恋を教えてくれた君へ

nami

文字の大きさ
上 下
4 / 7

EP 4

しおりを挟む


ふと目を開けると辺りは暗くなっていて、教室には誰も居なくなっていた。

いつの間にか眠ってしまっていたようで、慌てて時計を見ると18:00を指していた。


携帯には母親からの着信。

別に普通の高校生からしたら帰りが遅いというわけではないのだろうが、今日は17:30から毎週見ているアニメの放送日だ。

心配性な母は、欠かさずリアタイしてきた私が帰ってこないので不思議に思ったのだろう。


と思ったのだが、メールで"牛乳買ってきて"の連絡があっただけであった。


ガラーーーー
そんな事を1人で考えていると教室に誰かが入ってきた。



金髪少年だ。



しおりを挟む

処理中です...