if~もう一度君に出会えたなら

はらぺこおねこ。

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待ち合わせの時間は、朝の六時
大学一年の頃だっけ
朝、眠気眼の、深雪を無理矢理起して、この場所に呼び出して

そして、告白したのは
そう言えば、あの時も、怒ってたよな

『私、パジャマなのにいきなり告白なんて、ひどいよ~』

って

俺が余韻に浸っていると、ナイフを振り回している男性に、若い女性が襲われているのが、目の前に入って来た

俺は、何も考えず
その子を助けようと、その男に蹴りを入れると、男は、すぐに逃げて言った

「あの
ありがとうございます」

少女は、照れくさそうに、お礼を言ってくれた。
「いや
気にしなくていいよ
それより、危険だから帰った方がいいよ」

「あ、はい。
では、失礼します。」
少女が走る度に、ポニーテールが上下に揺れたので、印象に残った

俺は、振り替えり、彼女が来るのを待った

すると、川を挟んだ向こう側のベンチに座っている彼女の姿が目に映った

「やばい
向こう側だったのか」

俺は、走って彼女の元に走った

深雪は、俺の姿に気付くと、顔を膨らませながら
「もう、伸二が遅刻するなんて、信じられない」
と、言った。

「早く、早く♪」

と、俺にせがんだ。
無邪気な顔が、可愛くてとても愛しく感じた。

「深雪
俺は、収入面から、今はすぐに、君を幸せにする事は、出来ない
だけど、だけど」

深雪は、うん、うんと相槌を打ちながら、俺の話を聞いてくれた

「だから、三年後。
それまでに君を絶対に幸せにする事を、この指輪に誓います。」

彼女は、俺にもたれ掛かって来た。
俺は、それがOKのサインだと思っていた

だが
彼女の様子が少し、おかしかった

俺は、抱き締めた彼女の手を見ると
真っ赤だった

彼女の足下には、包丁が転がっており
そして、その先には、彼女の血がこびり付いていた

向こうの方で、男が取り押さえられていた
恐らく、先ほどの男だ
彼女は、弱々しい声でこう言った

「『受け取って下さい』は?」

俺は涙を流しながら

「指輪を受けってください」

と言うと

彼女は幸せそうに指を差し出した。
そして、俺は、震えながら、その指に指輪をはめた。
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