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午前中、桐生部長は部門長会議に出席していた。
俺は空っぽのデスクを見ながら、少しほっとしていた。
何しろ金曜日から月曜の朝まで、ずっと一緒だったんだ。
――それは、とろとろに甘やかされた時間で……嫌じゃなかったけど。
でもやっぱり、一人になって落ち着きたい。
彼と一緒にいると、最高級のダウンに沈み込んだみたいに、思考がストップしてしまうから。
正午になって、営業メンバーがランチに席を立つ中。俺はそのままデスクに残った。
朝からホテルのブレックファストを食べて満腹だったし(卵が二個もついていた!)
気持ちを整理したかったからだ。
彼は発情暴走のときよりも前に、俺のフェロモンを知っているような口ぶりだった。
もしかして、混乱していないのか?
もっと前から、俺のことを……?
――怖い、期待してしまいそうで。
彼の優しい指や、情熱的な愛撫や……独占欲丸出しの言葉とか……。
思い出すだけで、指先がチリチリするほど、体中の血が熱くなる。
でも、もし正気に戻って『違う』と言われたら?
今の自分を鑑みると、『そんな』期待をしてしまうのが恥ずかしくなってくる。
俺はため息をつきながら、PCで今朝まで滞在していたホテル名を検索した。
あのホテル、やはりかなり高級だ。
手が震えてしまうが、まずは一番安い部屋をクリックしてみた。
「……いち、じゅう、ひゃく、せん……」
つい何度も桁を数えてしまう。
一番安い部屋ですら、一泊10万円。一万円でも高いのに……その十倍の値段だ。
嫌な予感がして、マウスを持つ手が汗ばむ。
俺たちが泊まったのは、こんな狭い部屋じゃない。リビングがあって、角部屋で……東京タワーが目の前に見えていた。
恐る恐る『スイート』のタブをクリックする。
画面に現れたのは、見覚えのあるシックなインテリアと、圧倒的な夜景の写真。
そして、その下に書かれた数字。
「……よんじゅう……ごまん……?」
一泊、450,000円~。
目の前が真っ暗になった。
三泊したから……え、ひゃくさんじゅうまん……?
俺のボーナスなんて目じゃない金額が、たった三日で消えたことになる。
こんな高級な場所で、俺はあられもない姿で鳴いて、中に出してとねだったのか。
恥ずかしさと申し訳なさで、胃がひっくり返りそうだ。俺なんかが、関わっていい人じゃない。
「……気に入ったか?」
不意に、背後から低い声が降ってきた。
心臓が……口から飛び出るかと思った。
いつの間に戻ってきていたのか、桐生部長が俺のデスクのすぐ後ろに立っていた。
耳に顔を近づけて「お前が気に入ったなら、いつでも予約するぞ」と囁かれた。
その後ろには、ランチから戻った瀬名や日野たちの姿もあるのに。
「え、あ……ぶ、部長……」
桐生部長の横から、瀬名がひょいと顔を覗き込んできた。
「あっ、ここ、プロポーズ・スイートじゃないですか」
「え……?」
聞き捨てならない単語に、俺は動きを止めた。瀬名は興奮気味に画面を指さした。
「このホテル、都内最高クラスで、しかもコーナースイートがロマンチックだから、ここでプロポーズする人が多いんだって。SNSでも有名ですよ」
「そ、そうなんだ……」
「へぇ、一泊四十万かぁ。すごいなぁ」
瀬名は金額を見て、ため息交じりに言った。
「ここまで高いと、もう『本命』じゃないと連れて行かないですよね。プロポーズするような相手じゃないと、こんな金額出せませんもん。ま、牧田さんはいくら見ても、こんなところでプロポーズしてくれる彼氏なんて無理ですけどね」
「な、なんだよ。見るくらいいいじゃないか」
金、土、日とここで三泊して、食事はずっとルームサービス。
あーんで食べさせられながら、ずっとベッドから出してもらえなかったなんて……言えない。
桐生部長はふっと短く笑っただけだった。
「……ほら、休憩は終わりだ。仕事に戻れ」
部長の一声で、瀬名たちは「はーい」と自分のデスク散っていった。
彼らがパソコンに向かい始めたのを見て、部長は自分のデスクに資料を置いた。
そして、まだ強張っている俺の方へ向き直る。
「じゃあ俺は昼飯に行ってくる。牧田も来るか? 食べてないだろう」
「お……俺は、胸……いやお腹がいっぱい……なので」
慌てて断ると、彼は「そうか」と短く言って、フロアの自動ドアから出ていった。
周りは賑やかなのに、俺はまだ仕事をする気になれずに、熱い頬を両手で包み込んだ。
――本命じゃないと無理。
瀬名の無邪気な言葉が、耳の奥でリフレインする。
あんなホテル、混乱しているのに予約するだろうか。。
だとしたら、彼は……。
ドクン、と胸の奥が音を立てた。
そのとき。手元のPCから、ピン、と硬質な通知音が鳴った。
社内チャットだ。
画面の右下にポップアップが出ている。
『送信者:桐生 晃(エンタープライズ事業本部)』
心臓が止まるかと思った。
慌てて周囲を見回し、誰も背後にいないことを確認してメッセージを開く。
そこには、短い一文だけが表示されていた。
《kiryuu:顔、赤いぞ》
「ひゃっ……!?」
変な声が出て、慌てて口を押さえる。
画面の向こうで、彼がニヤリと笑っているのが目に見えるようだ。
――全部、見透かされている。
俺が値段を見て青くなっていたことも。
今、「本命」という言葉に赤くなっていることも。
隣のオープンスペースから日野と瀬名の打合せが聞こえてきた。
顧客について話している、事務的なトーンの声。
俺は熱を持った指先で、画面の文字をそっとなぞった。
オフィスでの秘密のやりとり。
それがこんなに、甘くて刺激的だなんて知らなかった。
俺は空っぽのデスクを見ながら、少しほっとしていた。
何しろ金曜日から月曜の朝まで、ずっと一緒だったんだ。
――それは、とろとろに甘やかされた時間で……嫌じゃなかったけど。
でもやっぱり、一人になって落ち着きたい。
彼と一緒にいると、最高級のダウンに沈み込んだみたいに、思考がストップしてしまうから。
正午になって、営業メンバーがランチに席を立つ中。俺はそのままデスクに残った。
朝からホテルのブレックファストを食べて満腹だったし(卵が二個もついていた!)
気持ちを整理したかったからだ。
彼は発情暴走のときよりも前に、俺のフェロモンを知っているような口ぶりだった。
もしかして、混乱していないのか?
もっと前から、俺のことを……?
――怖い、期待してしまいそうで。
彼の優しい指や、情熱的な愛撫や……独占欲丸出しの言葉とか……。
思い出すだけで、指先がチリチリするほど、体中の血が熱くなる。
でも、もし正気に戻って『違う』と言われたら?
今の自分を鑑みると、『そんな』期待をしてしまうのが恥ずかしくなってくる。
俺はため息をつきながら、PCで今朝まで滞在していたホテル名を検索した。
あのホテル、やはりかなり高級だ。
手が震えてしまうが、まずは一番安い部屋をクリックしてみた。
「……いち、じゅう、ひゃく、せん……」
つい何度も桁を数えてしまう。
一番安い部屋ですら、一泊10万円。一万円でも高いのに……その十倍の値段だ。
嫌な予感がして、マウスを持つ手が汗ばむ。
俺たちが泊まったのは、こんな狭い部屋じゃない。リビングがあって、角部屋で……東京タワーが目の前に見えていた。
恐る恐る『スイート』のタブをクリックする。
画面に現れたのは、見覚えのあるシックなインテリアと、圧倒的な夜景の写真。
そして、その下に書かれた数字。
「……よんじゅう……ごまん……?」
一泊、450,000円~。
目の前が真っ暗になった。
三泊したから……え、ひゃくさんじゅうまん……?
俺のボーナスなんて目じゃない金額が、たった三日で消えたことになる。
こんな高級な場所で、俺はあられもない姿で鳴いて、中に出してとねだったのか。
恥ずかしさと申し訳なさで、胃がひっくり返りそうだ。俺なんかが、関わっていい人じゃない。
「……気に入ったか?」
不意に、背後から低い声が降ってきた。
心臓が……口から飛び出るかと思った。
いつの間に戻ってきていたのか、桐生部長が俺のデスクのすぐ後ろに立っていた。
耳に顔を近づけて「お前が気に入ったなら、いつでも予約するぞ」と囁かれた。
その後ろには、ランチから戻った瀬名や日野たちの姿もあるのに。
「え、あ……ぶ、部長……」
桐生部長の横から、瀬名がひょいと顔を覗き込んできた。
「あっ、ここ、プロポーズ・スイートじゃないですか」
「え……?」
聞き捨てならない単語に、俺は動きを止めた。瀬名は興奮気味に画面を指さした。
「このホテル、都内最高クラスで、しかもコーナースイートがロマンチックだから、ここでプロポーズする人が多いんだって。SNSでも有名ですよ」
「そ、そうなんだ……」
「へぇ、一泊四十万かぁ。すごいなぁ」
瀬名は金額を見て、ため息交じりに言った。
「ここまで高いと、もう『本命』じゃないと連れて行かないですよね。プロポーズするような相手じゃないと、こんな金額出せませんもん。ま、牧田さんはいくら見ても、こんなところでプロポーズしてくれる彼氏なんて無理ですけどね」
「な、なんだよ。見るくらいいいじゃないか」
金、土、日とここで三泊して、食事はずっとルームサービス。
あーんで食べさせられながら、ずっとベッドから出してもらえなかったなんて……言えない。
桐生部長はふっと短く笑っただけだった。
「……ほら、休憩は終わりだ。仕事に戻れ」
部長の一声で、瀬名たちは「はーい」と自分のデスク散っていった。
彼らがパソコンに向かい始めたのを見て、部長は自分のデスクに資料を置いた。
そして、まだ強張っている俺の方へ向き直る。
「じゃあ俺は昼飯に行ってくる。牧田も来るか? 食べてないだろう」
「お……俺は、胸……いやお腹がいっぱい……なので」
慌てて断ると、彼は「そうか」と短く言って、フロアの自動ドアから出ていった。
周りは賑やかなのに、俺はまだ仕事をする気になれずに、熱い頬を両手で包み込んだ。
――本命じゃないと無理。
瀬名の無邪気な言葉が、耳の奥でリフレインする。
あんなホテル、混乱しているのに予約するだろうか。。
だとしたら、彼は……。
ドクン、と胸の奥が音を立てた。
そのとき。手元のPCから、ピン、と硬質な通知音が鳴った。
社内チャットだ。
画面の右下にポップアップが出ている。
『送信者:桐生 晃(エンタープライズ事業本部)』
心臓が止まるかと思った。
慌てて周囲を見回し、誰も背後にいないことを確認してメッセージを開く。
そこには、短い一文だけが表示されていた。
《kiryuu:顔、赤いぞ》
「ひゃっ……!?」
変な声が出て、慌てて口を押さえる。
画面の向こうで、彼がニヤリと笑っているのが目に見えるようだ。
――全部、見透かされている。
俺が値段を見て青くなっていたことも。
今、「本命」という言葉に赤くなっていることも。
隣のオープンスペースから日野と瀬名の打合せが聞こえてきた。
顧客について話している、事務的なトーンの声。
俺は熱を持った指先で、画面の文字をそっとなぞった。
オフィスでの秘密のやりとり。
それがこんなに、甘くて刺激的だなんて知らなかった。
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