いけめんほいほい

はらぺこおねこ。

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Scene04 あおはる

65 あかあおきいろ

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「あかあおきいろのパンツが見たい。
 どの角度なら見れるかなぁ」

真琴が小さく笑う。

「何を突然言い出すんだ?」

百道が驚く。

「噂の桜庭くん!
 ツッコミは鮮やかなんだね!」

真琴がニッコリと笑う。

「なんだ?その笑顔は……」

「桜庭百道!
 君のパンツは何色?」

百道が照れる。

「ウブだね」

「なんだよテメェは」

平吉がそっと百道に近づく。

「ももっちくん。
 遊ぼうよ」

「誰だよももっちくんって」

「平吉くんはどんなパンツ履いてるの?」

平吉はズボンをずらす。

「こんなんだよ」

そしてそれを満が止める。

「おいおいそんなに気安くパンツを見せるな」

そんな満に真琴が目をつける。

「満くんは、どんなパンツを履いているの?」

「人にパンツを聞くときは。
 自分のパンツから語るんだぜ」

満は黙ると思った。
でも真琴は予想に斜め上に行った。

「こんな感じだよ」

真琴はそういってスカートを捲った。

「……」

その日、百道たちの夜は眠れず長かった。
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