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続・二章 騒がしい闖入者
4 ヒュムナー
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学生時代の痛々しい自分の立ち振る舞いとか、奴との出会いの記憶。
失われた記憶が繋がってくるにつれ、全身から嫌な汗がどっと噴き出してくる。
(そうだった。こいつって重度のヒュムナーだった)
ヒュムナー。
それは人間族に過剰とも言える熱愛を注ぐ獣人のことをさすスラングだ。
少し説明すると、人間族、別名ヒュム族は、人類の中でも少し特殊な存在だ。
ひとつ。
獣人は獣と名のつくとおり、虎獣人のオレなら虎、ガリュオンなら鷹のように、祖霊たる姿の獣、あるいは魔獣が存在する。
人間族にはそれがいない。
猿が似ているのではないかという話も上がったが、尻尾も体毛もない猿なんていないと猿人族から猛反発があり、その説は早々に棄却されたという。
しかし、祖霊が存在しないなんてこと本当にあるのだろうか。
現代ではまず姿を見ないドラゴンを祖霊に持つ竜人族の例から、ヒュム族の祖霊種は遠い昔に絶滅してしまったというのが現在最も有力な説だ。
もう一つ。
より重要な、人間族が人間と呼ばれる所以。
獣人は普通、犬人と狼人のような近縁種でない限り混血児というものは産まれない。
ちょっと例えが気持ち悪いが、虎獣人と鷹獣人がくっついて子供を作ったとしたら、産まれてくるのは虎獣人か鷹獣人であり、両者の特徴を受け継いだ混血児というのは普通は産まれてこないんだ。
しかし人間と獣人の間には、亜人または亜獣人と呼ばれる人間と獣人の両方の特徴を持った混血児が生まれてくる事がある。
獣の特徴を持たず、それなのに全ての獣人と近縁種の人族。
だからヒュム族は種族名に獣の名が入らず、「中間の人族」、人間族と呼ばれるようになった。
そんな成り立ちから、他種族交流が盛んになった現在でも獣人と人間は同じ人類の中で一線を引かれている。
街でも、人間族は人間族の多い土地や人間族だけの街に住むのを好む傾向があり、閉鎖的な印象から『ハダカザル』、『祖霊なし』、『神無し人』等々の蔑称で呼ぶ人たちもいるという。
ただ、それはほんの少数派。
ほとんどは人間族に特別な感情は持っていないか、その姿に獣人にはない神秘性や愛くるしさ、もしくは不思議な親近感を見出す者が多い。
オレもルーを見たときそうだった。
そこから一歩踏み外して過剰な熱愛、というか性癖に目覚めた奴ら。
それがヒュムナーだ。
朗らかな笑顔でルーを見つめるガリュオンに、オレは奴との学園生活を思い出していく。
最初の印象はお互いに最悪。
ガリュオンはオレのことを暴力的だなんだと非難して、オレはそんな野次を五月蠅く思いつつも、構っている暇があるなら鍛錬に時間を使いたくて全て無視。
すると、徐々に奴の言葉はオレへの非難ではなく、人間族の素晴らしさを語る言葉に変わっていった。
今頃になって理解する。
たとえ人間族が好きだったとしても、隣で過剰な愛を語られては誰しも静かに離れていく。
そんな中で無視を決め込んでいたオレだけが、去らずにずっと奴の話を聞いていた。
内容なんてまるで聞いてなかったが、面倒だからと適当な相槌を返していたのも不味かったんだろう。
きっと奴の中では勝手に、オレは共通の趣味を持つ同志になっていたのだ。
久しぶりに再会したとき、なぜあんなにもガリュオンが必死だったのか。
自分と同じように人間族に熱狂的な好意を寄せていて、素行の悪さを噂されていて、魔術を使えない男が魔術ギルドから、人間族の子供を連れて出てきた。
奴の目から見れば、その後の凶行はほぼ確信だったのだろう。
そして誤解が解けた今、奴は自分の理解者の前で、心置きなく愛しい種族の姿をその目に焼き付けている……
(い、嫌すぎる……)
この街も多分に漏れず、人間族の姿は珍しい。
ガリュオンが飛びつくのも当然だろう。
ルーは自分のティーカップを両手で抱え、ふーふーと息をかけては口をつけ、アチッと口を離してはまた息を吹きかけるを繰り返している。
その一挙手一投足を生温かい目で見守っているガリュオン。
奴が手を出してきたなら遠慮なくぶっ飛ばすところだが、奴はただ眺めているだけ。
それでも、恋人がよその男に変な目で見つめられているのは気持ちのいい物じゃない。
一刻も早くこの場を離れたい。
しかし、不自然なやり取りをして連れ出してはまたあらぬ誤解を招くかもしれない。
そうなればこの変態は、愛しい種族を自分が守るという大義を掲げ、監視するためにオレたちをつけまわすだろう。
そうなったら最悪だ。
ルーはヒュムナーなんて言葉も知らないだろうし……どう言えばこの男の危険性を伝えられる?
「そういえば、ルー殿。失礼を重ねるのを承知で聞くのですが」
「あ、はい。なんでしょう?」
オレが頭をフル回転させていると、ガリュオンが口を開く。
会話が再開され、熱い紅茶と格闘していたルーはカップをテーブルに戻した。
「ルー殿のお体は、ヒュム族として一般的なのでしょうか?」
「ヒュム……? ああ、人間族のことですね。
一般的、と言いますと?」
「我輩の知識にあるヒュム族に比べて、ルー殿は何というか……率直に言えば幼い姿をしておられる。それは両親からの遺伝的なものなのか、と思いまして」
「ああ、それは―――」
ルーは、オレと初めて会った時と同じ説明を繰り返す。
成長を進める呪印をつけるはずが術式を間違えて成長を止める呪印になっていたために子供の姿から成長できなくなってしまった。
呪印の本当の効果を誤魔化す、いつもの決まり文句だ。
本当の効果を知るオレは、黙って聞き流しながらコーヒーをすする。
一刻も早く、そしてごく自然に、この場を離れる方法を模索しながら。
「なるほどそれは……苦労されたのですね。
いやそれにしても呪印とは。新術式の件もありますし、奇妙な偶然ですなぁ」
ピクッ、とルーの顔が一瞬ひきつる。
「"集魔"でしたっけ。新しい術式の登録なんて何年ぶりでしょうね」
「ああいや、そちらではなくて」
「?」
「新しい肉体変化の呪印が開発中と言う噂がありまして。なんでも、"受胎"の印だとかなんとか」
オレは口に含んだ黒い湯を思いっきり噴き出した。
なんて言った? "受胎"?
こんな短い間に"集魔"以外にも登録される術式があるってのか?
「何をするであるウォルサム!」
「す、すまん」
「……ガリュオンさん。そのお話、もう少し詳しく教えていただけますか?」
横を見ると、ルーは明らかに強張った笑顔を張り付けて静かに震えていた。
オレはガリュオンに軽く謝罪して、備え付けのペーパーを使わせてもらいテーブルを拭く。
ガリュオンの話によると、とある魔導書に乗っていた古代の呪術が再現できる可能性が出てきたというのだ。
ものすごく聞き覚えのあるその内容は、『男の体でも妊娠出産が可能になる』と言うもの。
それが記載された呪術書の名前は、古代呪術大全と言った。
「呪術を知らない者は印象だけで勘違いしがちであるが、呪術とは魔力を使い果たせば効果が消えてしまう程度のもの。
いかに精密な、形だけでなく臓器の機能まで再現する呪印が完成したとて、魔力が尽きれば術は解けて肉体は元の姿かたちに戻ってしまう。
それで生殖能力を再現するなど、よほど危険な術か、夢物語にしか思えませんな。
まあ、出所が古代魔術大全と言うあたり信憑性ははなはだ疑わしいものですが、誰が言い出したのか、妙に噂が広がっているのでありますよ」
「おかしな話ですね」
「いやまったく。
ルー殿の姿と年齢を聞いたとき、ふと頭をよぎりましてな。
しかして、体が変化しなくなったのと、体を変化させ続けるのとでは根本的に話が真逆。
思い過ごしで失礼なことを聞いてしまい、申し訳ない」
「いえいえ」
ルーは必死に顔を笑顔の形を保っているが、ピクッピクッとこめかみが震えている。
オレは残りのコーヒーをズズズと啜った。
「そもそも魔導開拓期の時代でもあるまいし、新しい術式が発表されたばかりなのにまた新術式など早すぎるというものですよ。そんなに簡単に新しい術式が見つかるのであれば、みな魔術師など辞めて呪術師に転身するでしょう。
ただ、どうにも妙な噂が出回るもんでしてな。
そんな矢先に子供を連れた不審人物を見かければ、誰しも悪い想像をするというもの。
そういうわけなのだウォルサム。許してくれよ」
「お前またサラッと無礼なこと言ったな?
しかも100%お前の勘違いってことじゃねぇか。許してやる要素がどこにあるんだ」
「ハッハッハ」
「……ウォル君」
ギギギ、とルーは笑顔に固まった顔をこちらに向ける。
言葉にしなくても言わんとすることは伝わった。
オレは無言でルーの目を見て頷く。
「ガリュオンさん、俺たちちょっと行くところが出来たのでこれで失礼します」
「そういうわけで、またなガリュオン」
「え……な、なんで? 我輩、何かまずいことをしたであるか?」
「いえ、ちょっと急用が入っただけです。それじゃあ」
ぺこりとルーは一礼し、オレも軽く頭を下げて手を振る。
内心、オレはガリュオンが自分からこの場を切り上げるような情報を出してくれたことに感謝していた。
ほとんど中身の減っていない紅茶と飲み終わったコーヒーのカップと代金をテーブルに残し、オレたちは店を出る。
行き先は、魔導学術院だ。
失われた記憶が繋がってくるにつれ、全身から嫌な汗がどっと噴き出してくる。
(そうだった。こいつって重度のヒュムナーだった)
ヒュムナー。
それは人間族に過剰とも言える熱愛を注ぐ獣人のことをさすスラングだ。
少し説明すると、人間族、別名ヒュム族は、人類の中でも少し特殊な存在だ。
ひとつ。
獣人は獣と名のつくとおり、虎獣人のオレなら虎、ガリュオンなら鷹のように、祖霊たる姿の獣、あるいは魔獣が存在する。
人間族にはそれがいない。
猿が似ているのではないかという話も上がったが、尻尾も体毛もない猿なんていないと猿人族から猛反発があり、その説は早々に棄却されたという。
しかし、祖霊が存在しないなんてこと本当にあるのだろうか。
現代ではまず姿を見ないドラゴンを祖霊に持つ竜人族の例から、ヒュム族の祖霊種は遠い昔に絶滅してしまったというのが現在最も有力な説だ。
もう一つ。
より重要な、人間族が人間と呼ばれる所以。
獣人は普通、犬人と狼人のような近縁種でない限り混血児というものは産まれない。
ちょっと例えが気持ち悪いが、虎獣人と鷹獣人がくっついて子供を作ったとしたら、産まれてくるのは虎獣人か鷹獣人であり、両者の特徴を受け継いだ混血児というのは普通は産まれてこないんだ。
しかし人間と獣人の間には、亜人または亜獣人と呼ばれる人間と獣人の両方の特徴を持った混血児が生まれてくる事がある。
獣の特徴を持たず、それなのに全ての獣人と近縁種の人族。
だからヒュム族は種族名に獣の名が入らず、「中間の人族」、人間族と呼ばれるようになった。
そんな成り立ちから、他種族交流が盛んになった現在でも獣人と人間は同じ人類の中で一線を引かれている。
街でも、人間族は人間族の多い土地や人間族だけの街に住むのを好む傾向があり、閉鎖的な印象から『ハダカザル』、『祖霊なし』、『神無し人』等々の蔑称で呼ぶ人たちもいるという。
ただ、それはほんの少数派。
ほとんどは人間族に特別な感情は持っていないか、その姿に獣人にはない神秘性や愛くるしさ、もしくは不思議な親近感を見出す者が多い。
オレもルーを見たときそうだった。
そこから一歩踏み外して過剰な熱愛、というか性癖に目覚めた奴ら。
それがヒュムナーだ。
朗らかな笑顔でルーを見つめるガリュオンに、オレは奴との学園生活を思い出していく。
最初の印象はお互いに最悪。
ガリュオンはオレのことを暴力的だなんだと非難して、オレはそんな野次を五月蠅く思いつつも、構っている暇があるなら鍛錬に時間を使いたくて全て無視。
すると、徐々に奴の言葉はオレへの非難ではなく、人間族の素晴らしさを語る言葉に変わっていった。
今頃になって理解する。
たとえ人間族が好きだったとしても、隣で過剰な愛を語られては誰しも静かに離れていく。
そんな中で無視を決め込んでいたオレだけが、去らずにずっと奴の話を聞いていた。
内容なんてまるで聞いてなかったが、面倒だからと適当な相槌を返していたのも不味かったんだろう。
きっと奴の中では勝手に、オレは共通の趣味を持つ同志になっていたのだ。
久しぶりに再会したとき、なぜあんなにもガリュオンが必死だったのか。
自分と同じように人間族に熱狂的な好意を寄せていて、素行の悪さを噂されていて、魔術を使えない男が魔術ギルドから、人間族の子供を連れて出てきた。
奴の目から見れば、その後の凶行はほぼ確信だったのだろう。
そして誤解が解けた今、奴は自分の理解者の前で、心置きなく愛しい種族の姿をその目に焼き付けている……
(い、嫌すぎる……)
この街も多分に漏れず、人間族の姿は珍しい。
ガリュオンが飛びつくのも当然だろう。
ルーは自分のティーカップを両手で抱え、ふーふーと息をかけては口をつけ、アチッと口を離してはまた息を吹きかけるを繰り返している。
その一挙手一投足を生温かい目で見守っているガリュオン。
奴が手を出してきたなら遠慮なくぶっ飛ばすところだが、奴はただ眺めているだけ。
それでも、恋人がよその男に変な目で見つめられているのは気持ちのいい物じゃない。
一刻も早くこの場を離れたい。
しかし、不自然なやり取りをして連れ出してはまたあらぬ誤解を招くかもしれない。
そうなればこの変態は、愛しい種族を自分が守るという大義を掲げ、監視するためにオレたちをつけまわすだろう。
そうなったら最悪だ。
ルーはヒュムナーなんて言葉も知らないだろうし……どう言えばこの男の危険性を伝えられる?
「そういえば、ルー殿。失礼を重ねるのを承知で聞くのですが」
「あ、はい。なんでしょう?」
オレが頭をフル回転させていると、ガリュオンが口を開く。
会話が再開され、熱い紅茶と格闘していたルーはカップをテーブルに戻した。
「ルー殿のお体は、ヒュム族として一般的なのでしょうか?」
「ヒュム……? ああ、人間族のことですね。
一般的、と言いますと?」
「我輩の知識にあるヒュム族に比べて、ルー殿は何というか……率直に言えば幼い姿をしておられる。それは両親からの遺伝的なものなのか、と思いまして」
「ああ、それは―――」
ルーは、オレと初めて会った時と同じ説明を繰り返す。
成長を進める呪印をつけるはずが術式を間違えて成長を止める呪印になっていたために子供の姿から成長できなくなってしまった。
呪印の本当の効果を誤魔化す、いつもの決まり文句だ。
本当の効果を知るオレは、黙って聞き流しながらコーヒーをすする。
一刻も早く、そしてごく自然に、この場を離れる方法を模索しながら。
「なるほどそれは……苦労されたのですね。
いやそれにしても呪印とは。新術式の件もありますし、奇妙な偶然ですなぁ」
ピクッ、とルーの顔が一瞬ひきつる。
「"集魔"でしたっけ。新しい術式の登録なんて何年ぶりでしょうね」
「ああいや、そちらではなくて」
「?」
「新しい肉体変化の呪印が開発中と言う噂がありまして。なんでも、"受胎"の印だとかなんとか」
オレは口に含んだ黒い湯を思いっきり噴き出した。
なんて言った? "受胎"?
こんな短い間に"集魔"以外にも登録される術式があるってのか?
「何をするであるウォルサム!」
「す、すまん」
「……ガリュオンさん。そのお話、もう少し詳しく教えていただけますか?」
横を見ると、ルーは明らかに強張った笑顔を張り付けて静かに震えていた。
オレはガリュオンに軽く謝罪して、備え付けのペーパーを使わせてもらいテーブルを拭く。
ガリュオンの話によると、とある魔導書に乗っていた古代の呪術が再現できる可能性が出てきたというのだ。
ものすごく聞き覚えのあるその内容は、『男の体でも妊娠出産が可能になる』と言うもの。
それが記載された呪術書の名前は、古代呪術大全と言った。
「呪術を知らない者は印象だけで勘違いしがちであるが、呪術とは魔力を使い果たせば効果が消えてしまう程度のもの。
いかに精密な、形だけでなく臓器の機能まで再現する呪印が完成したとて、魔力が尽きれば術は解けて肉体は元の姿かたちに戻ってしまう。
それで生殖能力を再現するなど、よほど危険な術か、夢物語にしか思えませんな。
まあ、出所が古代魔術大全と言うあたり信憑性ははなはだ疑わしいものですが、誰が言い出したのか、妙に噂が広がっているのでありますよ」
「おかしな話ですね」
「いやまったく。
ルー殿の姿と年齢を聞いたとき、ふと頭をよぎりましてな。
しかして、体が変化しなくなったのと、体を変化させ続けるのとでは根本的に話が真逆。
思い過ごしで失礼なことを聞いてしまい、申し訳ない」
「いえいえ」
ルーは必死に顔を笑顔の形を保っているが、ピクッピクッとこめかみが震えている。
オレは残りのコーヒーをズズズと啜った。
「そもそも魔導開拓期の時代でもあるまいし、新しい術式が発表されたばかりなのにまた新術式など早すぎるというものですよ。そんなに簡単に新しい術式が見つかるのであれば、みな魔術師など辞めて呪術師に転身するでしょう。
ただ、どうにも妙な噂が出回るもんでしてな。
そんな矢先に子供を連れた不審人物を見かければ、誰しも悪い想像をするというもの。
そういうわけなのだウォルサム。許してくれよ」
「お前またサラッと無礼なこと言ったな?
しかも100%お前の勘違いってことじゃねぇか。許してやる要素がどこにあるんだ」
「ハッハッハ」
「……ウォル君」
ギギギ、とルーは笑顔に固まった顔をこちらに向ける。
言葉にしなくても言わんとすることは伝わった。
オレは無言でルーの目を見て頷く。
「ガリュオンさん、俺たちちょっと行くところが出来たのでこれで失礼します」
「そういうわけで、またなガリュオン」
「え……な、なんで? 我輩、何かまずいことをしたであるか?」
「いえ、ちょっと急用が入っただけです。それじゃあ」
ぺこりとルーは一礼し、オレも軽く頭を下げて手を振る。
内心、オレはガリュオンが自分からこの場を切り上げるような情報を出してくれたことに感謝していた。
ほとんど中身の減っていない紅茶と飲み終わったコーヒーのカップと代金をテーブルに残し、オレたちは店を出る。
行き先は、魔導学術院だ。
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