71 / 71
08 エピローグ
おしまい
しおりを挟む
――数ヶ月後
「カンカンカンカン。
早く起きろ、白身焼かずに君焼くぞ!」
僕の耳元でそう言ったのはみさきさん。
僕は体を起こすとみさきさんのスカートに手を伸ばす。
「まだ、早いです」
みさきさんは、スカートを押さえて顔を赤らめる。
「下着くらい見せてもらってもいいじゃん」
「ダメです」
「そっか……」
「また、今度です。
さぁ、早く起きないと君焼きますよ?」
「ねぇ、さっきも気になったんだけど……
その君って黄身じゃなく僕のこと?」
「そうです。
君すなわち貴方、すなわち一くんです」
あれから、僕たちは一緒に暮らすことになった。
部屋もたくさんあるしアパートの家賃も勿体無いしってことで一緒に暮らすことになった。
学校になにか言われるかと思ったけど担任がうまくなだめてくれてどうにかなった。
みさきさんが、僕のことが好きかはわからない。
でも、僕の中のジンクス。
僕が好きになった人は別の人としあわせになる。
これは、みさきさんが、ジンクス持ちだから効果がない。
そして、みさきさんのジンクス。
好きになった人は必ず死ぬ。
も、僕には効果がない。
だから、しあわせになってもいいのかな?
僕を刺した人は、美姫と護を刺した犯人だった。
警察に逮捕された。
ただ、未成年だから罪は軽くされる可能性があると言うのがテレビのコメンテーターの見解だった。
だけど、元大物政治家の息子であり、他にも強姦や障害などの余罪が沢山あるためちょっとややこしいことになるとも言っていた。
ただ言えるのは、僕らは極刑を望まない。
死んでもそれが償いにはならないから……
死刑になって罪が終わり!
そんなことで、美姫や護は喜ぶのだろうか?
傷ついた人は救われるのだろうか?
彼らには一生、永久にその罪に苦しんで欲しいと思う。
ただ、あの性格だから罪に苦しんだりはしないんだろうな……
「一くん、ご飯を早く食べましょう!
早くしないと公園がいっぱいになっちゃいますよ!」
みさきさんが、そう言って僕の腕を引っ張る。
なので、僕もみさきさんの体を引っ張る。
みさきさんが、よろけて僕の体に倒れこむ。
「ダメですよ?
まだ早いです」
「ハグもダメ?」
僕の問いにみさきさんは、顔を赤らめます。
「少しだけですからね」
「うん。
大丈夫、ピクニックは逃げはしないから。
このまま、みさきさんのぬくもりを感じていたいな」
「はい。
じゃ、私も一くんの体温を楽しみます」
みさきさんが、そう言って耳もとを赤らめる。
なんだろう、自然に言葉が出る。
「みさきさん。
大好きだよ」
するとみさきさんが、僕の体をぎゅっと抱きしめる。
「私もですよ。
私も好きです」
その言葉だけでしあわせになった。
―おしまい―
「カンカンカンカン。
早く起きろ、白身焼かずに君焼くぞ!」
僕の耳元でそう言ったのはみさきさん。
僕は体を起こすとみさきさんのスカートに手を伸ばす。
「まだ、早いです」
みさきさんは、スカートを押さえて顔を赤らめる。
「下着くらい見せてもらってもいいじゃん」
「ダメです」
「そっか……」
「また、今度です。
さぁ、早く起きないと君焼きますよ?」
「ねぇ、さっきも気になったんだけど……
その君って黄身じゃなく僕のこと?」
「そうです。
君すなわち貴方、すなわち一くんです」
あれから、僕たちは一緒に暮らすことになった。
部屋もたくさんあるしアパートの家賃も勿体無いしってことで一緒に暮らすことになった。
学校になにか言われるかと思ったけど担任がうまくなだめてくれてどうにかなった。
みさきさんが、僕のことが好きかはわからない。
でも、僕の中のジンクス。
僕が好きになった人は別の人としあわせになる。
これは、みさきさんが、ジンクス持ちだから効果がない。
そして、みさきさんのジンクス。
好きになった人は必ず死ぬ。
も、僕には効果がない。
だから、しあわせになってもいいのかな?
僕を刺した人は、美姫と護を刺した犯人だった。
警察に逮捕された。
ただ、未成年だから罪は軽くされる可能性があると言うのがテレビのコメンテーターの見解だった。
だけど、元大物政治家の息子であり、他にも強姦や障害などの余罪が沢山あるためちょっとややこしいことになるとも言っていた。
ただ言えるのは、僕らは極刑を望まない。
死んでもそれが償いにはならないから……
死刑になって罪が終わり!
そんなことで、美姫や護は喜ぶのだろうか?
傷ついた人は救われるのだろうか?
彼らには一生、永久にその罪に苦しんで欲しいと思う。
ただ、あの性格だから罪に苦しんだりはしないんだろうな……
「一くん、ご飯を早く食べましょう!
早くしないと公園がいっぱいになっちゃいますよ!」
みさきさんが、そう言って僕の腕を引っ張る。
なので、僕もみさきさんの体を引っ張る。
みさきさんが、よろけて僕の体に倒れこむ。
「ダメですよ?
まだ早いです」
「ハグもダメ?」
僕の問いにみさきさんは、顔を赤らめます。
「少しだけですからね」
「うん。
大丈夫、ピクニックは逃げはしないから。
このまま、みさきさんのぬくもりを感じていたいな」
「はい。
じゃ、私も一くんの体温を楽しみます」
みさきさんが、そう言って耳もとを赤らめる。
なんだろう、自然に言葉が出る。
「みさきさん。
大好きだよ」
するとみさきさんが、僕の体をぎゅっと抱きしめる。
「私もですよ。
私も好きです」
その言葉だけでしあわせになった。
―おしまい―
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる