……!俺は男だ!)
ステージに向かっている間、次々に応援の言葉が掛けられている。頭の中がステージモードに切り替わった。気合いを入れていると、長谷部さんが夏樹に話しかけていた。倒れたことを悔やんでいるからだ。それは俺も同じなのに。しかも、夏樹は全ての撮影終了後だった。夏樹の気迫に押されて、スタッフが5人倒れている。みんな同じだと長谷部さんが言った。
「リラックスしてステージに出てね。倒れても大丈夫だから」
「すみません……」
「……ほらー。みんなが見ているわよ?……あの子が5人斬り!っていう意味よ。お疲れ様でーーす」
「……お疲れ様です!!」
「……黒崎さん!久田さん!」
「わあ~~」
「ほらね?」
夏樹がスタッフさん達からキラキラした笑顔を向けられている。スゴイことをした大型新人へのものだ。その反対に、俺にはフレンドリーな声が掛けられている。おまけに手まで振られている。ニックネームつきで。
「ヒイイイ君!がんばれよーー!」
「ありがとうございまーーす!」
「ヒイイイ君!ちゃんと食べてきたー?」
「朝から味噌汁しか飲んでいませーん!」
これは本当のことだ。昨夜もロクに食べていないが、不思議と空腹を感じない。ステージの後で、リバウンドが来たかのように食欲が出るはずだからと、早瀬が食べ物を用意してくれている。俺は何の生き物だろう?
控え室で着替えとヘアメイクを済ませた。これから打ち上げ会に出る。司会者からの開始アナウンスが流れている。遠藤さんや制作会社の代表がステージに控えている。自分たちも2人の後で挨拶を行う。短いスピーチをやるから、2週間前に用意した。
「長谷部さんが付き添う。俺と圭一さんは客席に行くからね」
「うん。頑張ってくるよ」
「よーーし!」
俺たちを呼ぶ声が近づいた。そばにいる早瀬から頬にキスをされた。こんな大勢の前だが、今は感謝したいぐらいだ。それだけ緊張している。
ザワザワ……。
(よし……!俺は男だ!)
ステージに向かっている間、次々に応援の言葉が掛けられている。頭の中がステージモードに切り替わった。気合いを入れていると、長谷部さんが夏樹に話しかけていた。倒れたことを悔やんでいるからだ。それは俺も同じなのに。しかも、夏樹は全ての撮影終了後だった。夏樹の気迫に押されて、スタッフが5人倒れている。みんな同じだと長谷部さんが言った。
「リラックスしてステージに出てね。倒れても大丈夫だから」
「すみません……」
「……ほらー。みんなが見ているわよ?……あの子が5人斬り!っていう意味よ。お疲れ様でーーす」
「……お疲れ様です!!」
「……黒崎さん!久田さん!」
「わあ~~」
「ほらね?」
夏樹がスタッフさん達からキラキラした笑顔を向けられている。スゴイことをした大型新人へのものだ。その反対に、俺にはフレンドリーな声が掛けられている。おまけに手まで振られている。ニックネームつきで。
「ヒイイイ君!がんばれよーー!」
「ありがとうございまーーす!」
「ヒイイイ君!ちゃんと食べてきたー?」
「朝から味噌汁しか飲んでいませーん!」
これは本当のことだ。昨夜もロクに食べていないが、不思議と空腹を感じない。ステージの後で、リバウンドが来たかのように食欲が出るはずだからと、早瀬が食べ物を用意してくれている。俺は何の生き物だろう?
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